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ブラック・クランズマン

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黒人刑事が白人至上主義を掲げる秘密結社KKKに潜入捜査をするという、
ほとんど冗談みたいな実話がベース。

奇しくも同じ91回アカデミー賞にノミネートされた『グリーンブック』同様に、
アメリカの人種差別問題を取り上げているが、そこはさすがのスパイク・リー。
ひとヒネりもふた捻りも利かせた演出で、重い問題を軽妙に吹き飛ばしてしまう
娯楽色の強い喜劇に仕立て上げているところがミソ。

blackklansman1.jpg

とにかくこのアフロヘアがキュートで、
当時における問題の深刻さとは裏腹に、
今となっては奇抜でしかないファッションセンスが妙に可笑しくもカッコイイ。

それは「それを問題にしている時点ですでに古い」とでも言いたげな
スパイク・リーの大人の対応でもあり、
迫害にも負けない主人公の強いメンタリティとしても色濃く顕れている。

タランティーノ作品『ジャンゴ 繋がれざる者』のように
あえて有色人種への迫害の強い時代に無頼漢な黒人ヒーローを
配置したりする力業ともちょっと違う。

黒人監督による差別意識への抵抗という構図ではなく、
それすらも笑いに変えてしまおうという大人の対処療法は、
昨今のヨシモト問題に対する吉本所属芸人たちの対応にも通じている。
とにかくそのこと自体を「笑い飛ばし」、「受け流す」。

もちろん、これによって事態が形骸化されては元も子もないが、
こういう伝え方をされると、
見せられた方が逆に考えさせられる事だってあると思う。

こういった荒療治が許されるのもまたスパイク・リーならではだろう。

とにかく、そういった背景や深刻さ、先入観を、観始めて10分で抜きにしてくれる。
オートマチックに今作を喜劇として楽しませる仕組みも大した物だと思う。
とにかく心をシンプルにして観るのが吉。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
毎度金曜日には「来週月曜はいつもの茨城の海に行ったお話です」という
おざなりな予告ばかりでありましたが、今回ばかりは違います!!!
この日の大貫は今季最高の波で私を迎えてくれました!お楽しみにー!!
  

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2019.11.08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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