ニュー・ミュータント
そもそもの公開日が2018年4月だったのですが、
本作の製作中にFOXがディズニーに買収されたことを受け、
作品自体はファンからは支持されていながらも、
アベンジャーズを有するMCU(Marvel Cinematic Universe)との位置づけの
問題もあり、再撮影の可能性も含めて一旦2019年2月に延期が決まった。
そもそもディズニーは『X-MEN』の権利が欲しくて買収を決めたこともあり、
そのX-MENのスピンオフで、しかも異質なホラー作品ということも合わさって、
その後も今作の調整はだいぶ難航したようで、4月から8月、
2020年の4月と公開延期を重ねているうちにコロナ禍に突入してしまう。
いつ、どこで?ではなく、やるかやらないかという
お家事情の絡む話しなだけに、動画配信に切り換えるわけにもいかず、
いよいよお蔵入りか?と思われた2020年8月に全米公開に踏み切った。
それから更に半年経って、先行配信という形式ながら
(3月31日にブルーレイ+DVDセット発売)、
やっと日本でも観られることとなった。
待つこと3年ですよ3年!
劇場公開が叶わなかったのは誠に残念ではありますが、
まずは観ることができて何よりであります。
ディズニーによる再撮影や再編集は行われなかったとのことですが、
予告編にある映像が使われていなかったりもするので、
何某かは改編があったものと思われますが、定かではありません。
が、漏れ伝わっていた情報によると、
かなりホラー色の強い、むしろ問題作という触れ込みだったので、
ディズニー側がだいぶ甘口にブレンドし直した可能性は否定できません。
(もしかすると買収前のFOXかも??)
ということもあり、日本版予告編と上のUS版予告編では
印象がだいぶ違う。
※もし鑑賞されるおつもりでしたら、
以下の日本版予告編は見ずに、
上のUS版の気分でご覧になることをオススメいたします。
だいぶ趣が違うでしょ?
ストーリーもこちらの日本版の予告編の方が合っているように思えますが、
このような切り取り方は本作の趣旨には反しているように思う。
全米公開からもだいぶ経っているし、
日本の配給元もネタバレ上等の覚悟なのだろうが、
この予告編は公開を楽しみにしていたファンを舐めていると思う。
さておき、
やはりアニャ・テイラー・ジョイの存在感が図抜けております。
放っておいても主役格。
すでにアニャを若手俳優たちの群像劇で使うのは
無理があることを証明してしまっている。
すでにアベンジャーズクラスだ。
噂レベルの話ではありますが、ディズニー傘下となっても
『デッドプール』の続編は制作される見通しだというし、
アニャ演じる「マジック」も
このままの勢いでアベンジャーズに出てくれないかな〜〜〜
というわけで、あまりに待たされたおかげで、
その間に知りたくもない情報を知りすぎてしまった。
そのため初見の感じが全くなく、むしろそうした舞台裏のゴタゴタの
経緯を想像する方が楽しかった作品でありました。
誤解のないように言っておくと、これまでにX-MEN関連を観ていて、
今作のストーリーに関する事前情報のない真っ新な状態で観られれば
かなり楽しめる娯楽作品に仕上がっておりますので、
気になった方は是非ご覧ください。
(オススメ度:X-MEN好きならマスト。そうでなければ60)
ところで
『エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で
幕を閉じたMCUのフェーズ3。
コロナ禍の影響で、特に劇場公開作品にスケジュールの遅れがあるものの、
いよいよMCUフェーズ4の幕開けとなる
『ワンダヴィジョン』の配信がDisney+で始まった。
同じDisney+で配信された『スター・ウォーズ・ストーリー』の
『マンダロリアン2』の最終話に“アノ人”が登場して世界中をあっと言わせたが、
ワンダヴィジョンの第5話にもとんでもない人物が登場して
(ある一部の界隈では)大騒ぎになっている。
『スパイダーマン』の次回昨でもいよいよマルチバースが解禁になるらしいが、
ワンダビジョンはその口火を切る格好となっている。となると、
この『ニュー・ミュータント』もあながちMCUと無関係ではないのか?
ちなみに、『ドクター・ストレンジ』の続編は、
このワンダビジョンから連なるストーリー展開となるそうで、その名も
『ドクター・ ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』!
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
かれこれ2016年からこちらに度々コメントを寄せてくれていた
たいそんさんと、やっと一緒に滑ることが叶った。
同じTT愛好家ということもあり、まさに案ずるより産むが易し。
つべこべ言わずにひと滑りすれば、やはり話も早いわけでありまして。
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2021.02.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画
