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アベンジャーズ/エンドゲーム

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公開初週に過去最高となる12億ドルの興収をあげ、
公開2週目の週末の世界興収は推計で4億2800万ドル。
そしてついに公開から11日目で20億ドルを史上最速で突破。
また、興収記録としても歴代2位に入り、もはや歴代1位の
「アバター」の27億8800万ドルを抜くかどうかに注目が移っている
メガ中のメガヒットを飛ばしている『アベンジャーズ/エンドゲーム』。

アベンジャーズ/インフィニティウォー』の続編にして、
10年間22作品に及ぶシリーズの完結編ともなっている。
(実質的には23作品目となる
 この夏公開の『スパイダーマン・ファーフロムホーム』がシリーズの最終作品で、
 最新の予告編ではエンドゲームの重大なネタバレが含まれているので
 閲覧にはご注意いただきたい)

『エンドゲーム』という題名すら寸前まで伏せられていたほど
徹底した秘密主義が貫かれ、
俳優陣からのネタバレを防ぐために
シナリオの全体を知らされていたのはごく限られた人間のみ、
そのためグリーンバックの背景すら分からないセットで、
たった一人で数人と絡む芝居をするなんてあたりまえだったらしい。
しかも与えられたのは自分の台詞だけだったらしく、
それでよく物語が繋がる演技ができたなと感心させられる。

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さておき、その甲斐あって事前情報はほとんどなし。
前作インフィニティウォーにて最強のヴィランであるサノスに
宇宙の半分の人類が消されてしまったあとの世界から
いかにして彼らがアベンジ(復讐)するのか、先入観なしに観ることができた。

というのは半分以上嘘で、

隠されれば隠されるほど知りたくなるのが人情というもの。
待たされている間に世界中のファンの間で交わされていた
仮説や想像を閲覧しまくってしまった。
しかも悪いことにそこで噂されていた通りの展開になってしまっており、
残念というか何というか、結論を申し上げれば驚くようなことはあまりなかった。

つまり、展開自体はシロウトが容易に想像できるようなものでありました。

一度消えた(死んだ)人々を蘇らせる方法と想像して、
一番に出てくるそのまんまの方法だ。
しかも『アントマン アンド ワスプ』で
すでにそのあたりの伏線が張られてしまっていて、
おおよそのファンがその方法を想像していたのだが、
「まさかそのまんまってことはないハズ・・・」と、誰しもが思っていた
その通りの展開になってしまい、もはや驚きを通り越して悲しくなってしまった。

やはり、「その手」は禁じ手だと私は思う。
それを使い出したら勝つまで戦いを繰り返すコトが可能になってしまい、
すべての犠牲を必要としなくなるヒーロー無用の世界になってしまう。
ヒーロー映画として自分で自分の首を絞めるような行為だ。

もちろん、
物語上はそこにある程度の物理的な限界という制約を設けてはいるのだが、
シロウトでも思いつくような、すでに手垢のつきまくった、
埃をかぶった空想科学でしかないだけに説得力は少ない。

「人類の半数が死んでしまう」という、
そのあとにたとえ悪役をやっつけても何の解決にもならないという
衝撃の結末からの起死回生を、一年以上楽しみにしてきた結果がこれだと思うと、
正直かなり拍子抜けした。
期待度が高すぎると、秘密にし過ぎるのはかえって良くないのですね。

とはいえ、10年見守ってきたファンへのご褒美、
ファン感謝祭だと捉えれば、これ以上によく出来た作品は
スターウォ−ズですら叶わなかった。そういう意味では紛れもない傑作だと思う。
感謝祭だと考えれば、
アベンジャーズの一作目に登場した主要キャラたちを主軸に置く措置も理解できる。

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ただ、それによって、最後にアベンジャーズに入隊した期待の大型新人
『キャプテン・マーベル』の扱いがまあまあ雑になってしまったことが
個人的には残念でありましたが、そもそもこれだけの数のヒーローを
満遍なく活躍させようということ自体が無謀なのだから致し方ない。

やはり、良い意味でも悪い意味でも巨費を投じて作られたアメ・コミ映画なのだ。
あまりの期待度の高さが「考えすぎは禁物」という
アメ・コミ映画の視聴上の基本的なマナーを、私に忘れさせてしまっていたようだ。

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というわけで、今作は22作品すべて見てきた人だけが味わうことのできる、
しかもこの荒唐無稽な世界観を純粋に楽しんで来られた人だけに
楽しむことが許されたとても特権的な作品とも言える。

「観る前にこれだけは押さえておけ」的な
アベンジャーズ初心者へのレクチャーも見かけたが、
ハッキリ言って付け焼き刃では本来今作が持っているポテンシャルの
50%も楽しめないと思う。

それでもこれだけヒットしているのだから、
50%の理解でも楽しめる作品なのかも知れないので、
これ以上ツウぶってアレコレ無粋なことを言うのは止しておくが、
やる気があったら『アイアンマン』から全作観ておくことをオススメする。

公開日とその翌日の二日続けて観に行った私が言うのだから間違いない。
(オススメ度:ファンなら100。そうでなければ50)

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テーマ:アベンジャーズ - ジャンル:映画

2019.05.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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