パシフィックリム

straiker.jpg

波乗りの前日、土曜日は『パシフィックリム』を観てきました。
やっぱり私はこういう子供じみたやつが大好きだ。
正直ツッコミどころは多いのだが、そんな大人っぽい観方をする前に
私の子供が全面に出てきてしまい、細かいことはもうどうでもよくなる。
そう考えるとやはり映画っていうのは、観る者を中途半端に大人にさせるのが
一番罪だと言うことだ。大人にさせるなら徹底的に詰めていないとならない。

昨今、このテの奇獣、怪獣の類はほぼ間違いなく
やれ放射能だ、やれ環境破壊の産物だのと御託を並べて大人ぶる演出家が多いが
ここに登場する怪獣たちは4次元世界とを結ぶ「海底の裂け目」からやってくる。
素晴らしいじゃないか!この設定!

そんなわけで、このパシフィックリムのいい意味での子供ぶりはもう突き抜けている。
はっきり言って監督のギレルモ・デル・トロはドの付く変態だ。
でもこういうヲタクがいないとハリウッドでここまで大人子供用の作品はできない。

たまに大勢の子役と仕事をするが、様々な子どもたちを間近に見ていると
9・11以降の世界で、ゲームばかりしている子供には
想像と現実の境がなくなってしまっているのではないか?と怖くなる時がある。
野原で拾った平凡パンチで無限の想像力を働かせた我々世代とは違うのだ。

現代の日本の子どもたちに、この世界が共感されることを切に願うばかりだ。
こういう夢を理解できる子どもの未来は明るい。

さて、その内容だが、はっきり言って説明する気にもならない。
気になったらぜひ劇場まで観に行って欲しい。
それほどまでに『マジンガーZ並』だ。考える必要など1mmもない。
頭を空っぽにして観るべき作品だ。

gipsydanger.jpg

で、そんな空っぽな頭だからこそ気になるのが、
このドイツ語で狩人を意味する「イェーガー」と呼ばれる巨大ロボットが
いまいちカッコ良くないところ。
特に主役の乗り込むアメリカ製の「ジプシー・デンジャー」が一番カッコ悪い。
当然こいつが広告やら宣伝やら、一番パブに登場するのでたちが悪い。
Toshiさんがフェイスブックで褒めてなかったら観に行かなかったかもしれん。

そんなイェーガーの中で、私のお気に入りは
一番上の画像にあるオーストラリア製の「ストライカー・エウレカ」。
というように日本にしかやって来ない日本の怪獣たちと違って
地球規模での怪獣の侵略を食い止めるため
各国の特色のあるイェーガーが存在するわけだ。

cyernoalfa.jpg

ロシア製の「チェルノ・アルファ」(いいのか?この名前)は

cyernoalfa2.jpg

パイロットのおねーさんが超気になる。ロシアンキャバに行きたくなってきた。

crimson_typhoon.jpg

世界中に30機配備されたというイェーガーも、政治的判断によって
すでに4機しか残っていないという設定で、その貴重な4機の中には
時代を反映してか中国製の「クリムゾン・タイフーン」も含まれる。
Made in Chinaってどうなんだよ?と、
ついついお隣さんなだけに嫉妬心が芽生えてしまうが

rinkokikuchi.jpg
rinkokikuchi2.jpg

我が日本代表の菊地凛子演じる森マコはもう主役と言って良いポジションで、
私は素直に誇らしい気分になった。

battleship.jpg ちなみに、同じジャパニメーション的なハリウッドのSF作品で
浅野忠信が助演格で起用された『バトルシップ』のことはもう思い出したくもない。

さておき、特にこのGANTZを思わせるボンデージスーツは
ストレートにマニアを唸らせる・・・
さすがだぜギレルモさん・・・

そんなわけで、菊地凛子やその幼少期を演じる芦田愛菜の出演はもちろん
巨大ロボットに名前を付けているところや、怪獣を「カイジュウ」と呼ぶところなど
この作品はまさに我々世代の郷愁を誘う、
我々の子供時代の特撮ヒーロー番組へのオマージュであることに疑いの余地はない。

映画の最後の最後、クレジット・ロールも終わったところで
「本多猪四郎監督に捧ぐ」とクレジットされます・・・
劇場はそのあとすぐに明るくなってしまうのに、思わず男泣きです。

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2013.08.13 | コメント(7) | トラックバック(0) | 映画

コメント

「平凡パンチに無限の創造力」
このフレーズに一票!(^o^)
昔の〇〇本てなんで新品なのに臭かったんですかね~(笑)

2013-08-13 火 16:49:39 | URL | サトゥー #- [ 編集 ]

サトゥーさん
あの頃、近くの野原は宇宙でしたねぇ・・・・・
あれは乾きの悪いインクの匂いでしょうね。
あれがまたいいんだよなあ・・・・
夏休み時期はついつい子供に還りますねぇ

2013-08-13 火 17:19:16 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

最近、匂いを感じる「モノ」って減りましたよね~(>_<)
昔は良かった!

2013-08-13 火 17:45:18 | URL | サトゥー #- [ 編集 ]

アメリカでの興行成績はイマイチなんですよねー
やっぱロボがカッコ良くないからかなぁw
プラモで言うとマルイのモビルフォースシリーズ「ガンガル」レベルw

でもでも映画見てたら気にならない。
むしろチェルノアルファがカッコいいw
やっぱ超重量級が殴り合うってロマンですよね。
次の攻撃をちゃんと叫びながら繰り出すトコとかw

菊池凛子、やっぱメイク映えしますねー
どこの凛子かと思いましたよ。ハリウッド女優の顔してましたよ。
もう少し鍛えて欲しかったなぁ...二の腕とか...
愛菜ちゃんの演技はダコタファニングを越える
天才少女をもう少し期待してましたが...ちょっと壁は高かったかも。
まぁほとんど現場はグリーンバックや無い物を創造しての
演技だから難しかったんじゃないかなぁ。

後半はID4の展開とソックリでしたけど...
まぁID4は名作なので仕方がないかなと。

本多猪四郎以外にクレジットにThanksとして庵野秀明、芦田豊雄、
岩原裕二、片山一良、河森正治、水島精二、永井豪、高橋良輔、
富野由悠季、安彦良和、 矢立肇、横山光輝、大友克洋が入ってます。


今の若い人たちって先に情報やコンテンツが溢れてる社会なので
想像および創造する機会が減ってるのではないかと。
何か考えさせても小じんまりまとめるんですよね...突き抜け感がない。


2013-08-13 火 18:35:46 | URL | Toshi #- [ 編集 ]

Toshiさん
以下インラインでの返信、失礼します。

> アメリカでの興行成績はイマイチなんですよねー
あれはフランスでのきゃりーぱみゅぱみゅレベルの難易度でしょう。
それ相応のヲタクIQが高くないと味わえないと思いますよ。
だからこそよく配給側がGOサイン出したなあ、と。

> やっぱ超重量級が殴り合うってロマンですよね。
距離をとっての迫撃砲やビーム攻撃ではなく
やっぱ歩兵は肉弾戦ですよ!やっぱりわかってますよあの監督。

> 菊池凛子、やっぱメイク映えしますねー
もう欧米ウケ専用メイクでしたね。
逆に東洋的じゃないんで私はノーサンキューですがそれでもウレシイ。

> 後半はID4の展開とソックリでしたけど...
ToshiさんがFacebookで、Zの話で書いてらっしゃいましたけど
ああいう一発逆転がないと3時間弱で片付かないですからテッパンですよ!
カラータイマーが点滅してからが勝負ですねやはり。

> 本多猪四郎以外にクレジットにThanks・・・・
お〜さすが、よく気がつきましたね!
私はそちらに気づかずジャームズ・キャメロンと並んで
デビッド・クローネンバーグ(生きてたんだ!)の
Special Thanksのクレジット方に驚いて思考停止していました。

> 何か考えさせても小じんまりまとめるんですよね...突き抜け感がない。
だからこそ我々がまだまだ儲かるようになってるわけですよ!
若造がふがいない間はまだまだ食べていけるっちゅーもんですな!

2013-08-13 火 18:55:30 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

結局、エバンゲリオンの実写版と考えなければならないから
ある程度オタクセンス濃くないと
楽しめない映画ですね。

イェーガーの生産間に合わなくなった設定でしたから
ついでに
レーシングカーみたいにスポンサー名前を全身に表せた
ヒーローアニメ「タイガー&バニー」
みたいにしてスポンサー名前だらけのイェーガーになったらパクリ過ぎ?

2013-08-16 金 12:47:35 | URL | 正宗 #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

正宗さん
私、タイガー&バニーって知りませんでした。
アキラの金田バイクみたいな感じかと思ったら
ガチにスポンサーロゴ入ってますね・・・
BANDAIはまあわかるとしても、Softbankって・・・

2013-08-16 金 13:05:47 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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