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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

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実は私、中学〜高校とテニス部だったんです。軟式ですけど。
硬式テニス部なんてハイカラなものなかったので、
大学に行ってからはもちろん硬式をはじめました。
仲間内のお遊びで、ですけど。

ここに登場するビヨン・ボルグ、ジョン・マッケンローをはじめとして、
それにつづくボリス・ベッカー、アンドレ・アガシ、
イワン・レンドル、ステファン・エドベリからピート・サンプラスのあたりまでが
私にとってのテニス黄金期で、そんなスタープレイヤーたちの
華麗なプレーのまねごとを、友人たちと借りたコートで繰り返していた。

その頃から何はなくともカタチから入っていた私は、
DONNAY BORG PRO、FILA、Sergio Tacchini、DIADRA、NIKEなど、
彼らが使うラケットや、身につけていたウェアやシューズを
バイト代をはたいて買い揃えていたものだ。懐かしいなあ〜〜

さておき、
今作で描かれるウィンブルドン決勝は1980年のこと。
私が15才の時の話なので、遠く海外の情報なんて
埼玉県の片田舎で暮らすガキのところになど届くはずもなく、
試合結果にしてもほとんど1ヶ月遅れ、
動画に関しては1年遅れで届くVHSビデオで観るような状況だった。

そんな状況だったので尚のこと、ここで描かれる
二人のインサイド・ストーリーのことなど知る由もなく、
懐かしくもあり、まったく新しい物語でもあった。

日本版タイトルにもある「氷の男と炎の男」とは、
言わずもがな、ボルグが氷で、マッケンローが炎のこと。
タイトルになっているほどなので、何も知らない埼玉のガキんちょだけでなく、
広く一般的にそう思われていたということだ。

何かに付けて不平や不満をぶちまけるマッケンローと、
インタビューにも口数少なく、しかも表情を一つも変えない
淡々とした反応しか見せないボルグと言う図式は、
ほとんどテニス雑誌で静止画像しか見たことのなかった私ですらそう思っていた。

しかして、実は子どもの頃のボルグはマッケンローのような悪童であったという。

そんなボルグが内に秘める爆発しそうなほど荒ぶる本性を、
氷のようにぶ厚い心の金庫に仕舞い込んで試合に臨んでいたことなど、
想像すらできなかった。

良い意味でマッケンローには裏表がないので、
本当にイメージ通りの人だったようだ。
そんなわけで、マッケンローの名前はタイトルに入れられてはおりますが、
本作では今まで知られてこなかったボルグの内面の方に
主に光が当てられています。

borg_macenroe2.jpg

RUSH』のときのジェームズ・ハントとニキ・ラウダと同様に
実力派俳優を配しながらもこれだけのソックリ完成度を達成しているので、
既視感とタイムスリップ感はこれも格別。
そして、ラウダが冷徹で、ハントが情熱的である部分も似ているかな。

残念なのは二人のプレー、特にスイングが似てないこと・・・
二人とも独特のスイングとプレースタイルを持っていて、
それがまた超絶カッコ良かったので
それをここで見られなかったのはほんとに残念。

ただ、ボルグの少年時代を演じた子役の方のバックハンドが
かなりボルグっぽくて、それは大したものだと思いました。ちょっと感動。

borg_macenroe3.jpg

そして、この試合後に彼らが真の親友となったことも描かれ、
ほとんど40年という私の中の時間が環になって繋がった感すらあり、
最後のシーンは涙なくして観られませんでした。

あの頃をリアルタイムで知る人ならゼッタイに観るべし!な作品でした。
(知らない方にはオススメ度:70)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
なかなか梅雨の明けない関東圏で波乗り場所に彷徨いながらも向かった
千葉南のポイントでのお話です。お楽しみに。
  

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2019.07.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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