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AUDI A5 Sportback (モチロン代車)

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やっと直ったと思った私のA3のブレーキでしたが、また壊れた。
というよりも直っていなかった・・・

時間は少々遡りますが、
今年の初め、例によって雪山を目指して走行中のお話。
雪の積もったインターの料金所を抜けたその先で
ブレーキをかけたらABSが介入した。
そのこと自体はむしろ頼もしいことなのだが、そのあとがいただけない。
数回のポンピングのあと、
タイヤのグリップも戻ったあたりでブレーキペダルから足を離しても、
ローターを掴んだキャリパーはクルマが完全停止するまで解除されず、
アクセルを踏んでもエンジンも一切反応しなくなった。
そうして0km/hになると通常の状態に戻り、
アクセルも受け付けてくれるように戻った。

安全に止まるという意味では、これは間違ってはいないのだが、
そもそもABSとはステアリング操作を可能にするためのアンチロックのはずだ。
通常は四輪が検知速度と同調したら、次の動作に移行させるために
ABSは解除されるべきで、特にこの時は後続車もおり、
一気に車間距離が詰まったためかなり肝を冷やした。

つまり、ABSが使えない。
この日もまだたんまりと雪道を走らないとならないのに・・・

というわけで、またディーラーに怒りの電話をすると、
「雪道ではESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)を解除してください」
とか、例によって私の怒りを逆なでするようなことを言ってくる。
取説にも「深い雪やぬかるみから脱出するとき」は
ESPを解除しろと書いてあるが、それは脱出するときの話だ。

除雪された雪道でESPを解除してたら一体いつどこで使うんだ!
と、ここでキレると負けなので、務めて冷静に説明すると
やっとこさコトの深刻さを理解した(フリかも)ようで、
検査をするので早急に入庫して欲しいと言われた。
しかも、お詫びにA5を代車に出すとまで言う。

トーゼン、試乗車のA5がスタッドレスタイヤを履いているはずもなく、
修理が済むまで一人で雪山へは行けなくなるのだが、
ゲンキンな私は喜んでそのオファーを受け入れることにした。

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結局その翌日には故障の原因が判明し、
一週間はかかると思われた修理は2日で完了してしまい、
A5とは一泊二日のみの付き合いとなったが、
それでもなかなかの体験をさせていただいた。

さすがはドイツの高級自動車ブランドであるアウディの最新車輌だ。
乗っている私の格まで上がった気分にさせてくれる。

それはもちろん値段だけの話ではない。
「上質」とは、「本質」を備えた上で、その少し上を考える行為だ。
単に上質であることだけを考えたモノでは決して達し得ない、
本質を知る者のみが到達できる領域だと思う。

自分で言うのは憚られるが、
私がその本質を理解できる事に何よりの悦びを覚える。
本質を知り得た自分に誇りを持てるし、
それはそのまま自身への自信となって現れる。滋養強壮。

良いモノは自分をより高みに上げてくれるといつも思う。
だから、A5にはスーツを着て乗ることにした。
たった二日間のデートだし、正装の方が気分だ。

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2ℓTFSI®エンジンは190ps(Quattoroの方は250ps)。
スポーツカーのような爆発的な加速こそしないが、
足の指先でするような微細なアクセル操作にも俊敏に反応して、
必要充分な速度をシームレスに与えてくれる。

ハンドルにはパドルシフトが装備されるが、
それもあってまったく使う必然に駆られなかった。
Dレンジのまま走らせても何の痛癖もない。
むしろパドルで操作するのは失礼な気さえするほどギア選択は的確だ

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それに呼応するように躾けられた足回りは
過剰に突っ張って跳ねるようなこともなく、
かといって舐めるような粘着質な路面コンタクトでは決してなく、
軽やかにアスファルトの上を滑っていく印象。

ハンドリングはそこそこクイックだが、
それはあくまでもこの車体サイズにしては、という範疇。
ドライバーを急かさずに最短のラインでコーナーをトレースする。
もちろんその間のロールは最低限で、車体は少しの揺れも発生させない。
これに同乗して車酔いする人いないんじゃないか?

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トランク容量はかなりあるので、
私の道具の多い趣味にも充分に付き合ってくれそう。
ただ、後部座席はレッグルームは広いが、
頭部スペースは充分とは言いがたい。私の身長だと後頭部が天井に当たる。

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このテの4ドアクーペのハシリである『メルセデスベンツ CLS』は
後部座席の居住性がセダンと変わらないほどになったと聞くが、
そのぶんフォルムの魅力というか色気はだいぶ減ってしまった。

それを考えればヘッドクリアランスの少ない居住性も
致し方ないのかもしれないが、
それなら無理して4ドアにしなくても良いように思う。
何より、そもそもA5は2ドアクーペの方が先発だったのだから。

アウディにはBセグメントの「A1」をはじめとして
私も乗るCセグの「A3」、Dセグの「A4、A5」、Eセグには「A6、A7」、
Fセグに「A8」と、隙間なくラインナップが完成しているが
まさにラインナップの“スキマ”と言っていい2ドアクーペのA5に
更に微細な隙間を狙った4ドアを、なぜわざわざラインナップしているのか?
庶民の私にはまったく理解できない高尚な世界。

負け惜しみも含めて言うが、これこそ上質ではなく「贅沢」だ。

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さておき、アウディのインテリアの質感は相変わらず圧巻だ。
特にアルミの素材感の出し方が秀逸。私は大好き。
囲まれ感も最適にチューニングされており、
適度なコクピット感を演出してくれている。
なかなかオトコマエな空間だ。オンナ、コドモには分かるまい。

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前回代車で借りたQ2と基本的には変わらないのだが、
やはりAUDI独自のMMIインターフェースは直感で操作できて便利。
iPhoneとの連携もとてもスムース。
丸いダイヤルの上面がタッチパネルになっていて
指先で文字が打てるのだが、もちろん運転中は無理。
音声入力の方がスマート。

Q2のMMIよりも、Bluetooth接続で聴くオーディオの音質が
上がっていたのは嬉しい修正点。
何よりこのクルマ自体の遮音性がもの凄いレベルで、
運転中に自分の耳鳴りが聞こえるほど静粛性が高い。
A5クラスでもこのレベルの遮音性が達成されているのは驚き。

それでいてタイヤからの感触はしっかりと手の平とお尻に伝わって来て、
下界の一切から遮断されてしまうわけではない。
自分の身体でアスファルトの変化を感じる事ができる。
A5でこれなのだから、この上のA8がどうなっているのか、
考えただけで鳥肌が立つ。

ただ、アイドリングストップの制御はこのクラスになっても雑。
高速走行を見据えてエンジンマウントが硬すぎるものと思われるが
再始動時の振動が盛大で、これにははっきりと興冷めする。
アクティブ・マウントとか必要な感じだが、
アイドリングストップのためにそれを装備するのもアホらしい。
というわけで、私は即座にスイッチオフ。

ちなみに、メルセデスベンツのスタータモーターを兼用する
マイルドハイブリッドのアイドリングストップからのエンジンリスタートは、
ほとんど気づけないくらいスマートらしい。

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やはり足回りとエンジン特性を気分に合わせて任意に変えられる
『アウディ・ドライブセレクト』をはじめとした電子制御は、私にはお節介に過ぎ、
どこか芝居がかっていて人工的な印象が拭えない。

砂糖と人工甘味料が違うように、
クルマ自体、機械自体が放つ本来的な魅力が
オブラートに包まれているように感じることろがとても残念だ。

本は液晶画面ではなく、紙に印刷された状態で読みたい。
そんな感じがする。

まあ、これに関しては年寄りの冷や水と言うだけのことなのだが、
それにしてもどこか味気なく感じてしまう。

自動運転に電気自動車など、
今後クルマはコモディティ化が進むと言われているが、
こういった部分に触れるとその事がより鮮明に感じられてしまう。

言ったように、とても良いクルマなのだが、
電子制御の介入の仕方に関しては、
よりクルマらしい反応を残す私のA3の方が何倍もステキだ。

見直したぜA3。

ちなみに、故障したのはABSのソレノイドバルブ(電磁弁)。
前回、故障の原因として交換したABS本体に着いていた部品で
私が使い続けた部品ではなかった・・・

・・・アウディ大丈夫なのか??ちょいと心配だぜ。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
湊かなえさんの『物語のおわり』を読んだ感想です。お楽しみに。
  

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テーマ:アウディ - ジャンル:車・バイク

2019.06.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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