アメリカン・ハッスル

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『ハングオーバー』のブラッドリー・クーパー、
『ダークナイト』のクリスチャン・ベール、
『アベンジャーズ』のジェレミー・レナー、
『マンオブスティール』のエイミー・アダムス、
そして、くどいようだが私的推し女優の『ジェニファー・ローレンス』という
豪華俳優陣が顔を揃えた『アメリカン・ハッスル』。

私的大ヒットだった『世界にひとつのプレイブック』を手がけた
デヴィッド・O・ラッセル監督ということで、その豪華俳優陣以前に
要注目作品でありましたが、『世界にひとつのプレイブック』同様に、
本当にどこにでもいるような愛すべきキャラクターを、その日常を歪ませるほどの
奇っ怪でユニークな存在として描かせたら天下一品の腕前は健在でありました。

内容はこれまた実際にアメリカで起こった収賄事件を題材にした
一見社会派サスペンスでありながら、しかしてその実態は、出て来るヤツが
いちいち特異な性格を見せるキャラクター達で、その奇抜で奇っ怪な登場人物の
心理描写を一人ひとり丁寧に描いた群像劇。
しかも80年代という、今から思えばほんと「どうかしていた」と思えるような
無駄な熱気を帯びた時代性が、この実話をまるで寓話のように見せる。

で、どうかしている主役たちが渡ろうとする“危ない橋"の、その“危うさ"を際立たせる
ためだけにロバート・デ・ニーロがほんのちょい役で顔を出していたりして、
本当になんてことない、チンケな詐欺師の話であるにもかかわらず、
そこに個性派俳優たちを適切に配置することで、目と鼻の先で起こっている事象を
まるで違う惑星での出来事のように魅せていて、CGや、SFXに頼らずとも
俳優や演出の力だけで世界を歪ませることができることを改めて知らせてくれる
とてもチャーミングな映画だ。

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中でもクリスチャン・ベールは詐欺師のアーヴィンを演じるために
ご覧のような変貌ぶりをみせ、まさに役者魂を見せつけているが、

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2004年公開の『マキニスト』では、体重を30kgも落として話題になっていたので、
今回の役作りも、それを知る者にはさもありなんといったところ。
まさに個性派俳優を地で行くタレントだ。

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そして、そのことは推し女優のジェニファー・ローレンスにも垣間見え、
なにせ『ハンガーゲーム』の主役に抜擢されるような、これだけの美少女キャラが、
アバズレを演じさせたら右に出る者がいないっていうくらいのハジケっぷりなのだから
これまたその落差がたまらなく面白い女優さんだ。

と、そんな個性派俳優の博覧会のような映画です。
ちょっとサスペンスの入ったストーリーも楽しいが、それよりも
まさに第一線で活躍するハリウッドの個性と個性のぶつかり合いを堪能して欲しい、
とても豪華なB級映画風の特級映画でした。
  

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2014.07.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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