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北海道 5Days 2019 【Day-6:北海道から自力で帰還せよ】

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大雪のため滑走路の除雪が間に合わず、
新千歳空港はほとんど空港閉鎖の状態に陥ってしまい
我々の北海道からの帰りの便も欠航となってしまった。

ニュースでも伝えられていたようなので
ご存じの方も多いかと思うが、
正月休みのUターンのピークを襲ったまあまあの災害となり、
1月5日だけで105便が欠航し、2,000人が空港で一夜を過ごしたと伝えられた。

これで北海道トリップでの飛行機がらみのトラブルは3回目。
ここ5年で3回なので、なかなかの高確率であるが、
これまでの2回はLCCであったことがそもそもの原因とも言えるトラブルだったので
(同じ時刻のJAL、ANAは新千歳に着陸していたのに、
 LCCは滑走路の除雪不足を理由に成田に引き返したことがあったのと、
 使用機故障なんていう素人みたいな理由で欠航になり、
 挙げ句無責任に他の便への振り替えもなし)
これがはじめて体験する本当の意味での大雪のためのハプニング。

しかも、見事としか言いようのないバッドタイミングに起こった
本当の意味でのハプニングでありました。

乗るはずだった21時発のJAL530便の欠航が決まったのが19時過ぎ。
もう後がないことが分かっているので、その日はそれ以上
悩む必要がなかったのはまだ良かったのかも知れない。
とはいえ一欠片の情報でも渇望してしまう場面なのですが、
得てしてこういう時ほど情報というやつは伝わって来ない。

そんな中、翌日以降も全便満席であること、
その時点では翌日の増便はないことなどが
周りのひそひそ話から漏れ伝わって来る。
つまり、航空会社から代替案の提案はなさそうで
完全な放置状態になることだけはよく分かった。
他人任せにせずに自分の未来は自分で切り拓くしかないようだ。

しかして、尻別岳で使い切った脳ミソと体力は、
そんな難題を乗り切るにはすでにキャパオーバーで、まったく機能していない。

とにかく一刻も早くベッドに潜り込んで眠りたい。
どうやって帰るか?より先に、頭の中はその事だけが巡っていて
まったく頭は回らない。
空港の床で寝るとかいう惨事だけはどうしても避けたいという
危機回避のためだけに残り少ないCPUは割り当てられており、
とにかく部屋(布団)を押さえねば!と、一心不乱にスマホと格闘するも
千歳のホテルがどこも満室。
仕方なく札幌まで戻らざるを得なかったのだが、
後から考えるとそれがまず最初のラッキーだった。

部屋を押さえてまずは一安心。
札幌までの列車に揺られながらatuと二人、ない知恵を絞る。

考えられる方法は2つ。

朝から飛行機のキャンセル待ちの長蛇の列に並ぶか、
もしくは函館まで移動して新幹線に乗るか。

正月休みのUターンのピークのため全便満席で、増便もないとなれば、
キャンセルはあっても一便に2〜3席が関の山。
北海道新幹線の方はと言えば、自由席の設定がなく
まずもって乗れるのかどうかも不確実。
もしもの場合、また札幌に戻る可能性だって否めない。
一応調べてみたが5日の晩の札幌発の函館行きの夜行バスも満席。
札幌からは始発で函館に向かうほかない。
ちなみに、新函館北斗駅まで特急でも3時間以上、運賃も8千円以上かかる。
それで新幹線に乗れなかったら。とか考えると泣きたくなる。

フラフラになってホテルに着いたのは22時。
とりあえず5時にロビーに集合とだけ決めて、
ビールを流し込んで泥のように眠った。

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そして翌朝。
勝算は何もないが、飛行機のキャンセル待ちよりも可能性は高いと踏んで、
函館に向かうことに決めた。

すると、まだ改札も開く前から札幌駅の構内は
欠航した便に乗るはずだったとおぼしき多くの人々で溢れ、
すでに殺伐とした雰囲気が漂う。

atuと二人、みどりの窓口に並ぶ列と、
券売機に並ぶ列とに別れて5時40分の営業開始を待つと、
すぐに自動券売機で函館までの特急券が買えた。
やはり新幹線もすでに指定席は満席のようで、
自動券売機では新幹線の乗車券は買えなかったので、
その先の新幹線は新函館北斗駅に着いてから。出たとこ勝負だ。

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札幌に泊まったことと、自動券売機でさっさと函館までの特急券を買ったことで
札幌始発のスーパー北斗の乗車の列の前方に並ぶことができ、
新函館北斗駅までの3時間を座って行くことができた。
これは何よりラッキーだった。

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9時12分に新函館北斗駅に到着。
早い時間に欠航の決まった方々だろう、
すでに新幹線の切符を持っている方々は
9:31発のはやぶさ16号に乗って行かれた。

我々は一旦改札を出てみどりの窓口の列に並ぶ。
すると、やはりこの日の新幹線の指定席はすべて満席。
しかして、10:48発のはやぶさで一旦新青森まで行き、
新青森始発のはやぶさに乗り換えれば
「立ち席」ではあるがなんとか東京まで帰れることが分かった。

やはり人間と話をするのが一番速いし確実だ。
こういう複雑な方法はSiriに尋ねても教えてはくれない。
AIにこのホスピタリティの高いサービスのできる日が来るのだろうか??

とにかく、これで東京に戻れる。
それが確定したときの安堵感をどう表現したら良いのか、
私には言葉が見つからない・・・

言ったように、東北新幹線、北海道新幹線には自由席がない。全席指定だ。
その代わりに「立席」という特急券が発売されている。
立席は数も限られているようで、歩く隙間もないような大混雑にはならず、
まあまあゆったりとした感じになるはずなのだが、
列車の中ほどまで進むのは気が引けるので、
結局狭い連結部分の通路にみんな固まることになるのでそこそこ窮屈だ。

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盛岡まではなんとか空席を見つけて座って行くことができたが、
初めての北海道新幹線と青函トンネルを満喫できるはずもない。
盛岡から大宮までの2時間あまりを立ったまま過ごすこととなった・・・

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ただし、正月休み明けに良く聞く「乗車率120%」ってやつを
はじめて体験できたことは良かったと思う。
みなさん毎年たいへんな思いをして故郷に帰られているのですね。

そんなわけで、札幌から実に10時間をかけて東京に戻って来た。
本来ならば大宮で降りるのが家に一番近いのですが、
羽田空港までオートバイで行っていたので、
東京駅から更に羽田まで行かねばならない。
でも、ここに辿り着くまでの苦労を考えればそんなこともう屁でもない。

結局6日も新千歳空港は欠航が相次ぎ、
三沢など途中の空港まで飛んでそこから電車で帰った方などもいたようだ。
我々の前で新幹線の乗車券を買っていた男性は大阪まで帰られるようで、
東京から更に東海道新幹線に乗り換えるのだそうだ。

それと、外国人観光客の方々の方がこういった旅のトラブルに
慣れているようだったことも印象的でありました。

とにかく、新幹線にして大正解でありました。
飛行機のキャンセル待ちにしてもなんとかなったとは思うが、
宙ぶらりんな状態で長い時間待たせるのなんて耐えられない。
私は渋滞した高速道路よりも下道を使って一歩でも前に進みたい質の人間だ。
返す返すも函館まで新幹線が開通してくれていて助かった。

格安でとった航空券の払い戻しは2万円。
旅行保険の欠航の補償で1万円が支払われたが、
新幹線代、函館までの電車賃、ホテル代など、
もちろんそれだけで足りるはずもなく、1万円以上余計にかかった。
何より立ち席の2時間の辛さはお金に換算できない。

冬の北海道に行くということは、
こういったリスクマネージメント能力が試されるのですね。
そう言えばよくノブが言ってたな

「北海道ナメんなよ!」
(完)

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テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2019.01.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

コメント

いやー、笑わせていただきましたw
これに懲りずにまた来てくださいまし。 いや、しばらく来んでイイw

2019-01-28 月 15:56:17 | URL | ノブ #- [ 編集 ]

ノブよ、もう寂しくなちゃったのか?甘えん坊だな〜

2019-01-28 月 17:57:54 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

いいツアーですね

いつも楽しくブログ拝見しています。特に毎年の北海道ツアー楽しみにしてます!私は札幌在住でホームはキロロですが、この頃よりキロロはかなりよくなっています。

こんな楽しい北海道ツアーは最高ですね!
機会がありましたらキロロの裏をご紹介したいものです!

2019-01-30 水 08:12:52 | URL | 札幌のヤマ #- [ 編集 ]

Re: いいツアーですね

札幌のヤマさん
ほんとキロロも奥が深いですよね〜〜〜
何より北海道在住羨ましい〜〜〜
できることなら札幌に移住したいものです!

2019-01-30 水 10:14:54 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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