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PAVEL AQUA VILLA 9'4"

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PAVELのボードは『KLINKER』、『DIAMOND TWINZER』に続き3本目。

Mandalaに対して抱くような、
このブランドに対する特に強いこだわりがあるわけではないのですが、
何だかんだで3本も集まってしまった。
私のようなミーハーにとってパベルは、特に知名度の高さから
分かりやすく魅力的なサーフボードであることは確か。
でも、あれこれブランドを試すより、ひとつのブランドの中を
横向きに俯瞰して眺めた方が、個々のモデルの方向性も透けて見えると
私は信じているので、こじつけかも知れないが、
これも意図的であったりする(ということにしておいて欲しい)。

サーフボードブランドのほとんどがそうであるように、
『PAVEL』もシェイパーの名前だ。
Rich Toby Pavel(リッチ・トビー・パベル)というサンディエゴのシェイパーで、
彼が考案したと言われるクワッド・フィッシュで一世を風靡したレジェンドシェイパー。

そんなパベルの中でも、その仕上げの良さや品質に定評のある
日本の「山王ファクトリー」が施したグラスワークであることが
私にとってとても重要で、私の3本のパベルは
すべて山王によるグラッシングの施されたボード。
つまりは日米合作。

そういったいくつかの先入観というか刷り込みもあって、
山王のディケールの入れられたパベルのサーフボードからは
強めのオーラのようなものを感じとるようにまでなってしまった。

私が目指すところは、とどのつまり『オルタナティブ』というジャンルというか
考え方に集約されている。ということは前にも書いたが、
それはつまり目くじら立ててまで波乗りしたくないという気持ちに他ならない。
波が良くても悪くても、それなりに楽しんで帰ってくることができれば万々歳。

もちろん、今からどんなに頑張っても若いもんには敵わないという、
おじさんのイジけた気分もそこには多く含まれるが、
そういう気持ちの逃げ道というか、前向きなはけ口として、
ロングボードのもつスローな世界観は、本来的な私の気分にとてもマッチしている。

そこから少しだけ若返りというか、前向きにサーフィンと向き合おうと思ったのは、
もちろんオルタナティブを楽しむ仲間たちが周りに多くいてくれたおかげだ。
そうしてミッドレングスに乗り始め、まあなんとかカタチになってきたかな?
というタイミングで、今度はいつでも、どんな波でも乗れる(気がする)
ロングボードへの回帰が起こってしまった。

仲間たちの多くは同じ気持ちを叶えるために
『ODYSEA CATCH SURF』、いわゆるスポンジボードを手に入れており、
そんな周りの流れも伏線としてはあった。

私はほとんど乗ったことがないので、端から見たイメージでしか話せないのだが、
スポンジボードを楽しむ仲間を見るに、小波でも抜群にテイクオフが速く、
走り出してからのコントロールも良さそうで、かなり乗りやすそうに見える。
ぶつけても壊れないので、仲間同士でなら気兼ねなく並んでテイクオフして
遊ぶことができたり、かなり手荒く扱ってもなんの問題もないので、
まさにセカンドボードにうってつけの存在だ。

それでも私がキャッチサーフに惹かれないのは、
手に入れてもきっと愛してあげられないから。
この「道具を愛する」という感覚は、説明しはじめると長くなるので止めておくが、
私はその道具を愛していないとそもそも持ち出そうとも思えない。
逆に、愛していればどんなに不便で不都合なモノであっても
持っていきたい、使いたいと思ってしまう、私の偏屈によるものだ。

とにかく、改めてロングボードを手に入れたいと思ったのは、
そんなデイリーなサーフィンへの憧れと共に、
これがパベルであるということがとても大きかった。
ということが言いたいだけだ。

そんな、私にとっては存在感も価値も高い山王パベルですが、
どうやらロングボードとしてはその知名度はあまり高くはないようで、
パベルのユーズドボードとしてはかなり値頃感のあるお値段で出品されていて、
すっかり目が離せなくなってしまった。

そんなわけで、手持ちのクイーバーを2本整理して、
資金と“置き場所”をなんとかやり繰りしてまで手に入れることとなった。

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先日もお伝えしたように、サイズのある良い波で乗れたので尚のこと、
この『AQUA VILLA』というボードがクラシック・ログとは
だいぶ趣が異なっているように感じられ、誤解を恐れずに言えば、
それはミッドレングス的な動きを意図されたロングボードだと思いました。

それはそもそもロングだったサーフボードのショートボードへの変遷について
考えすぎているからかも知れない。
そもそもこれ以外のパベルのロングボードに乗ったこともないし、
クラシックな乗り味が本流だというのも私の思い込みの最たるものかもしれない。
それを前提にして敢えて言うが、この『AQUA VILLA』というログは、
その名前が想像させるリゾートな世界観とはとはだいぶ違う
ガッチガチのパフォーマンス・ログであると思えた。

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ご覧のようにロッカーは前後とも強めに入れられており、
ここからも動きそうな印象を受ける。
ロッカーの強いボードはウネリからの走り出しが悪いような先入観があったのだが、
コイツに関してはそれは杞憂。っていうか私の誤解。
走り出しの反応はかなり良い(と思う。
ここのところミッドレングスに乗っていたことで、
走り出しを良く感じている可能性もアリ)。

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レールもこの画像以上に実物はナイフィに薄く尖っていて、
水面を喰いそうな印象が強いが、実際その噛みつき方がエグい。

ピボット気味にテールを踏み込んで、フィンを軸に向きを変えるのではなく、
踏めばレールが反応してサイドカーブで旋回していく感覚。
とにかく踏み込みに対する反応の仕方が、私の知るロングボードのそれとは
まったく違っていて、それはむしろミッドレングスに近い感覚でありました。

そんな機動性のあるターン性能を持ちながら、ウネリをきちんと拾って走り出し、
波が割れはじめる頃にはテイクオフは完了し、ゆっくりと目の前の斜面に
滑り降りていくログらしい寛容さも持ち合わせている。

キビキビとしたレールワークをログらしい抑えの効いた走り出しと、
スピード感で得られてしまうのだから、これはこれでオルタナティブでも、
ロングでもないまた別のジャンルであるようにさえ思えるほどの
特殊性を感じてしまう。

ただし、パカッと割れてくるダンパー気味の波質の場合、
ヒザくらいの小波であっても、ウネリに反応できても
走り出さない(落ちていかない)し、
走り出しても速いので曲げる前に刺さってしまう。
乗る位置を含めてこれ専用のコツが要りそうなことは書き添えておく。

この強めのロッカーも手に入れてから気づいたくらいなので、
最初からそうと知っていたら、手を出さなかったように思う。
通販の落とし穴とも言えるくらい当初の思惑とは完全にズレていたのですが、
では買って後悔しているかと言えば、そんなことはまったくない。
ミッドレングスに乗り始めたからこそ、このログのもつ面白さに気づけたし、
ログにまた乗り始めたからこそ、ミッドレングスの方にもまた良い影響があって、
それはまた私のサーフライフを大きく開かせる決起ともなってくれると思うからだ。

しかして、
「だったら8フィートくらいのフィッシュシモンズとかどうなんだろう?」とか、
また別の欲望が疼いてしまっている。
そして、サーフボードにしてもスノーボードにしても、
身銭を切って所有してはじめて気がつくことがほとんどだ。

まったくもって出口の見えない迷宮であります・・・

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
先頃BMW Motorradが発表したとても魅力的なスタディモデルのお話です。
お楽しみに。
  

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テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2019.06.12 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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