デントリペア

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納車時にそもそもあった凹みを修理せずに
そのぶん本体価格を安くしてもらった話はここにも書いたが、
それはもちろん懐事情によるところが大きいのではあるが、
実はデントリペアというボディの補修方法に興味があったこともある。

このデントリペアとは正式には「paintless dent repair」と言って
一般的な板金塗装では凹みをパテ埋めしてその上から塗装して目立たなくする方法とは違い、
裏側から治具を当てて押し出したり、特殊な治具を表から接着して引っ張り出したりする
時間もお金もセーブできる特殊補修のサービス名称だ。
もちろんその補修方法から塗装面に付いたキズをはじめ、直せない凹みもあるのだが
たとえばドアの開閉時に塀や壁にコツンとぶつけて凹ましてしまったり、
最近ニュースでも良く目にする「雹(ひょう)」などが当たって凹んだ部分などには
とても効果的な補修方法なのである。

それと、こういった新機軸な隙間サービスは、得てして画一的なプロセス商売と思われがちだが
実はとても施工する技術者の経験を含めた腕前に左右される匠の世界。
実際検索してみるとかなりの数がヒットするのだが、もちろんどれが匠かなんて解らない。
とにかく勘を頼りにその中からピンと来た一軒に飛び込んでみた。

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これは板金屋サンでもよく見かける塗装表面の凹凸が
よく見えるようになるライトを当ててみたところ。
凹みは幅約3cm。しかしその凹みの上下に皺のように波及した膨らみがあるのも見えるだろうか。
そんなわけで大きさは6cm以上ということになる。
ポコッといったとこだけムクッと起こせばOKかと思ったら大きな勘違いだった。

しかもドアの内側には強力なサイドドアビームが渡されていて
内張を剥がしたくらいでは、なかなか専用の治具が届かなかったり、
知恵の輪的な発想も求められる箇所で、加えて今回の凹みはプレスライン上にあって
鉄板の強度がとても高くとにかく難易度の高い箇所なんだそうだ。
「こりゃあ難しいなあ・・・」と独り言のようにおっしゃるが、
目はランランとプロの負けん気が燃えたぎっているように見える。

そしてこちらでは「どうぞ作業を見ていてください」
逃げも隠れも種も仕掛けもございませんとばかりにそうおっしゃる。
この職人ホンモノだ。

で、見積もってもらったところ3万円。
素直にたじろぐ見積金額だったが、
やりもしないでグジグジ言うくらいなら、金払ってから文句を言うのが私流のスジの通し方だ。
というのは半分嘘で、職人からメラメラと放たれるホンモノのオーラから
実際に試してみたい、体験してみたいという好奇心が勝ったというのが本当のところだ。

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で、待つこと1時間ほどで作業は終了。凹んだ箇所はこの施工によってこのようになりました。
「あまりきれいになってない」って?
正直私もこの仕上がりだと3万は高いなあ・・と思ってはいたのだが、
マジックパブで下手な手品を見るよりずっと楽しいものを見れたし
この方の持つ技術が相当なものであることを見て取れたことも事実で
その職人がこれ以上は無理だというのだから素直に受け入れようとも思ったのだが
それはこちらの職人さんも百も承知。

「これじゃあお金は取れないね」

と、なんとお金はいらないという!!!!!!!

お、男だ!職人の鑑だ!

そのお店は練馬にある「東京デントリペア らびぃ」
その心意気と高い技術はお勧めして間違いない一店です。

もう一度言います。「東京デントリペア らびぃ」です!


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2012.06.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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