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スター・ウォーズ 〜スカイウォーカーの夜明け〜

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令和2年最初の映画ネタは、
何はなくともこれを書かずにはいられない『STAR WARS』のお話です。
特に荒れた私の年末にあって、『スカイウォーカーの夜明け』は
2019年に残された最後の楽しみと言っても過言ではありませんでした。

そして、そんな荒んだ私の気持ちを知ってか知らずか、
私の勝手な期待にスター・ウォーズはきっちりと応えてくれたのであります。

その他方で、スター・ウォーズという壮大な物語の終わり方として、
「果たしてこれでいいのか?」と、疑問をお持ちの方が少なくないことも
理解しているつもりであります。
それでも敢えて「これでいいのだ」とバカボンのパパ的に即答したい。

はっきり言って、『最後のジェダイ』は失敗作であったと思う。
『THE RISE OF SKYWALKER』という原題に籠められた思いは、
あからさまな『THE LAST JEDI』への反証になっているとさえ思う。

偉大なオリジナルを引き継ぐという意味において、
エピソード1〜3のプリクエル・トリロジーも失敗であったと私は思う。
それでも、アナキンが暗黒面に落ちていくという、
アンハッピーエンドが待っていることは、
誰もが分かった上での鑑賞だったので、
そういう大局的な面でも破綻は起こりづらかったと思う。

何より、ジョージ・ルーカスという大きな背骨が一本通っていたので、
物語に一貫性があった。
『帝国の逆襲』からスピルバーグに監督を打診したが、
「君が監督するべきだ」と言って断られた話は有名だが、
良い意味でも悪い意味でも、これがルーカスの物語であることは間違いない。
でも、エピソード7からのシークエル・トリロジー三部作に
もうジョージ・ルーカスはいないのだ。

この三部作に、最初から大きな物語の骨格が存在していたのかどうかは
分からないが、様々なインタビューの断片を読み解けば
物語がリレー形式で紡がれていたことに疑いの余地はない。
つまりはトリロジーの流れを一作ずつ別の監督に委ねるという手法が
失敗であったことは、この際火を見るよりも明らかだ。

J.Jエイブラムスは否定しているが、
彼自身も『最後のジェダイ』が間違った方向に行ってしまったこと、
間違いでなかったとしても、それらの回り道を回収するために、
無駄な労力と時間を強要されたことは察して余りある。
ひょっとすると
ジョージ・ルーカスは『最後のジェダイ』を正解と判断するかもしれないが、
やはりあれは我々の望むスター・ウォーズではなかったと思う。

確かに、悪の親玉であるはずのスノークが、
2話目であっさり死んでしまうことには驚いた。
レイの出生に関して何ら特別なことがないということも
アナキンだって特別な子供ではなかったわけなのだから、
それもまた良いアイデアだと私も思った。
その先の展開にも確かに期待させられたが、
きっとそこから発展する物語にスター・ウォーズらしさはなかったのだろうと思う。

そこからの軌道修正の難しさは想像を絶した作業だったと思われる。
レイアを演じるキャリー・フィッシャーの急死も大きな痛手であった。
その結果、パルパティーンという、すでに埃をかぶったヴィランを、
わざわざ物置から引っ張り出すハメに陥ってしまったし、
ルークに「私が間違っていた」とまで言わせてしまうなど
多くの回り道の痕跡が散見される。
それでも何でも、あれだけの大団円に持ち込んだ
J.J・エイブラムスの手腕を、私は最大の賛辞で称えたい。

あれだけ強力で強大な敵なのに、なぜか小さいながらも必ず弱点があって、
反乱軍は毎回毎回ゲリラ的にそこを突いて勝利を収めるという
ほとんどお約束のような展開が繰り広げられるところなど、
現代における映画の物語の構成としては少々古臭いと、
さすがのスターウォーズ贔屓の私も思う。
結局エピソード4の焼き直しでしかなく、
観る人によっては、そこに革新性が足らないと考えられることも分かる。
そして、ライアン・ジョンソンが『最後のジェダイ』で
スター・ウォーズの革新に挑戦したこともまたよく分かる。
分かるけれども、スター・ウォーズがピュアなクラシック作品で、
古典として定形のある映画であることを考えれば、
古かろうと何であろうと、あれこそが『スター・ウォーズ』であったのだと私は思う。

そして、人々が心の底から楽しめる大活劇と、
心の底から喜べるハッピーエンドのカタチに、
時代も革新もへったくれもないことも
『スカイウォーカーの夜明け』は改めて知らせてくれたと思う。
歌舞伎でも落語でも同じだ。革新だけでは成立しない世界観もあるのだ。

没落したやに見えたスカイウォーカーが、
如何にして再興(夜明け)を迎えるのか。
まだご覧になっていなければ、是非それを確認しに劇場に足を運んで欲しい。
ホントにこういう終わり方をしてくれて良かった。感無量であります。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
やっぱりですね。人間苦しいときほど前向きに買い物しないとなりません。
という、ダメ人間にありがちな自分にだけ都合の良い悪の信念に基づき、
またもやっちまったお話です。お楽しみに。
  

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テーマ:スターウォーズ - ジャンル:映画

2020.01.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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オートバイと
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