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KIN/キン

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SFサスペンス・アクション『KIN』。

「何処かで見たことあるな〜」と、チラッと思ってしまう、
まあまあ二番煎じな内容ではありますが、
SFチックな荒唐無稽な世界観は最後の最後までエッセンスでしかなく、
物語のほとんどが、残忍で凶暴なギャングからの逃亡劇。
観ている時はどっかで観たとかそんなこと忘れて没頭できる
発掘良品でありました。

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白人の養父のハルに育てられている黒人の少年イーライは、
廃墟となった工場跡地で黒いケース状の“兵器”を拾う。
その日、刑務所から義理の兄のジミーが仮釈放してくるが、
一向にマジメに働こうとしないジミーは、
とてもマジメで堅気な父とは反りが合わない。
ジミーは出所後に地元を仕切るギャングのテイラーの元を訪れ、
6万ドルに及ぶ借金の返済を待ってもらえるように頼むが
聞き入れられるはずもなかった。

そのあと、ジミーの父親が勤める会社の金庫から金を奪おうとしているときに
たまたま通りかかったハルに見つかってしまい、
ハルはその場でギャングに撃たれ、
ジミーはもみ合いの途中でボスの腹心を殺してしまう。

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その場からなんとか逃げ出し、イーライとともに逃走を図るジミー。
途中立ち寄ったバーでも酔ってバーを仕切るギャングと揉めごとを起こしてしまう。
そこではじめてイーライは謎の兵器を起動させるが、
バーを壁ごと吹き飛ばすほどの強力なロケット砲に近い重火器であった。
そして、そこで重労働を強いられていたダンサーのミリーの助けを借りて、
三人で逃走を始める。
そんな三人に腹心を殺されたテイラーが迫ってくる。

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なぜか謎の兵器は拾い主のイーライにしか操作ができない。
行く先々で問題を起こす兄を守るために、イーライはその兵器を使って
兄を守ろうとするが、発射される度に、兵器の“落とし主”に居場所が報される
仕組みになっており、明らかにこの星のモノではない強力な兵器の落とし主も、
イーライたちに迫ってくる・・・

果たして、イーライ達は逃げ切れるのか?
そして、謎の兵器の落とし主は一体何者なのか?
落とし主の目的とは???

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観ているこっちが「コイツには捕まりたくない」と思えるほど、
迫り来るワルがキレキレに猟奇的なサイコでないと、
このテの作品は成立しない。
そんな物語の別の意味での中心と言っていいサイコなギャング、
テイラーを演じるのはジェームズ・フランコ。
とても魅力的な役者さんだと思うのですが、
なかなかコレと言った作品に出会えない人のようで、
名脇役という立ち位置に甘んじてしまっているのが残念。
それだけに今回の鬼気迫る狂いっぷりがとても印象的でありました。

最後に、ひとつだけヒント的なものを残しておくと、
「KIN」とは、親類や縁者の意味。
黒人の子供を養子に迎えた白人の父親や、
そんなやさしい父親の言うことを聞かない義理の兄との絆のことかと思いきや。
ラスト5分でその真の意味が明かされるので、お楽しみに。

なんか久しぶりに良い映画に当たった感じです。
すでにレンタルも始まっているので是非!
(オススメ度:90)

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2020.06.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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