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TT168 ミズメヒノキに(ちょびっと)開眼した話

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今季DEELUXE RINを履くようになってからというもの、
今までできなかったことが笑っちゃうくらいできるようになった。
昨シーズンまで踏めなかったところまで、今季は踏めてしまっている。

とはいえ、それはあくまでも私のイメージというか、
単に私ができないと思い込んでいただけの話で、
RINはまったく関係がないのかもしれない。
仮に関係があったとしても、UNION STRATAのヌケの良さとの相乗効果も
充分に考えられるので、ブーツだけの話ではないとは思う。

それに、私が感じている効果効能を目的として
このブーツがデザインされているわけではなく、
あくまでも副産物として私が有り難がっているだけかもしれないことは
予めお断りしておく。

それでも何でも、できるようになった理由が何であれ、
ふとしたキッカケでブレイクスルーしてしまうなんてことは良くある話だし、
道具の役目の80%はプラシーボだとすら私は思っている。
NIKEの厚底シューズや大阪なおみのラケットが売り切れるのもよくわかる。
道具を信じられれば、より自分を信じていけるのだから
これこそ道具の果たすべき役目の最たるものだろう。

さておき、この踏める踏めないという話も抽象論だし、
人によっては道具が何であれきちんと踏むことができるのかもしれない。
なのでとても説明が難しいのですが、
せっかくなのでなんとか話してみようと思う。

私が踏めていないと感じたのは、
私が上手い人(特にTT乗り)を後ろから見たときのこと。
ボードの中心、というかボード全体にきちんと加重したまま
「身体の重心を自分はあそこまで下げられない」と思うことが多かった。

重心を下げるとボードの中心からズレて荷重が外に逃げてしまい
エッジに乗りきれず、ターン弧がどんどん外にはらんでいってしまっていた。

それがRINに履き替えた途端に、
同じ動作なのに更に低く加重できるようになってしまった。
後ろから眺めていた人たちのように重心を下げられているのかどうかは
自分では確認のしようがないのだが、今まで以上に
荷重を「入れ」られているのは、足首を折り曲げられているからだと感じる。
それはバックサイドでも同じで、足首を畳んだままヒールに乗っていられる。
しかも、ブーツの中で踵が浮いたり抜けたりすることも一切ない。

今まではブーツのアッパーも含め、ブーツ全体での固定力が
強ければ強いほどボードを「動かせる」と思っていたのですが、
それはある意味まったくの逆だった。

以前、佐々木勝巳さんと食事をしているときに
ナイターを終えた天海洋くんがその店に寄ってくれて
しばらく話をしたのですが、その間じゅう洋くんは届いたばかりの
真新しいK2 TTをずっと「揉んで」いたことがあった。
そのときはプロはそこまでやるんだな〜とか思っただけだったのだが、
今思えば洋くんはそこまで踏み込んでいるのか、ということに思い至る。

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そして、その効果が一番顕著に出たのがTTでありました。

これまでもマグレ当たりでビタッとターンが決まってしまったことはあったのだが、
それがほぼ100%の再現率で深くエグるように曲がれるようになった。

「TTは撓らせることでサイドカーブを現出させて曲げる」
という話で頭が凝り固まっていたため、固定力の強いブーツで
後ろ脚のヒザが前脚を追い越すくらいボードをねじ曲げるイメージを持っていた。
それもあってSoftflexの方が良く曲がるように感じていた。
私ほど体重と上背があれば、きちんと真ん中に荷重さえできれば
力を入れなくてもTTは曲がっていってくれることに気がつけた。

それは面の整った斜面に限らず、荒れてきた斜面でも同様だった。
あれほど雪面やコース状況に操作性が左右されてきたTTが、
これまでMAXFORCEに感じたような操作感で操れるようになってしまった。

とはいえ、TTを気持ち良く滑らせられるゲレンデの賞味期限はもちろん短い。
リフト一本ごとに数百本単位で増えていくトラックに比例して
TTとの楽しい時間はどんどん削られていく。
雪面の状況がそこまで悪くなるとインディかSpoonfishの方が数倍楽しめる。
でも、その期限切れまでに時間が確実に伸びてきている。

そんな斜面をTTで滑ることが楽しいのか?
と問われればそれはまた別のお話だと答える。楽しいわけない。
でも、あれほど偏った性格だったTTが、
ちょっと万能性を持ち始めていることが今はとにかく楽しくて仕方がない。

それはSoftflexでも、硬いミズメでも同じように踏めるようになったのだが、
Softflexに較べて更にペネトレイトの良いミズメなので、
その突破性の高さを活かせればより対応力が高くなるように感じる。
雪面の状況に比例して融通の効かなくなったミズメが、
単純に状況変化に対応してくれるだけで、それが無性に楽しく感じられてしまう。
ツンデレの典型。

そして、そのおかげで、
ミズメヒノキTTのもつあらゆる振動が減衰され抑えの効いた乗り味が
より堪能できるようにもなった。

ちなみになのですが、
TTとSPEEDMASTERでは効果を感じられているのですが、
インディでは逆にサイドカーブが効き過ぎに感じていたりするのは
私の滑り方が偏っているせいだろうか???

その人の体重などによって、適切なフレックスは変わるのだろうが、
その適切というやつも乗る位置によるのだと今さらながらに理解できた。
ここまで時間がかかったのも思い込みの弊害。
頭でっかちが填まりやすい罠だ。道具の功罪。

ただ、上手い人はフラットキャンバーのTTに乗っていても
壁の手前までゆったりと入って行きながら、
まるでアクセルキャンバーのように急で深いボトムターンで
壁を駆け上がったり、ターン後半にエグい加速を見せることがあるが、
さすがにまだあの境地にまでは達していない。

というわけで、まだまだ入口の序の口ではありますが、
新たなチャプターに入った感、高し。
こういう気づきの連続が、趣味を持つことの最大の醍醐味だよね。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
好き好んでちょい古い輸入車に乗っているのだから
仕方のないことかもしれない。でも、「またかよ」とか思う前に
もう10年も前のモデルに対してもリコールを怠らない
メーカーの姿勢には感銘さえ受ける。
  

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2020.02.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

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