悪の法則

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人の価値基準や思想、哲学って、結局十人十色。
社会主義や封建国家ならいざ知らず、民主主義においては
その思想もまた自由なので、ひとつのルールで治めようとするのには無理がある。

国際社会においても、自国民の安全のためには、核攻撃を含む
軍事行動など、あらゆる手段の選択肢を排除しない姿勢が時に必要になるわけだ。

それは、裏社会においても結局同様で、
格の上下を明確にしないと治まるものも治まらなくなるので、
そのために力を誇示する必要があるわけだ。

しかも、その誇示の仕方や方法がえげつなければえげつないほど、
恐怖という支配力は明確に、そして確実に被支配者に植え付けられる。

世界貿易センタービルに旅客機が突っ込む。
ということは、ものすごいメタファーであったわけだが、
そういった、ある意味演出めいた恐怖の創造ということを
真剣に、そして徹底的に考え抜いて行うとこういうことになる。

という映画です。

とにかくそのバカバカしいほどに考え抜かれた「悪」の有り様について、
それを映像化しようと試みたところに、この映画の価値はあるように思います。

そうやって思いを巡らすと、リドリー・スコット監督にとって、
『エイリアン』もこの『悪の法則』も、根っこは同じだったりして、
それはつまり、肉食の異星人も怖いけど
「人間の想像力が一番恐ろしい」という、
ごく当たり前の結論に辿り着くというわけだ。

ちなみに、ストーリー展開はかなりに難解。
それと、リドリー・スコットにしては登場人物がよく喋ること喋ること。
まるでタランティーノ作品。
ブラピが出てるからってわけじゃあないんだけど、
『ジャッキー・コーガン』も台詞回しを多用する演出だったから
観ていてつい思い出してしまった。

さておき「胸くそ悪い」思いをすること間違いなし。
ミもフタもないような不条理を味わいたい方にお勧めの1本です。

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2014.04.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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