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運び屋

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イーストウッドともなると、作る度に「最高傑作」と言われるが、
さすがに必ずしもそうとも言えないので、
こちらもある程度警戒しておく必要がある。

とはいえ、御年89歳のイーストウッドの作品を、
あと何本観られるのか?とか、
つい縁起でもないことを考えてしまうので、
最高傑作かどうかはさておき、やはり観ておくに越したことはないわけだ。

そして、自身の監督作に出演するのも
2008年の『グラントリノ』以来10年以上ぶりなので、
そういった意味でも興味深い。

もちろん、89歳のイーストウッドが演じる役に限りがあることは確か。
尚のことこの先イーストウッドが役者としてスクリーンに現れることも
そうは多くないのかも知れない。

そんなわけで、ロバート・レッドフォードと同様に、
ついつい前作の時の印象と比較されてしまうのが大御所俳優の辛いところ。

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もちろん、『グラントリノ』のときのイーストウッドと較べても、
かなり歳をとった感は否めないが、
この人の場合は逆に凄味のようなものが、
年齢に比例して増しているように見受けられるところがスゴイ。

なぜ90歳の麻薬の運び屋が、
全米の麻薬犯罪史上記録的な量の麻薬を運び得たのか?
その理由を明かすのに、そのイーストウッドのスゴ味が絶妙に効いている。

そして、家族を顧みずに仕事に明け暮れた自分、
家族の大切さを90歳になって顧みさせられることの悲痛さを、
イーストウッドならでは悲壮感でもって演じきっています。

そんな、痛快で大胆な反面、
だからこそ抱えてしまう人生の寂しさといった両面を演じられるのは
いまのイーストウッドしかいないだろうと確信せざるを得ない。

先日、近頃プロデューサーとしての地位を確立しつつあるブラッド・ピットが
「役者の仕事は若者のゲーム」とか言い放ち、
役者は引退か?と、まあまあ世間をザワつかせましたが、
こうして役者魂を見せるイーストウッドを見るに、
「まだまだお子ちゃまだな」と思わされるのも仕方のないことだろう。

本当にかっこいい爺さんだ。
(オススメ度:70)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
まだまだ明けない梅雨空に翻弄されながら
久しぶりに向かった大好きな茨城の海のお話です。お楽しみに。
  

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2019.07.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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近ごろ波乗り。

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