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川場スキー場【緊急事態宣言前夜】

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いよいよ7都府県を対象に緊急事態宣言が発出された。
海外からは法的拘束力のない対応策に生ぬるいとの批判もあるように、
外出自粛要請との違いはあまりない。
ただ、各自治体から企業へ営業自粛の要請をできるようになるので、
そもそも外出先がなくなるという違いはある。

当然、スキー場も例外ではないのだが、
スキー場があるのは今回の宣言外の各県なので、
尚のこと各スキー場の対応がどうなるのか分からない。

こういった時節柄、不要不休の代表格である
「遊び」に出かけることには様々な意見もあると思う。
でも、自主隔離しながら
このブログを読んでくださっている方々もいるかもしれない。
そんな方々に対し、このままシーズンが終わってしまうのはあまりに不義理だ。

とか、ただ滑りに行きたいだけなのに、
ほとんどジャーナリストのような責任感を無理矢理自分にお仕着せて、
緊急事態宣言発令前夜に家を飛び出した。

飛び出したのはいいものの、
ガラガラに空いた深夜の関越自動車道を北上しながら、
この場に至ってどこに行ったものかと逡巡。
この時期すでに多くのスキー場が営業を終えており、
選択肢はそう多くはないのですが、
まるでバックカントリーでのリスクマネジメントのように、
混雑は避けたいとか、ロープウェイやゴンドラは避けたいとか、
いまスキー場に求められる安全性に思いを馳せる。

そうして川場スキー場に行くことにした。ちなみに今季初来場。

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道の駅で車中泊して6時起床。
在宅勤務と外出自粛による喰っちゃあ寝の繰り返しにより、
最近寝付きが悪い。車中泊では尚のこと、なかなか眠れない・・・

そうして川場スキー場に7時前に到着。
8時運転開始かと思ったら、8時リフト券販売開始で8時半運転開始だった。
こういう情報がホームページのどこに記載されているのか、
ほんと分かりづらい。

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う〜〜〜〜ん。春らしい良い天気。
2年前に行った武尊〜中岳の尾根もとてもきれいに見渡すことができた。

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また行きたいな〜〜〜〜

さておき、前日に降雪があったようで、朝一のコンディションは悪くなかった。

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吹きだまりにはクリーミーながらも新雪がグルーミングの上に積もっていた。
う〜〜〜〜ん。デリシャス。4月に存外の足応え。
ただ、本来ならばザラメを楽しみたいこの時期に、
こういった降雪はあからさまに余計なお世話。
むしろ表面の汚れを洗い流してくれる雨の方がウェルカム。
湿度の高い新雪は、気温の上昇に伴って、
水分や汚れが表面に浮いてストップスノーになりやすい。
ただ、春にしては気温はとても低く、ストップ化のスピードも抑えてくれている。
よってこの日は、あからさまな午前中勝負。

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といったわけで、午前中のコース状況は、アイシーで硬いところがありながらも、
全体的にきっちり踏める、とても操作がしやすい雪質でありました。
それと、この時期にしてはかなりラッキーなことに、
未だにレフトの5メートルほどの高さの壁がきれいに残っていて、
グーフィーアテコミ天国でもありました。

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「滑るのはこれで最後になるかもな〜」と、
シーズン〆になるかもしれない大事な場面に持って来たのは
『NISEKO PREASURES』。
今シーズンも道具たちから様々な気づきをもらったが、
ここ数シーズンで一番インパクトのある気づきをもらえたのがこいつだ。
その気づきの再確認のためにも、ここで乗っておかねばならない。

この日も、アイシーからザラメ、ストップ雪まで、
リフトに乗る度に、まさに刻々と変化していく雪面状況に、
抜群の対応力と操作性で応えてくれた。

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スキー場自体は予想通りに空いていて、
4人乗りリフトもほとんど1人で乗ることができた。
密閉、密集、密接に関しては見事にクリア。
まあどれだけ気を付けてもリスクは決してゼロにはならないのですが、
限りなくゼロに近いと信じられるこの空気感が、いまはとても高安心感。

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来客数が増えくるのと同時に雪が停まりはじめた。
時に、この日も塗布していた『Kashiwax SPRING BRAKE』ですが、
さすがのSPRING BRAKEであっても、完全に足を取られないなんてことはなく、
表面に汚れと共に水分が浮きだした雪面では、それなりに抵抗感は感じてしまう。
ただ、つんのめるようなブレーキ感は一切なく、
同じ抵抗感を保ったまま滑り抜けることができる。
これは『C.W.D』の時にも感じられたことで、そういう意味ではまさに
C.W.Dに新雪性能を足したものがSPRING BRAKEであるのだろうと思う。
とても対応範囲の広い滑走ワックスであるという認識に変わりはなかった。

そんなわけで、人も増えだし、
あまり気持ち良く滑ることができなくなってきたので
昼まで滑って終わることにした。

欲を言えば最後にスノースケートにも乗っておきたかったのですが、
川場ではスノースケートで滑ることができないので仕方がない。

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というわけで、いつも山へ向かう高速道路から見えていた
“あの坂”へ行ってみることにした。
「では早速」とばかりに滑ってみますと、この坂、見た目以上に速かった。
(ここだけの話、ここは公道なので尚のこと)
ターンへの集中を欠くと一気に真っ逆さまに滑り出すのでそこそこ緊張する。
私は、ザッ!とホイールをサイドスリップさせて減速させる
例のダウンチル的な乗り方ができないので、
1ターン1ターンを丁寧にしてスピードコントロールするしかない。
そこそこ神経を磨り減らしましたが、ご覧のような見晴らしもあり、
きっちり向き合える気持ちの良い坂でありました。

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そしてこの日の夕刻。
前日の予告通りに、史上初となる緊急事態宣言が出された。
その後、いくつかのスキー場が営業の自粛を表明し、
川場スキー場も9日までで今シーズンの営業を終了する旨の発表があった。
営業を続けるスキー場もあるが、緊急事態宣言対象地域からの来場を、
事実上断るとの発表が出された。

やはり、従業員や県内の住民を守る
という意味も大きいのだなと今さらながらに思う。

そのこと自体は至極真っ当な判断だと思うし、一切の異論はないのですが、
これがおかしな差別につながらなければいいなと思う。
東日本大震災のときに、福島に住む親戚がクルマで関東に来た際に、
福島のナンバーを見たガソリンスタンドの従業員に
「放射能が染るから出ていけ」と言われたのだそうだ。
今回も集団感染が発生した京都産業大の学生が
バイトをクビになったり、飲食店への入店を断られた、などの
いやがらせに関する相談が多く寄せられているらしい。
あまりに無知で無教養な一部の人間による矮小な差別意識だと
思うかもしれないが、こういう“不都合な”現実だってある。

さておき、これでシーズンも強制終了になってしまうかもしれない。
シーズン締メの意味でも、春の立山にも行きたいところだが、
室堂までの交通機関や山小屋で過ごすことを思うと難しいのかな。
念のため最後まで諦めずにニラミは効かせておこうとは思いますが、
残念となった場合も、改めて今シーズンの総括はしようと思います。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
こういったご時世だから尚のこと、知的探求の旅への思いは止められず・・・
使えるかどうかも分からないのに改良したトゥ・ストラップのお話です。
   

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テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.04.13 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

コメント

いゃー、自分も春立を狙っていましたが、残念ながら今シーズンは強制終了となってしまいました。この後に及んで、お山には何だかんだ降ってるではありませんか。思い通りには成らず、自然は敵わないなと改めて思いますねー。体調に気を付けて、来シーズンに思いを馳せると致します。

2020-04-13 月 12:36:08 | URL | Sugaya #- [ 編集 ]

Sugayaさん
本当ですね〜〜今日も降っているようですね〜
ほんとおかしなシーズンでした。
来シーズンこそ、12月から良い雪を楽しみたいものです!

2020-04-13 月 16:18:07 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

緊急事態宣言前だから他県に遊びに行っていいって話じゃないでしょ。他人に迷惑がかかるような行動をしてブログにしてジャーナリズムとか何考えてるんだか

2020-04-14 火 19:47:28 | URL | ミヤジュ #- [ 編集 ]

ミヤジュさん
貴重なご意見ありがとうございます。

2020-04-15 水 02:17:49 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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