桐島、部活やめるってよ

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おじさんにとっては、もうすでに忘却の彼方へと過ぎ去った頃の話なので
まずはその“気持ち”を奥底から引き出すのに少々苦労させられた・・・
お年頃のお子さんのいらっしゃる方だともう
我が事として観ることは不可能であろう。

それほどに高校時代という世界をリアルに描いた今作ではありますが
吉田大八監督が私の一っこ上ということもあってか
現代の高校青春群像かというと少々疑わしい。
(原作の時代設定はいつなんでしょ?)

ひょっとするとこの国の青春時代は、
30年以上前とさほどの進化も遂げていないのかもしれない。
「そうだと助かるなあ」が第一の感想です。

しかして、
「勉強なんかして一体何になる?」
「部活動を真剣にやって何になる?」
「誰かを好きになって何になる?」
「自分はいったい何になる?」

という「みんなやってるから」といった“右へ倣い”への反骨心と
そこから外れるコトへの不安や、
「持つ者と持たざる者」という選別への葛藤と、
そのための純粋で残酷な自身への問いかけが、
そこから先の人生にもず〜〜〜っと呪縛のように続くなんて、
あの頃は知る由もなかったなあ。

大人になるとずる賢くそんな問いかけに対する誤魔化し方を覚えるので
そういった意味でも高校時代って一番残酷な時間だったのかもしれない。
と、この映画は私には一種のホラーのようにも映りました。

恵まれない国の子どもたちのドキュメンタリーも心に響くけれど、
恵まれすぎた国の子どもたちのドキュメントもこれまた切ないね。

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2013.08.09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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