Vectorglide AVENTURA ファーストインプレッション

1215_2013-11.jpg

いんや〜AVENTURA良かったです。

何が良かったって、板が近くに感じるところですね。

DYNAFIT RADICAL ST の物理的な薄さももちろんあるのでしょうが、
それよりもウエスト幅100mmの生み出す、素足からエッジまでの距離が
ものすごく近く感じることが一番印象的でした。
パウダー系のファットスタイルを基本にはしておりますが、
案外イマドキのカービングスキーってこういう乗り味なのかもしれません。
乗ったことないんでわかりませんが・・・

もちろん深雪での浮力も申し分なしで、それでいてフカフカ雪の上でも
レスポンスが異様にシッカリクッキリしていて
操作をする楽しさがとても大きい。操作のし甲斐のあるスキー。
ただ、BUTTERKNIFEと較べると、テール側の浮力は劣っているようで、
比較論でしかないが、若干テール側が沈んでいく感じがするので
勝手に浮きまくるファットスキーの乗り方が染みついているような状況では
意識的に前乗りを施してやる必要がありそう。慣れればなんてことない範疇ですが
やりすぎるとトップから刺さるので、はじめのうちはちょっと緊張感が走る。

確かにBUTTERKNIFEのような空飛ぶ円盤的な浮遊感はないが、
その代わり、スピードの乗り方がとにかくすごい。
パウダースノーの中を抵抗感なく加速していくので、
深雪の上を圧雪バーンのように
キレッキレに操作できるのがスゴい。底突きしていないはずなのに、
ソールにはっきりとした「底」の足応えを感じさせてくれる。

そういった操作を積極的にさせる魅力もあるが、ちょっと重めのパウダースノーで、
操作が破綻する気がしないというのは
何物にも代え難い安心材料だと思う。

そんな安心感の高い操作性に加え、ギトギトにトラックの入りまくった新雪を
こともなげに切り裂くように突っ切っていく。加えて、アンジュレーションを
超えるときに、BUTTERKNIFEなら2〜3発のピッチングが起きそうな所で
AVENTURAはそれらをほとんどこちらに伝えない、
その衝撃吸収性能もスゴイと思った。

つまり、圧雪、新雪、整地、コブと、一切のコンディションに
左右されない
スキーだということだ

13_0601-1.jpg

結論を申し上げれば、またしても抽象論になってしまい恐縮だが、
R1200GSのようなスキーだと思った。

R1200GSとは、機能だけをひたすらに追求することで生まれた
ある意味究極のオートバイだ。
その突き詰められた機能とは、最高速やラップタイムなど刹那的な性能ではなく、
どんな場所、状況であっても乗り手の手のひらに汗ひとつかかせない
フールプルーフに造られた安全性のことだ。
極低速時から、超高速の速度域まで高められた車体安定性に
生態学的にも一番無駄なく操作ができるシート、ハンドル、ステップの位置関係など
都市から砂漠まで、ショートトラックからロングジャーニーまで
ライダーに一貫していつでも変わらない操作感を提供するように躾けられた
そのハンドリングは、乗り手に急激な緊張を強いることがまったくない。
まさに究極のトランスポーターだ。

AVENTURAにはそのイメージがダブって見える。
趣味性から走破性、安全性に至るまで確保された
まさに全方位スキーだ。

VG_aventura-21.jpg

そして、今回一緒に刷新されたバインディングとブーツについても少しだけ。

とにかくいつまで経っても見慣れることがないTLTバインディングの
この得体の知れない様相に感じていた戸惑いも、
1メートルも滑ったところでキレイに消え去った。
そして、ある程度踏み込めるようになっても、私レベルでは
剛性感の不足などを感じるようなこともなかった。

あたりまえの話なのだが、それほどまでにしっかりと普通のバインディングで
あったわけなのだが、30年以上のあいだに染みついた先入観というのは
そうそう簡単に拭い去れる物ではないのだ。
と、これでとりあえずは一安心ではあるのだが、
まだスキーが外れるような転倒を経験していないので、
その緊急回避性に関しては、まだ未知数なままだ。

VG_aventura-13.jpg

やはりこの特異なトゥピースを装着する手順というか足順は、
想像以上にハードルが高い。はっきりと難しい。
なぜなら私の老眼の入りはじめた眼球では、この雪面ではコントラストのない銀色で
造られたつま先の穴の位置が良く見えないからで、特に右目で凝視する左足の方が
ばちっと的確に装着位置に送り込めない。これはかなりの練習が必要になりそうだ。

そしてそして、AVENTURAに加えて驚いたのが、このブーツ
DYNAFIT VULCAN TFだ。

AVENTURAの高レスポンスを引き出しているのは、間違いなくこのブーツだ。
素足からの入力の一切を無駄にすることなくスキーに伝えてくれる
すごい剛性感。

これはシェルの剛性感だけでなく、熱成形で私の足形にジャストに設えられた
インナーブーツのフィット感、そしてもちろんインソ−ルのチューン
相互に関係している結果だろう。
少ない私の経験則の中での比較でしかないが、
これは完全に未体験ゾーンのレスポンスだった。神対応。

そして、その高レスポンスのおかげで、バックルを
必要以上に締め込む必要がないため、ここまでのシェル強度を誇りながらも
履き心地が良かったことも予想外。うれしい誤算であった。

これは刷新されたスキーセット全体で達成されたことだと思うが、
底抜けに疲れないことも驚きの性能だ。
滑ったのは午前中だけだったとはいえ、それでも7時半から4時間もの間
雪の上にいたいたわけで、前日さんざん使い果たした私の膝をして
その4時間の最後まで私の荷重を支えられるほど
足に疲労が感じられなかったのは、その操作のし易いレスポンスと、
そしてやはりこの軽さのおかげであるのだろう。

と、今回のお買い物は、私の嗅覚も冴え渡り、
「概ね」どころか「大成功」と言っていい結果となってくれた。

いや〜スキー楽しすぎる!スノボの影が若干薄くなり始めてきてるぞ〜
 

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

2013.12.18 | コメント(6) | トラックバック(0) | スキー

コメント

自分もRMUをキャンセルをしてAVENTURAの178にしちゃいました。
どうしても、乗ってみたくなってしまって。
自分は、まだ初乗りが出来ていないので、インプレを読んでとても楽しみになりました。
太っちょの板ばかりだと、何だかイジーになりすぎる気がして。

ブーツも良い感じそうですね。

2013-12-18 水 11:48:21 | URL | Sugaya #- [ 編集 ]

Surayaさん
マジすか!お揃いじゃないスか!
RMUには乗ったこともきちんと見たこともないのに
無責任なこと言うようですが、チェンジして正解ですよ!
海外ブランドに較べて確かにベクター高いんですけど、
やはり日本人の仕事は心に響きます!

ブーツもほんと久しぶりに買い換えたので浦島太郎状態ですよ。
そんなわけで、イマドキのブーツはどれもこれくらいホールド感が
出るのかも知れないのですが、結果VULCANは良かったです。

2013-12-18 水 13:25:04 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

TLT…確かに。
私はG3のですが、解放については…って言うかこのバイン使うとこで転倒したくないですね(笑)
ハードバーンでアルペン的に攻めた時もバインとしてしっかりしてたのでビックリ!(あくまでも「的」に。アイスバーンでのGSでなくw)
てか齢50になると、このバインでホイホイとハイクして、フワフワ滑って帰ろう!なスキーライフにチェンジ。
厄介なトゥも、それがこのバインの儀式だと思えば…好き(BCだとイライラする状況もあるけれど)。

2013-12-18 水 20:50:24 | URL | wacky #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

wackyさん
TLTは剛性感が心許なく感じていた時期も確かにあったようですが、
今はもう改良されているようですね。
まだ一日滑っただけなので、もう少し様子は見ますが、
私レベルでは今のところ何の不具合もございません。

2013-12-19 木 16:54:13 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

僕はONIX

Butter Knifeに AVENTURAのユーザーがここにいらっしゃって思わずレスしています。セットバック感が強いと思っていたら、同じ感覚でいらっしゃって安心しました。自分はG3のONIXを付けていますが、Butter KnifeはMARKERのDukeでした。高さの違いがまず気になりましたが、TLTはいいと思います。

2014-01-07 火 13:17:37 | URL | watatai #gEuUKxa. [ 編集 ]

Re: 僕はONIX

watataiさん
コメントありがとうございます。
G3 ONYXも良さそうですね!
何よりAVENTURAは買って正解でしたね!

2014-01-07 火 14:52:30 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

FC2Ad

プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR