風立ちぬ

お盆入りした都内は、いつもに較べて閑散としていてとても過ごしやすい。
特に首都高はお盆前に集中的な渋滞に見舞われることもあって、
今日のようにスイスイと走れるとそのコントラストが余計に気持ちイイ。
これくらい気持ち良く流れていれば、720円も惜しくはない。

というわけで、勤務中のランチの友、当ブログもアクセス数がほっそりとして来たので
休み中、家でノンビリされている方のために、
今日、明日と映画の話でもしておこうかと思う。気になったらビデオ店へどうぞ。

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宮崎駿の最後の映画作品と言われる『風立ちぬ』。
さて、どうなでしょう、これ?

宮崎駿自身が書き下ろした漫画が原作らしいのだが、
「アニメーションは子供のためのものである」との理由から
本人はアニメーション化を希望していなかったという話もあるが、
その話の真偽はともかく、少なくとも私はジブリにこういう映画を期待してはいない。

なんというか、そういった配慮に加えて、戦争というナイーブなテーマに対しても
遠慮というかガイドラインが挟まっているように感じられ、
『もののけ姫』は、そういったことも真っ向に受け止めていたと思うので
尚のことこの納め方には釈然とさせられない。

ストーリーも
「いち飛行機好きの求道の話」と、
「その思い入れの強い飛行機が戦争に使われてしまう不条理」と、
「愛する女性が結核に冒され余命数年」の話が、
特に紐づくでもなくバラバラに放置されたまま進んでいってしまい
結果何を言いたいのか、どうにもスッキリしない作品だ。

何か作り手の「迷い」みたいなモノをそのまま放置することで、
観る側に何か化学反応のようなこがを起きることを期待しているかのようで、
庵野秀明を主役の声優に抜擢していることも併せてその放置ぶりはかなり乱暴だ。

私は宮崎駿にさほどの敬意も持たないので、それでどうってこともないのだが、
あの宮崎駿がこの作品で終わるのかと思うと
「マイケル・ジャクソンが幼児虐待の汚名を着せられたまま」とか
「ジダンが頭突きで退場させられてそのまま引退」みたいな
妙な後味の悪さを感じさせる。

つまり、そのことじたいが何かの反骨のメッセージになっているのではないかと
勘ぐってしまいたくなる。のちに「実はがんで余命数年と言われた中で
宮崎は『風立ちぬ』を制作していたんです」とか
Sプロデューサーが会見を開いているところすら想像させられる。

さておき、
そんな巨匠、宮崎駿の最新作でもあるので、もちろん世界中で公開されていて
吹き替え版は主役を
ダークナイトライジング』のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、
そしてその奥さん役を『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラントが
担当しているそうで、やはりそれだけ世界的にも期待される作品なのだ。

それがどうして・・・・・と、思わざるを得ない作品でした。
というわけで、ジブリが嫌いだっていう人は観たら逆に面白いかもしれません。
  

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2014.08.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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