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レイニーデイ・イン・ニューヨーク

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以前こちらでも話しましたが、
ウディ・アレン監督自身のスキャンダル報道と同時期に撮影されており、
しかもスキャンダルが映画の内容と無関係ではなかったことから、
出演者が今作のギャラをハラスメントに反対する団体に全額寄付したり、
そこそこの騒動に発展し、その撮影中の作品は公開すら危ぶまれていた。

その後、全米は避けてヨーロッパから地道に公開をはじめ、
ここ日本ではコロナ禍期間もあり、すっかりほとぼりの冷めた頃に公開となった。
ひょっとして観られないかも・・・とか思っていたので、
久しぶりに足を運んだ劇場に、次回作として今作のポスターが
貼ってあるのを見たときは、本当にうれしかった。
作品に罪はありませんな。

というわけで、ソーシャル・ディスタンスでの劇場鑑賞2作品目は
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』。

それにしてもウディ・アレンの恋模様に対する観察眼の鋭さと、
それを照れ隠しに笑いに換えながらも、
観客にとても分かりやすく伝える演出力には、
毎度の事ながら唸らされる。

これまた男目線と女目線で感じ方は変わると思うけれども、
特に今作は、間違いなく男目線で描かれているので、
男性が観た方が思うところは多いと思う。

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地方都市出身で、ちょっと天然入ってる世間知らず。でも、
そこが可愛らしくて、つい放っておけなくなるカワイコチャンの
アシュレー(エル・ファニング)と、

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都会出身で性格はあっさりドライ。
言葉遣いも強めで年上にも異性に対しても一切の遠慮もしない。
スノッブだけれども知識や趣味性に関する理解と自己表現に長けていて、
性別関係なく一目置ける生意気系のチャン(セレーナ・ゴメス)。

マウントを取りたがるオスとしては、
間違いなく地方出身のお嬢様を守りたくなってしまうわけだが、
性別を超えて理解し合える相手というものも、
これまた得がたい存在だ。

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雨のそぼ降るニューヨークの一日の中で、
自身が本当に望む「相手」について考えさせられる
イマドキ男子のギャツビー(ティモシー・シャラメ)。

現代っ子らしい計画先行デートを、
とにかく上手く行かせようとするチャラ系屁理屈キャラだったはずなのに、
奇しくも本当のパートナーに関して考えざるを得ない状況に陥り、
この騒動の中から本当の答を得ていく成長の姿が瑞々しく描かれます。

登場人物が全員裕福であるところに、
庶民の私にはちょっと現実味を感じられないきらいもなくはありませんが、
だからこその知識量だったり、見栄っ張りだったりするからこそ
描かれる恋愛事情だと思って聞き流して欲しい。

きっと男性の誰もが、同じような2択の狭間で悩み苦しみ、
間違った選択をしたり、正しい選択を信じ切れなかったりした、
青臭いあの日の記憶が蘇るものと思います。

昔男子に是非観ていただきたい作品です。
現在絶賛公開中です!
(オススメ度:90)
  

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2020.07.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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