DYNAFIT テックバインディングやっぱり買うことにした!-前編-

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汐留の会場にも訪れたのに、例によって例の如くよせばいいのに今年もその1ヵ月後に新宿で開催された石井スポーツカスタムフェアの東京ファイナルにも行ってしまった。
ちなみに展示内容は汐留とまったく一緒だ・・・デジャヴ?
と、その半ば確信犯的な愚行により、結局その場で新たにスキーバインディングとブーツを予約することとなってしまった。

やはり一度はテック(TLT)バインディングを使っておかねば死ぬに死ねない!という責任感にも似た私の大義のためなのだ。
しかもカスタムフェアだけの特別価格!「じゃあいつ買うのか!?」「・・・・・」というわけで、今シーズンは久しぶりに二足の草鞋(ブーツ)を履かせていただくことにした。解ってくれ!ヨコ乗りの兄弟達よっ!
と言っても「ボード8:2スキー」って程度だろうけれど・・・

で、ヨコノリの兄弟達には興味はないだろうが、念のためテックバインディングについて説明しておくとしよう。

まずこの呼び名だが一般的に『テックバインディング』とか呼ばれるが、それはこのシステムを使うDYNAFITやG3 ONYXを含めたジャンルの総称で、『TLT バインディング』とは「TOURLITE TECH」の略(たぶん)でDYNAFITの独自の呼称(だと思う)。
ちなみにオールドスクールな私は「ダイナフィット」と呼んでしまうが近ごろは「ディナフィット」と和文表記するらしい。
そういったわけでこのバインディングは大前提として「ツアー用」であるということ。“登って滑る”ことがなければ一切必要のない、ツアースキーに完全に特化したスキーのシステムだ。そしてその最大の特徴は何を差し置いてもまずは軽量であるということ。
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今まで使っていたマーカーのTourF10がメーカー公称値843gであるのに対して今回購入した『Dynafit TLT Radical ST』は531g!なんと片足で300gの違いだ。登りもそうだが滑りに関しても、足許の軽さがいかに重要かは改めて説明の必要もないだろう。

DYNAFITはその軽さを実現するために、このバインディングに対して既成概念を覆した独自の設計を施していて、スキーに感心のない方であっても画像を見ただけでその違いは一目瞭然であろうかと思うが、すでにスキーバインディングの原型はそこにはもうほとんど残ってはいない。
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そしてその独自性故に使い方すら既存のものとは一線を画していて、一般的なスキーバインディングがブーツの爪先をトゥーピースに差し込み、あとは踵を踏み込むことでヒールピースが倒れるようにブーツの踵のコバを挟み込み(バインド)固定するのに対し、爪先をそっと添えるように定位置に置き、ソールの爪先あたりを押すと言うより“添える”ようにスイッチを入れることで鋭利な爪状のフックが立ち上がり、ブーツのつま先に設けられた軸受けを両サイドから挟み込む構造になっている。
そして改めてそこからグッと踵を踏み込むのだが、ブーツの踵にも設けられた溝状の軸受けに、バインディングのヒールピースからも出された2本の軸を差し込み装着するというもの(ふぅぅぅぅ〜説明に疲れる。とにかく複雑怪奇なので百聞は一見にしかず、興味がおありの方は是非一度ご覧いただきたい)。
そしてその面倒なつま先の機構はそのブーツの軸受けを支点に踵を上げてそのまま歩き出せるためのものであるわけだ。

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そして、これは軽量なだけではなく、画像のマーカーF10と比較しても解るとおり、一般的なバインディングをプレートに載せてそれをヒンジを介して踵を上げる構造と較べれば、板とブーツの間に余計なパーツが存在せずより低い位置になり、ダイレクトな操作感と実測値以上の軽さを感じさせてくれるだろう。
そしてスノーシューを履いたことのある方ならヒンジ支点が足の指の根元の辺りに来るととても自然に雪の上を歩けることをご存じだと思うが、このTLTもそのポイントの近くに支点が来ることで普通に歩く感覚により近いイメージでハイクできるようになるというわけだ。

というように雪山でハードブーツを履き、ままならない足先に繊細な操作を求めるなど、多少の使い勝手の悪化なんぞには目もくれずに得られるべき性能と軽量化を鬼のように追求しているわけだが、それはまるで駆動輪であるリアタイヤのトラクションを最大限に引き出すために、駆動輪の真上にエンジンを配置するという発想の転換によって、独自の操作技術を必要とされたポルシェのように、その敷居の高さは逆に独自の世界観を生み出し、結果私のようなへそ曲がりを惹きつける強力な磁場を放っているわけだ。

dynafitbeast16.jpg
dynafitbeast16b.jpg
ちなみに。新しモノ好きの私をビンビンに惹きつける『DYNAFIT BEAST16』というこのTLTバインディングのNewモデルが今季、全世界2,500台限定で発売され、実は既に30年近い歴史をもつTLTを一気に刷新する次世代モデルで、そこに新らたに展開されるシステムやデザインは、もうほとんどコンセプトモデルの域。しかも限定とくればもうヨダレだくだくなのであるのだが、解放値16というまったくもって私には無関係なキャパシティとその重量は未だ935g(片足)とまさに過渡期(プロトタイプ)と言って差し支えない部分がかろうじて私を思いとどまらせる。
しかし、いざというときに確実な解放をしてくれなさそうな現在のTLTが搭載するトゥピースに較べ、ローテーションして解放するとてもモダンに躾けられたシステムなど安全性に関する進化部分や、滑走〜登行〜滑走といったモードチェンジをバインディングからブーツを外すことなくポール操作のみでできる簡便さなどは今後すべてのTLTバインディングに転用されることが予想され、更なる軽量化を含めここからの進化具合がとても楽しみなモデルである。

と、そんな変態用バインディングであるからして、ブーツもそのトゥーピースのフックを受け止めるそれ専用のものが必要となってくるのだが、長くなったのでその話はまた明日・・・

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2013.08.06 | コメント(4) | トラックバック(0) | スキー

コメント

キタ~♪TT160に続く第2弾!
今年も大人のオモチャが増えそうですね(^o^)b

2013-08-06 火 17:13:57 | URL | サトゥー #- [ 編集 ]

サトゥーさん
確実に増えます・・・いえ、増えてます・・・

2013-08-06 火 17:57:11 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

テレマークで主体なビンでヒールワイヤーを持ち上げる際
体が硬いと難儀しますが
TLT付けた方がゴンドラ降りてセットするのに難儀していて手伝った事有ります。
クリッカー並の修練必要???

2013-08-07 水 01:12:44 | URL | 正宗 #ijxcUoTg [ 編集 ]

正宗さん
初めはそれなりに手こずるようですね。
それでも細々とバージョンアップされて
以前よりも多少は装着し易くなっているようです。
まあでもそんな修練系も正直楽しみです。
初めてのことはいつもドキドキしますね!

2013-08-07 水 12:37:15 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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