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フォード vs フェラーリ

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ル・マンの絶対的王者フェラーリに挑んだフォードの物語。
であるわけなのだが、
カーレースは主にヨーロッパの貴族主義が生み出したものでもあるので、
「世界の田舎者」呼ばわりされていたアメリカを代表するカーメーカーである
フォードは、そこそこ子供扱いされていた。そんな時代のお話。

生産台数では当時世界一であったフォードですが、
本場欧州の、その中でも取り分け優勝することが困難である
ル・マン24時間レースに勝てるレースカーを生み出すことができるような
技術的に秀でたメーカーでは決してなかった。
元より、当時のアメリカは、欧州でのレースの戦績が
売り上げに直結するような市場の土壌もなく、
尚のこと商売第一のフォードが本場欧州のレースに参戦する
気概などありもしない。そんな時代。

「バカにされたから復讐を誓う」という、
何とも単純でありながらもピュアな理由で、
フォードが意地とプライドを賭けて王者フェラーリに挑む姿は、
男なら誰でも一度は経験のある「流れ」ではなかろうか。
なので、超がつくほど単純で不純な動機は、
それはそれでなんとも愛らしくもあるし、説得力もあったりする。

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ただ、この物語の核心は、
『フォード vs フェラーリ』という題名のとおりではない。

むしろ、本当の敵は身内にいて、
その実「会社の利益 vs レース屋の誇り」、
もしくは「金を出す方 vs 金を遣う方」といった対決の図式が
この映画の実際のところだ。

こういった世界観も、パトロンとしてアーティストを育てる文化を持つ
ヨーロッパとアメリカの対比でもあったりするわけだ。

なので、クルマ好きでなくても充分楽しめるし、
この時代のレースのこと、フェラーリのことをよく知らなくても、
この映画は楽しめると思う。

もちろん、知っているなら尚のこと楽しめる・・・
と言いたいところなのだが、
意外と、というか、敢えてなのか分からないが、
残念ながらクルマ好きするような部分にはあまり光が当たっていない。

スポ根ものにしたかったからなのか、
エンジニアリング的な対決軸よりも、
あくまでも人間ドラマの部分を軸にして描かれている。

いちクルマ好きとしては、なぜフォードがル・マンで勝てたのか?について、
もう少しで良いので技術的な観点からも深掘りして欲しかったと思う。

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私個人としてはクリスチャン・ベイル演じる天才ドライバー(であり
天才エンジニア)であるケン・マイルズの妻、
モリーを演じたカトリーナ・バルフが出色、というか要注目。

以前紹介した『マネーモンスター』でも
「一目惚れした」と公言させていただいておりますが、
久しぶりにスクリーンで拝見するカトリーナ様は相変わらずお綺麗でありました。

そこに加えて、レースを愛する旦那への理解のある献身的な行動もまた、
世の旦那衆のハートを掴んで離さないことでありましょう。

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シェルビーとケンが家の前で取っ組み合いのケンカをするのを、
ビーチチェアに座って雑誌片手に観戦するシーンが特にステキでありました。
嫁にするなら間違いなくこんな女性でありますな。の典型例。
こういった古き佳きアメリカの描き方も秀逸です。
(オススメ度:70)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
成人の日の三連休の日曜にかぐらまで滑りに行ってきたお話です。
辛抱たまらずに虎の子のスピードマスターを出してしまいました・・・
  

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2020.01.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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