JONES SNOWBOARDS SOLUTION 168W-その6【インプレ編】

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使ってまいりました、SOLUTION。
結論から先に申し上げます。

イイデス!!!

乗り味を一言で表現すると「強い」です。

低速時は慣れるまで若干不安定にも感じるくらい回しやすいのですが
スピードが上がり、ボードに荷重が乗ってくると
まさに「噛みつくように」エッジが入ります。
実際乗った感じはとても硬く、しなってエッジを入れる感じではないので
サイドカーブのセッティングが絶妙なんだと思います。
噛みついたあとのレーンチェンジも自由度が高く
目の前で起こる事態への対処能力の高さがすごいです。

つまり、速度域によって、もしくは滑走面と雪面の接触角によって
ボードの向き変えが自由自在。加えて意外にクセがなく
カッ飛び系フリーランが楽しい楽しい!

今回は晴天が続いた圧雪バーンとハードパックされた20cm程度の深雪を主に滑りましたが、
そのどちらでも急斜面での回頭性と、そこからのグリップ力がスゴイです。
状況がシビアになればなるほど安心感を増すセッティングは
まさに山用の道具そのもの。

GENTEMの中でも状況対応力の高いMAXFORCEとも似てるようでまったく違う方向性です。
あくまでも私見ですが
そんなMAXFORCEであっても滑りに趣味性を置くことが何よりGENTEMの特徴だと思われますが
このSOLUTIONには遊びの要素がまったく入っていない、といいますか
「すべきこと、やりたいことがちゃんとできることが楽しいし、それが趣味だ」
といった風情。
どっちが良い悪いではもちろんありませんが
MAXFORCEは軽やか&しなやかに「面」で雪を捕らえるイメージ。
SOLUTIONはがっつり&確実に雪に噛みつくイメージ。
エッジの入り方、入れ方に対する哲学がまったく違います。
TTとの比較を車に喩えてみるならば
TTがポルシェ911だとするなら、SOLUTIONは同じポルシェでもカイエン。
抽象論でスミマセン。
とにかくアクティブ・セーフティ満載ってことです。

Deeperほどのエクスペディションで使えるポテンシャルなのだから
当然と言えば当然ですし、逆に「そこまでしない」と思う方いらっしゃるでしょうが
例えば私レベルの滑り手の場合、
突然口を開けるツリーホールや、ぐさぐさにトラックが入って凍ったバーンなど
かぐらのバックカントリーが充分エクスペディションなわけです。
そういった他の板では積極的に我慢するしかない瞬間に
攻められるポテンシャルがあることの安心感は、私にはデカいです。

懸念していた重さに関しても
朝から滑り倒して夕方に脚に来るといった以外
まったくと言っていいほど気になりません。取り越し苦労。

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登りに関してもまったく問題なし。
ボード自体の硬さというか、剛性感はこの登りのためのものではないでしょうか。
ほとんどスキーと同じと言って過言でなし。

まあ、分かってはいたことですけどクライミングサポートが出しづらいことと
登行時インエッジになるサイドカーブ部分がトラバース時に
雪に食い込ませづらく慣れが必要っていう以外はさして重さも感じませんでしたし、
クライミングスキンを雪面に押しつける感じも申し分なし。
あ、これはあくまでもハードブーツ的に使えるAccubladeとの組合せに関してです。
ソフトブーツにストラップバイディングだとわかりません。
それと組み立ても今回は天気が良かったせいもありますが、
スキーでシールの貼り外しをしている自分にはとくだん手間とらず。

最近にわかに脚光を浴びつつあるスプリット・ボードですが
雑誌等では判で押したように「背中の荷物が軽くて済む」ことを
第一の特徴に挙げられておりますが
今どきスノーシューだってそれほど重くないですし、
クライミングスキンだってこの太さだとそれなりの重量になるので
ほとんどバーターです。
それよりもやはりスノーシューの半分以下の体力で行動できること
それも歩く場所が悪くなればなるほど消耗度合いが軽くなることが
私のような体力なしのオジサマには何よりのメリットであります。

それと、今回気づいたことを。
今回は部下と登ったのですが、部下もAccublade利用者なので
途中スプリットに興味津々の部下のスノーシュー(私のですが)と取り替えてみました。
そこでクライミングスキン初心者の部下を見て気づいたことは
板を持ち上げ気味に一歩を踏み出すということ。
これ、スキー&シールでも同じなのですが、基本「すり足」がラクで速いです。

いやーそれにしてもジェレミー・ジョーンズ様、マイリマシタ・・・
買ってはみたものの・・・と半信半疑だった自分を恥じます。
登りはもちろんのこと、滑りがいいです。
こりゃすんごい。

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テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2011.02.07 | コメント(3) | トラックバック(0) | スノーボード

コメント

いきなりすみません。冬にはかなりの頻度で読ませていてだいている者です。今年、Solutionを買おうかと検討中でして、ひとつ使っている方のご意見を聞いてみたい件があり、質問させていただきました。
いま168wという一番長くそして太いのを使っていらっしゃいますが、これにしたのはどういう狙いからでしょうか?実際に使ってみて、たとえば164のマックスフォースと比べたときの取り回しの難を意識することはありますか?私もかぐら辺りが多いですが、ちょっとツリーランの比率が高めかもしれません。
季節はずれの時期で恐縮です。気が向いたら教えてください。

2011-06-11 土 13:50:20 | URL | 山本 #- [ 編集 ]

いままでバックカントリーで培ってきた経験則から導き出された結論です・・・というのはもちろん嘘で、正直168wにしたのは長くて太い方がパウダーで浮くだろうという単なる刷り込みです。あまりアドバイスにならなくて申し訳ありません。
ただ、Solutionは本気のエクスペディションに耐える設計になっているようで、「Deeper」でもジョーンズさんはあきらかに10kg以上のバックパックを背負っていることから、許容重量は相当に高いと思われます。そう考えると164でも十分だったのかもしれません。ちなみに私は身長178cm、体重72kgです。
取り回しに関しては、私はツリーなどは上手くきれいに抜けることよりも、確実にケガなく抜けることを重視しておりますことを前提に申し上げると、MaxForceよりも乗りやすいです。MaxForceだとほんの少し抜重が遅れて木に一直線・・・なんて怖い思いもしますが、Solutionだとエッジが雪面をとらえる感触が強く、そこからまだコントロールが効きます。
そんなわけで、滑りに確実性を求めるムキにはSolutionおすすめです!

2011-06-12 日 20:21:34 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

ありがとうございます

お返事ありがとうございました。季節柄、ホタルやアジサイのことなどぼけっと考えていましたら、すっかり油断してしまいまして。。お礼が遅くなりました。スミマセン。
本題に入ります。なるほど、168Wでもマックスを上回る操作性をお感じになられたんですね。それはいいですね。わたくしもツリーでは健康体で家に帰るのが目標というレベルなので、その操作性は本当に魅力です。168あれば立山あたりのデカイ山でも気持ち良さそうです。
しかし、最新のネタにあるように163Wというまた魅力的なオプションが。。こ、これは迷います。迷わざるをえません。さらに新しいラインナップもツボ突いてきますね。ホーバークラフトの160ですか。これもまたいちいち所有感くすぐるデザインだこと。。。ジョーンズさん、オーバースペックの美学が産んだ奇怪なラインナップといいますか、これマーケット作りにいってますね。
私的には無理目の美人三人に言い寄られた気分ですので、この際、秋頃まで悶々と狂おしがってみようと思いますー。ありがとうございます!

2011-06-21 火 23:09:31 | URL | 山本 #gKVT9Ep6 [ 編集 ]

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