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東京モーターショー 2019 【後編】青海会場 トヨタ スバル

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言ったように、今回の東京モーターショーは輸入車メーカーの多くが出展しておらず、
そのぶん会場の東京ビッグサイトを持て余しているのでは?と想像していた。

確かにオリンピック対応で東棟は工事が入っていて閉鎖されていたのだが、
その代わりに南棟と呼ばれる新しい展示棟が新たに建てられていたり、
有明だけでなく、ゆりかもめ東京臨海線ひと駅ぶん離れた
青海(VenusFortの周り)にも、新しいビッグサイトの展示棟ができていて、
そちらも東京モーターショーの会場となっていた。

そもそも西棟と東棟を行き来するだけでそこそこタイヘンだったのに、
km単位で離れた距離を移動させられるのはマジで腹立たしい。
加えて、有明会場の西棟〜南棟という会場設定が迷路のように複雑。
なのに案内表示が極端に少ないのはいただけない。
ホスピタリティの欠片も感じられない。

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有明〜青海間の1.5kmには無料のシャトルバスも運行しているのだが、
その乗り場は空いているはずのプレスデーであっても大行列ができていた。
会場間を結ぶ遊歩道にも何某かの展示があるとのいことだったので、
歩いてみたのだが・・・

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遊歩道を利用した電動のキックボードの試乗などを除けば、
こういった車両の展示がほとんど。
そりゃあ、痛車とか、「あいのり」のラブワゴンとか、
なかなか間近見られませんから貴重な機会かもしれませんよ。
でも、1.5kmを歩かされることの代償としてそれが見合っているかと問われれば、
まったく見合ってなんかいません。徒労感。


【トヨタ】

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何より今回ショックだったのは他ならないトヨタであります。
「今回のモーターショーにはここ1年で発売するクルマは展示しません」と
予め発表していたらしい。オレそんなこと聞いてないし。
まともなコンセプトカーはおろか、新車の展示すら一切なし。
今回一番楽しみにしていた『Tjクルーザー』の展示もありませんでした・・・
以前、今回の東京モーターショーで発表されるという誤報を流してしまいました。
この場を借りてお詫び申し上げます・・・

どうやら近未来の体験型のブース設計だったようなのですが、
仕事の合間を縫って来場した私にそんなことに付き合っている時間なんぞありません。
テレビCMでは豊田社長が「モーターショーではなく、ヒューマンショーです」とか、
うそぶいてましたが、私はモーターショーを観に来たんです。
この日に限っては特に、ヒューマンには何の興味もありません。

プレスデーならまだしも、
単にクルマが陳列されているだけでも大行列ができる一般公開時に、
足を止めて劇場で起こる文字通りのショーを眺めなければならないことを考えると、
ここがどれだけパニックになったのかは想像したくもない。
それだけで嫌な汗が流れます。

というわけで、
青海会場までの長い道のりは、完全な無駄足となってしまいました。

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一応その隣のトヨタ車体のブースに置いてあった
『グランエース』の画像を貼っておきます。
次期ハイエースを示唆するモデルということで
かなりの関心を集めているグランエースですが、これはもうバスです。
ここからハイエースを想像するのは、私には物理的に困難であります。


【スバル】

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来年後半に発売開始される次期『レヴォーグ』。
そのプロトタイプが展示されておりましたが、
この期に及んで窓は黒塗りで、内装が見せられる状態になかったり、
これも主役を張るにはなんとも寂しい感じが否めない。

世間のこの新型への関心がそれなりに高いのでしょうが、
キープコンセプトで変わり映えしないデザインと併せて、
中身的にも特に新しい情報はアナウンスされていない。
というか、新機軸は盛り込まれない様子。
モーターショーに出すのは一向に構わないが、
それが壇上の一等地にいるようではスバルの先が思いやられる。

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『VIZIV ADRENALINE CONCEPT』も完全な画に描いた餅。

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というのも、スバルはコンセプトカーの名称を毎回『VIZIV』で統一しており、
それもあって「またか」という気持ちの方が先だってしまう。
コンセプトをそのまま市販化するマツダがいる一方で、
スバルはいつもコンセプトカーの方が市販車より何倍もカッコいいという
手前ミソな状況を打破できないままでいる。

こういう状況を見ていると、どんなにカッコいいコンセプトであっても、
「どうせこのまま売らないんでしょ?」と思ってしまう。
今見ても2013年のフォレスターのコンセプトはカッコイイ。
このまま出していたらローバーの『イヴォーグ』より売れたんじゃなかろうか?

そして、2015年のコンセプトが、
次期WRXを示唆するものであることは明らかだが、
今回発表になったレヴォーグにも、このデザインコンセプトが活かされている。
ご覧のように、やっぱりコンセプトの方が何倍もカッコイイ。

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というわけで、私としては文句しか出てこない東京モーターショーでありました。
ただ、当初100万人を目標にしていた来場者数は130万人を達成し、
前回の77万人(会期が2日少ない)から大幅に増やした。
内容はスカスカだったのに、来場者数は増えるという
何とも形容しがたい状況であります。

現在、内燃機関から電気モーターへの
一番大きな過渡期に差しかかっていることは確かで、
各自動車メーカーには、そこへの明確な回答を求められている事は分かる。
でも、いまだに電池の大容量化と小型化技術がブレイクスルーされず、
2年おきの開催では紹介するネタが出てきていないのが現状だ。

自動車の電化は、差し迫った重要なミッションであることは確かなのだが、
クルマ自体の魅力や必要性が地盤沈下してしまっていることの方が
差し迫った危機ではないのだろうか?

今回トヨタは、公共交通やそこから繋がる(コネクトする)
社会の未来を明示することで、
そこに対するパーソナルモビリティの必要性を喚起する狙いだったようだ。
それはまるで一部の富裕層だけが自動車に乗っていた時代に一旦戻して、
価値感が一巡するのを待つようなことだと、私は勝手に解釈する。

それが正しい戦略なのかどうか、私には分からないが、
少なくとも私が大好きなクルマの未来は、
ここ日本ではすでに終焉に向かっているようだ。

まあ、短期的にはまだクルマに期待できそうなので良いとしても、
中長期的な未来を明示すべき東京モーターショーには、
もう行かないかも知れない。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
デザイナーであり、イヴ・サンローラン、グッチグループ全体の
クリエイティブ・ディレクターまで務めたトム・フォードが監督を務めた
『ノクターナル・アニマルズ』のお話です。
なんでもできちゃう人って、正直ムカつきますよね???
  

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テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2019.11.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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