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パラサイト 半地下の家族

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アジア圏初どころか、英語以外の作品が作品賞を獲った初めての作品として、
大きく報道もされたので、皆さんもすでにご存じかと思うが、
『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞主要4部門で
見事にオスカーを獲得してしまった。

アカデミー賞効果は日本でも明らかで、
公開6週目にして週末の観客動員数1位に輝いた。
私が観た回もほとんど満席で、その話題ぶりを肌で感じる事ができた。

今年のアカデミー賞は、確かにいつにも増して本命不在でありましたが、
それでも韓国作品の『パラサイト 半地下の家族』が
国際映画賞(昨年までの外国語映画賞)のみならず、
作品賞、監督賞にまでノミネートされたことは大きなニュースであった。

そんな中、やっぱりスコセッシの『アイリッシュマン』なのか?
ひょっとして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』??、
まさかの『ジョーカー』???
と、なかなか賞レースの行方が盛り上がったことは確か。

私も毎年アカデミー賞授賞式はWOWOWで観ているのですが、
『パラサイト』が前半で発表される国際映画賞を
受賞した時点で、「これで『パラサイト』の作品賞はなくなったな」とか
思っていたのですが、まさかまさか脚本賞に監督賞まで受賞し、
「おいおい、こりゃあまさかもあり得るぞ!」となり、
そして授賞式の最後に発表される作品賞まで受賞してしまった。

もちろんアカデミー賞がすべての映画の価値基準ではない。
アカデミー賞にノミネートされなくても素晴らしい映画は山ほどある。
とはいえ、韓国にしても日本にしても、年間にあれだけの数の
作品を輩出していながら、長編アニメや外国語映画という枠でしか
評価されていないのはおかしい。
毎年1〜2本くらいは、作品賞ノミネートの可能性くらい噂されても
おかしくないと思うし、それを目指す作品がないのはおかしいとさえ思う。

今回の「事件」によって、真剣にアカデミー賞を狙う作品が
日本からも出て欲しいと心から思う。

ということで、私にとっても『パラサイト』は、
映画館で観るほとんど「初の」韓国映画となった。
ちなみに今まで映画館で見た韓国映画は20年前に観た『シュリ』のみ。

勘違いして欲しくないのだが、けっして韓国映画が嫌いなわけではない。
ハリウッド作品以外はフランスだろうとイタリアだろうとあまり観ない
というだけだ。

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多くの貧困家庭が住む貧民街の中でも
更にランクの低い半地下の家に住む無職の4人家族。
貧しくても勉強はできる長男が、友人の紹介ではじめた金持ち家庭の
長女の英語の家庭教師を皮切りに、妹が8歳(くらい)の長男の美術教師、
父が運転手、母が家政婦と、家族全員が金持ちの家に「寄生」しはじめるお話。

見事に家族ごと寄生することに成功したところから、
珍客の来訪を境にして物語は思いもよらない方向に転がりはじめます・・・

前半はコメディ、後半はシリアスなサスペンスと、
大きく二つの流れが盛り込まれており、観る者を飽きさせない。
確かによく練られた脚本だし、とても面白い作品なのですが、
アカデミー賞作品賞を受賞するほどかと言われれば「?」だ。
これはたぶん隣国としてすでに韓国に慣れ親しんでいる
日本人だからなのだろうと思う。
昨年の作品賞を受賞した『ローマ』はメキシコが舞台で全編スペイン語
でしたが、ハリウッドの住民にはその『ローマ』と同じように、
韓国の格差社会を描いた本作が、特別な世界に見えたのかもしれない。

いや、ほんとに面白いので観てもゼッタイに損はない作品なんですよ。
でも、アカデミー作品賞を獲ったと言われますと・・・
昨今、「多様性」を強めに打ち出すアカデミーが、
女性監督をノミネートしなかったり、
主演男優賞に黒人俳優がノミネートされず「白すぎる」などと
批判された反動もあったのか・・・とか、
やっかみも含めて少々意地悪な見方をせずにいられない。

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あまり観ない韓国映画なのですが、
今作に加えて『魔女 The Witch』『新 感染ファイナルエクスプレス』
私がここ最近観た韓国映画3作品すべてに出演しているのがチェ・ウシク。
たまたまでしかないのだが、
青田刈り的な私の審美眼が認められたみたいでちょっとウレシイ。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週火曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
DEELUXE RINを手に入れてから(なんちゃって)覚醒している私ですが、
その効果が一番に出ているのはやはりTTであります。
中でもミズメヒノキは、その乗り味の気持ち良さを引き出すために
まあまあ苦労してきたので、そのヨロコビもひとしおであります。
  

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2020.02.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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