エリジウム

     elysium1.jpg

numata9_17.jpg

この週末はいつもの栗原川林道へツーリングに行きたかったのだが
台風18号の影響で根利、追貝側とも栗原川林道は通行止め・・・
そんなわけですっかり腰が折られた私の三連休はすっかりグータラ連休に・・・
テレビの前に居座りめちゃイケ2時間スペシャルやF1シンガポールGP、
なでしこジャパンにジャイアンツの胴上げ、スノービデオなどすっかりひきこもり。
さすがにこれはマズいと重い腰を上げ先週公開の『エリジウム』を観てきました。
ストーリーは以下の通り。

elysium3.jpg

手抜きでスミマセン。と言いたいところだが。
こちらはオフィシャルサイトから拝借したものですが、こんなステレオタイプな
お話では決してありませんので逆にお楽しみに。
というのもこの映画の見所はそのストーリーにあらずで
必ずしも明るいわけではない未来社会の、その描写にあるといっていい。

監督のニール・ブロムカンプが生まれ育った南アフリカ共和国の
ヨハネスブルグでの経験を元に描かれた『第9地区』同様
徹底的に “ディストピア(ユートピアの対義語)” が描かれていて
特に地球に残らされた貧困層の生活の描写がすごい。

elysium4.jpg

それと、これも『第9地区』でも使われた
未来社会をまるでニュース映像のように見せる画づくりが、
今回はさらに宇宙空間にも使われていて、
アポロからの映像しか見たことがない宇宙空間を、まさにニュースカメラが撮るなら
こういうアングルと画角になるだろうということを想像させる映像だった。

それと、未来社会の重兵器は人間なんぞ一瞬でミンチにしてしまうことを
こともなげに描いているのも『第9地区』と同様で、
こういうスプラッターなことをするこの監督の描写手法も私は結構好きだ。

そして、『プロメテウス』や『ホビット』と同じく
いわゆる5Kカメラが本作でも使われているそうなのだが、
上記2作ほどの映像美を追求するためというよりも、荒廃したロサンゼルスの
埃っぽさなどの臨場感を描写するために使われているように思う。

elysium2.jpg

あと、超富裕層は自家用シャトルで地球とイリジウムも往き来しているのだが、
とある企業のCEOはブガッティのシャトルに乗っているなんてところも
とてもシャレが効いている。

映像技術が格段に進歩した現代においては、
未だ見ぬ未来社会を映像化するという使命を終え、SF映画はすでに
それまでのものとは位置づけが大きく変わっているように思う。
つまり観客にとってはすでに未来は“見慣れた”ものになりつつあるからだ。
そういった中で観客に更に見たこともない世界を提示するのは
こういった現在進行中の未来との地続き感に他ならないのではないかと
私は想像する。

そういった意味でもニール・ブロムカンプの次回作が、
彼が本物であることが証明される作品になると思う。
また一人楽しみなクリエイターが登場した。

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2013.09.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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