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THE DEAD DON'T DIE

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久しぶりに映画館で映画を観てきた。
できれば両隣の席もチケットを取ってゆったりと鑑賞したい私としては、
映画館におけるソーシャルディスタンスとやらは大歓迎だ。

自粛要請の解除が突然決まったわけだから、
当たり前なのだが、せっかく映画館の営業が再開されたと言っても、
スクリーンにかかる作品のほとんどは、アイドリング運転よろしく、
リバイバル上映作品が多く、新作の上映はなかった。

映画館の営業が解禁された一週間後に『パターソン』に次ぐ、
ジム・ジャームッシュ監督最新作『THE DEAD DON'T DIE』が
公開されるという報せは、まさに吉報以外の何ものでもなかった。

『THE DEAD DON'T DIE』の全米公開は昨年の7月で、
本来はもっと早くに日本でも公開されていたはずだったのですが、
コロナにはじき飛ばされてここまで公開が延びてしまった。
もう居ても立ってもいられず、公開初日に映画館に向かった。

thedeaddontdie2.jpg

何気ない日常の中に潜む、とびきりの幸せを描いた
『パターソン』とは180°転換し、ジム・ジャームッシュが
ゾンビものに初挑戦してきたというだけでもすでに大注目。

主演は前作に引き続き登場するアダム・ドライバーに加えて、
名優ビル・マーレイが脇を固めると聞けばもう鬼に金棒。
上に貼ったポスターにもある通り、
お馴染みのジム・ジャームッシュ組の面々に加えて、
セリーナ・ゴメスやティルダ・スウィントン、
ダニー・クローバーに、スティーブ・ブシェミなど、
そうそうたるメンツがその名を連ねている。
しかも、身体が映画館を渇望するレベルもすでにマックスだ!
これは行くしかないでしょ!

thedeaddontdie3.jpg

と、意気揚々と観に行ったものの…

う〜〜〜〜ん。コレどうなんでしょうか?

私がアメリカンなジョークが分かっていないから面白くないのか、
『ウォーキングデッド』など、近ごろ社会現象にもなったりしている
流行のゾンビモノを観ていないから分からないのか、
単純に面白くないだけなのかは分かりませんが、
私にはちっとも楽しめない作品でありました。
諸々期待値が高すぎたこともあって、反動がデカイ。

_ _ _ _ _ あまりにもつまらなかったので、ここからはネタバレします_ _ _ _ _

足を引き釣りながらゆったり近寄ってくるゾンビもいれば、
やたらと動きが素早いゾンビに、やたらと音に反応するゾンビなど、
ゾンビ作品ごとにゾンビには習性が与えられているものだが、
今作のゾンビには「生前にこだわっていた事に執着する」
というルールが持たされており、「コーヒー」や、「Wi-fi」、
「ファッション」など、死ぬ前まで執着していたモノに囚われている
ゾンビが多数出てくる。

そんなゾンビの対局の存在として、
物質社会から隔絶し、自給自足の生活を送る男が登場したり、
つまりは、物質に囚われ過ぎて、本来の人間らしい幸せを放棄してしまい、
まるで死人のように生きている現代人たちを揶揄しようとしているのだろう。

主旨は至極ごもっともなのだけれども、
ヒネリが効き過ぎたあまり一周回って面白くないのだからしようがない。

かといって意味深でシュールな物語にもなっていない。
唯一、ティルダ・スウィントンが意味もなくUFOに乗って飛び去る場面は笑った
(と言うか、呆気にとられた)が、それ以外は、さんざん引っ張った挙げ句に、
楽屋オチというとんでもない顛末まで待っている。

内容以上に映画鑑賞への期待感がいつもの倍以上高かったので、
タイミング的にも期待外れ感が増してしまったことは否めないが、
それにしても面白さまで自粛してしまっているように見えてしまった。
っていうくらいの駄作ぶりに、私は完全に打ちのめされた・・・
(オススメ度:9 怖い物見たさが勝る方にならお薦めする)
    

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2020.06.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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