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42

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メジャーはもとより、アマチュア球団に至るまで、
アメリカの全球団共通の永久欠番『42』。

その栄誉は、プレイヤーとしての実力もさることながら、
初のアフリカ系アメリカ人メジャーリーガーへの畏敬の念によって捧げられている。

こういったアフリカ系アメリカ人迫害の歴史を綴った映画は数多くあるが、
日本に住む私たちには、そういった歴史について
なかなか実感が湧かないものだ。

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劇中遊撃手のピー・ウィー・リースが、
グランドで汚い罵声を浴びせられるジャッキー・ロビンソンと肩を組み

「全員の背番号が『42』だったら、
 誰にも違いなんて分からないのにな」


とロビンソンに話しかけるシーンがあるのだが、

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彼がブルックリン・ドジャースでメジャーデビューを果たした4月15日には、
全ての選手が背番号42を背負う『ジャッキー・ロビンソン・デー』を
テレビでではあるが、何度も観てきた野球ファンとしては、
このシーンはとても感慨深く、そこに込められた意味と、
アメリカという国が背負う歴史の重さを理解させてくれる。

とはいえ、その差別を表すシーンはかなり柔らかく描かれていることは確かで、
ジャッキー・ロビンソンを含め、当時のアフリカ系アメリカ人達が受けた
屈辱的な行為はきっとこんなものではなかったのだろうことは容易に想像がつく。

そんな中でも紳士に振る舞い続けることで徐々に尊敬を勝ち取っていき、
そのあとに続くアフリカ系アメリカ人選手のメジャーへの道を拓いただけでなく、
まさに今、訪日中である、バラク・オバマ 第44代アメリカ合衆国大統領誕生へと
繋がる礎を築いた出来事と言っても言いすぎではないと思う。

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そして、我々日本人にとっても、任意引退という手段に打って出てまで
メジャーへの移籍を実現し、その後に続く日本人メジャーリーガーへの道筋を作った
野茂英雄がメジャーデビューしたのが、ロサンゼルスに本拠地を移していたとは言え
同じドジャースであったことも、この球団が前例を打ち破る気概に溢れていることを
尚のこと理解させてくれる。


まあ、作品としては子供が観ても理解できるような、
ヒーロー伝記もので終わってしまっており、
歴史映画としても、野球映画として観ても、大人の観劇に耐えるような
重厚さが足りていないところが少々残念ではあるが、
まあレンタル・ビデオならお勧めしてもいいかなあ〜と、
なんかちょっとモッタイナイ気もしなくもない
そういった作品でございます。
 

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

2014.04.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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