Accubladeと、ストラップ・バインディング。

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今シーズンは、ステップインのAccubladeと、Burtonのフリーソールブーツ用のストラップ・バインディングとを併用している。
ときに、「フリーソール」という呼称は、SHIMANO(現YONEX)がAccubladeとの差別化を図るために造った呼び名で、一般的ではないと思う。あたりまえだが、Accubladeの方が独自路線であり、マイノリティなので、一般的なストラップ・バインディングに使用するブーツには、特に呼称はない。
大昔のオートバイ業界は、レーサーレプリカ モデルが全盛の時代。大仰なカウリング(風防)のないごく普通のオートバイのことを「ネイキッド」と呼んでいたが、そもそもそういったシンプルなオートバイの方が先に存在していたのに、そちらを裸族呼ばわりするとは言語道断・・・・という話に似ている。どーでもいいコトだが。

かぐらを滑ったこの週末は、今までストラップ・バインディングを使っていたMoutainTwinに、初めてAccubladeを組合せて滑った。そこで、ストラップ・バインディングとAccubladeとの比較ができたので、感じたことを書いてみたいと思う。
時に、Accubladeには定期的なメンテナンスや、使用方法にそれなりのコツが必要であることなどは、ここでは差っ引いて話すことにする。

【Accubladeのメリット】

Accubladeのメリットは、一も二もなくその安楽性に限る。慣れれば滑りながら装着できるので、リフトを降りてそのまま滑走に移れる。
対してストラップ・バインディングの場合は、しゃがまずに立ったままの体勢で、ストラップをかけて、ラチェットを操作し装着したとしても、1分はかかる。しゃがんで装着すれば尚のこと時間はかかるし、何より、余計な体力を消耗する。おまけにお尻も冷たい。食事の後など、腹がふくれているとかがむのは尚辛い。
もちろん、整備されていない斜面を滑り、ひと度深雪に埋まれば、ボードを外してそこから脱出したり、着け外しの機会が必然的に多くなるバック・カントリーならば尚のこと、その操作にストレスのない方がいいし、体力の消耗も避けたいところだ。
そんな安楽さ以外にも、ステップインならではのガッチリとした踏み応えが私は好きだ。それと、好き嫌いは別として、ブーツの横方向の動きに自由度があるのは、意外にもAccubladeの方だ。

【ストラップ・バインディング(Burton)のメリット】

今回どうしても書いておきたいのは、このストラップ・バインディングの良さについてだ。
バック・カントリーに入るようになって、Accubladeを使うようになったのだが、やはりその安楽さ故「これには換えられない」という先入観に凝り固まっていたと告白したい。
今季、ただの一目惚れで買ってしまったBurton Rover LTDを履くために「仕方なく」使うことになったストラップ・バインディングだったが、おかげで、そんな凝り固まっていた自分に気づくことができた。

とにかく「しなやか」

もうコレに尽きる。コレに関してはここ数年、estやChannel、そして私の使っているRe:Flexなど、システム全体で見直すことで生まれる、Burtonがウルサイほどに提唱している「足裏感覚」によるところが大きいと思うので、全てのストラップ・バインディングに対してできる評価ではない(実際、自分はBurtonにしか乗ってないし)。
とにかくボード全体の撓りを感じることで生まれる一体感によって、操作が1割増しくらい上手にできる。もしくは1割増しくらいボードの微細な動きまで理解できる。判別できる。ボードの動きがダイレクトに伝わってくることは気持ちいいし、何より滑走することに加えて、操作自体が楽しくなる。
対してAccubladeだと、自分の足許でボードからの情報がバッサリと遮断されているように感じるし、何よりその剛性感から、バネ(膝)下がひどく重ったるく感じる。

というように、特に滑走の部分に関しては、1割増しの差とはいえ、そこには隔世の感がある。
あくまでも私の場合に限っての話だが、

利便性のAccublade、滑走性のBurton。

「何をあたりまえのことを」と思うなかれ。
そう思ったAccubladeユーザーほど、一度Burtonの最新システムで、いつもの自分のボードを走らせてみて欲しい。驚くこと請け合いだ。それは特に、ボードのフレックスが比較的に柔らかめだったり、ラウンド・テールなどを持つ、運動性重視のボードなら尚のこと強く感じる事ができると思う。
改めてストラップ・バインディングを使ってみると分かるのだが、外す操作はストラップ・バインディングの方がラクだったりもする。それと、あばたもエクボですっかり気にならなくなっているが、Accubladeはお世辞にも格好いいとは言えない。

ただ、悲しいことに現状のスプリットボード用のバインディング・システムに関しては、Voile系でもKarakoramでも、金属製のガッツリ剛性感の高いベースプレートを使わざるを得ないので、Burtonがスプリットボード用にも同様に、足裏感覚に特化したシステムを生み出してくれない限り、スプリットボード用としてはAccubladeの圧勝だ。
つまり、滑りを重視するならスノーシューで背負って行くべきなのだ。

そんなわけで、今後もゲレンデはBurton、スプリットボードではAccubladeという、ややこしいことを続けることになりそうだ。

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2012.02.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

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