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『ジャスティス・リーグ』幻のスナイダーカット 2021年配信決定!

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マーベル・シネマティック・ユニバースのヒーロー達を集結し、
『アバター』を抜いてついに史上最高の興行成績を記録した
アベンジャーズ エンドゲーム』。
ピンでも相当稼げるヒーローを一堂に会して作られる映画ですので、
ある意味ヒットは約束されているようなもの。
ただ、やや渋滞気味の登場人物達のパーソナリティをまとめ上げるのは、
かなりの力量が必要なようだ。もちろん、制作費もそれ相応にかかるので、
失敗すれば製作側の損失も相当なものとなってしまう。

そのDCコミックス版である『ジャスティス・リーグ』も、
スーパーマン、バットマン、ワンダー・ウーマンなど、DCの誇るヒーロー達を集め、
アベンジャーズ同様のヒットを望まれ製作されたわけだが、
ほとんど惨敗と言っていい結果に終わってしまった。

そんな失敗の反動か、
『ジャスティス・リーグ』の完成間際になって家庭の事情で途中降板した、
ザック・スナイダー監督が元々意図していた方向性と、
実際に公開されたバージョンがまったく違うという噂が
まことしやかに流れはじめた。

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マン・オブ・スティール』をはじめ、
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を監督し、
ワンダーウーマン』、『アクアマン』の製作を担当して、
この世界観をまとめ上げてきた第一人者であるザック・スナイダーですので、
彼の思いの丈がすべて詰め込まれた真の『ジャスティス・リーグ』を
観たいというファンの気持ちも良く分かる。

噂では、公開されたバージョンの内、実際にザック・スナイダーが
監督したシーンは全体の4割にも満たないという。
それに加え、そもそも2部構成で計画が練られていたこともあり、
スナイダー監督が撮影したシーンは
実に4時間以上存在しているというではありませんか。
4時間の内の50分程度しか使われてはおらず、
公開版の6割は後任のジョス・ウェドン監督が再撮影したものだったという。
つまり、まだ多くの未公開シーンが残されているのだそうだ。

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ただ、スナイダーがフルにディレクションしたはずの
『バットマン vs スーパーマン』も興行成績は決して芳しいものではなく、
その結果を受けて2部構成の話は消えたとも言われる。
『ジャスティス・リーグ』の最初のスナイダーカットの
ポスプロダクションを観た米ワーナー・ブラザースの幹部達からは
その時点で大幅な修正要求が出されており、
すでにワーナーとスナイダー監督との関係は悪化していたとの情報もある。
それもあり、家庭の問題で完成間際になって監督を降板したという理由じたいを
懐疑的に見る向きも多かったようだ。

スナイダー降板後に尻ぬぐいを任せられたジョス・ウェドンが
『アベンジャーズ1』を監督していたことも考えると、
ワーナーとしては無理矢理にでもアベンジャーズ方向に持っていきたかった
意図はモロバレでありますので、配給会社がファンの気持ちを無視して
作品を台無しにしたと思われても仕方のないことかもしれない。

一旦公開された作品のボツになった脚本レベルの話ならば、
それがどんなに魅力的な内容であったとしても、
噂になる以上に蒸し返されることは100%あり得ない。
でも、すでに撮影された素材として残っているのであれば、
契約内容などの法的手続きの調整、そして何より、
ワーナーという老舗の大企業が自らの非を認めるという
大きなハードルが残る事は確かだが、やってできないことではない。

ただ、『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』もまた
配給会社の意図にそぐわずに途中で更迭された
コリン・トレボロウ監督の幻の脚本『Duel of the Fates』がリークされたり、
熱狂的なファンが多ければ多いほど、その全てのファンを満足させられる
結末などないわけで、ある意味こういったことは映画業界では良くある話。
なので、この『スナイダー・カット』の存在もまた、
都市伝説レベルでフェードアウトしていくものと思われた。

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しかして、どうにも気持ちのおさまらないコアなファン達の思いは、
スナイダー・カットの公開を求める署名運動に発展し、
「#Release the Snyder Cut」が巷を騒がせるようになる。
公開を求めるためのクラウドファウンディングも行われ、
集まった資金でコミコン会場の近くのビルボードに
公開を求める広告を掲載したりしていたのだそうだ。

その後、出演したキャスト達もSNS上で公開を求める運動に参加しはじめ、
スナイダー・カットの存在がただの妄想ではないことを世の中が知ることとなった。
そしていよいよワーナーの重い腰を持ち上げることにつながり、
2021年に米HBO Maxから配信されることが正式に発表されたわけだ。

監督が交代されなくても、配給会社の要望で
物語に多少の変更を余儀なくされた『ブレード・ランナー』が、
のちに『ディレクターズ・カット』、『ファイナルカット』と称して、
フルバージョンが公開されたりした例もあるにはあったが、
言ってもそれは微細な違い程度の話だ。
今回のように、ほとんどリメイクに近いレベルまで改編されるのは
たぶん初めてのことではないだろうか。
しかも、保管されてきた未使用シーンには、
VFXなどは施されていない状態なのだそうで、
ワーナー・ブラザースは今後2,000万~3,000万ドルという巨費を投じて
それを完成させるつもりなのだという。

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ワーナーの動画配信サービスであるHBO Maxは、
つい5/27日にスタートしたばかりなので、
今回の騒動がそれなりの宣伝効果を上げていることは確かであろうが、
それにしても、よく天下のワーナー・ブラザースが恥を忍んでまで
スナイダー・カットの配信を決めたものだと思う。
これはかなり珍しいケースで、ほとんど事件と言っていいレベルの出来事だ。

それは何より、アベンジャーズの真反対の存在である『ジョーカー』の
想定外の大成功により、アベンジャーズ以外の成功の法則があることが
分かったからではなかろうか。

これに続けとばかりに、同じDCユニバースに属する『スーサイド・スクワッド』も、
幻のディレクターカット(エクステンデッド・エディションとはベツモノ)の
公開を求める署名が行われているらしい。
そう言えば、『スーサイド・スクワッド』にも
思いっきり期待を裏切られたっけな・・・
とにかくワーナーという会社は作品に口を挟む傾向が強いようだ。

というように、スナイダーカットの公開は完全に前例となってしまい、
DCじゃないけど『ハン・ソロ』の続編を求める署名まで始まっているらしいが、
○○カット公開署名運動〜公開っていうのが、
話題づくりのマーケティング手法にならないことを祈るばかりだ。

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『バットマン vs スーパーマン』にも、
30分の未公開シーンを追加したアルティメット・エディションが存在するが、
公開版との違いは微細であったので、
今回も期待のしすぎは禁物だと個人的には思っている。

ただ、撮影はされたが完全にカットされたキャラクターが2〜3いるらしいことや、
撮影中に話題になった「黒いスーツを着たスーパーマン」
(『マン・オブ・スティール』でも黒スーツのシーンはある)
も、気になるところではある。
果たして4時間バージョンとなるのか、数話に分けて配信されるのか、
日本でも観られるのか?観られるならどこでなのか?など、
まだ分かっていないことも多いのですが、
今は素直にこの祭りに乗っかって今後の展開を楽しみに待ちたいと思う。
  

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2020.05.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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