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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

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私がマーベル・シネマティック・ユニバース好きであることは
隠しようのない事実だ。
私はこういう子供じみた茶番が大好きだ。

繰り返しここでも書いてきたが、
そもそも原作は漫画だ。
しかも、大友克洋のような精密に描かれた「マンガ」ではない、
アメリカン・コミックだ。

完全にある一定の枠の中だけで世界観が完結しいて、
それは現実社会とはかなり乖離してしまっており、
実写化するにあたって、その荒唐無稽な世界観を、
いかにして現実社会にはめ込むのか。
それはかなりの難作業だといえ、観る方にある程度の妥協がないと
この世界観を真正面から受け止めるのは難しい。

そういった難しさに、ある一定の基準を与えたのが、
ジョン・ファブローが生み出した『アイアンマン』であり、
クリストファー・ノーランの『ダークナイト』シリーズであるわけだ。

それらは、荒唐無稽ながらも、現実社会の中で収められる
ある一定の基準の中で描かれており、
破綻しないようにできたからこそ、生み出された世界だと言える。

しかして、地球語を話す宇宙人が地球に現れると、
それらの枠は破綻の色を濃くしてしまう。

そんな破綻の予兆を、快く見過ごせるか否かで、
アメ・コミ実写版映画を楽しめるかどうかが分かれると思う。

つまり、私は快く見過ごせるタイプの人間なので、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に関しても、
楽しく観ることができた。
否、
かなり楽しく観ることができたと言った方が適切だろう。
つまり、かなりの良作、否、ひょっとすると傑作であった。

続編(題名は未だ発表されず)の公開が
来年(2019年5月3日より米国公開予定)に控えており、
インフィニティ・ウォーは『スターウォーズ・帝国の逆襲』のように、
続編への布石として存在している作品でもあるのですが、
果たして、続編と併せて観て完結する作品かと言えば、
実はそうでもない。

そして、ひょっとすると、私のような輩でなくても、
スター・ウォーズ』のように、誰にでも普通に
SF大作として楽しめることができるのではないのか?
との疑念が(期待も)沸いてくる。

Avengers-Infinity-war2.jpg

増えすぎた人口によって破壊されていく母なる地球を救うため、
人類を減らそうとする科学者や、億万長者が登場するのは
インフェルノ』や、『キングスマン』、『寄生獣』など、
ある意味近ごろ流行のストーリーとも言える。
今回ラス・ボスとして登場するサノスが、その考えを宇宙規模に拡大し、
宇宙全体の人類(知的生命体)の数を半分にしようと企てる。
それは強者の勝手な理屈でありながらも、あながち間違ってもいないと
観る者に感じさせるところに強力なリアリティが発生していて、
それはファンでなくても、規定された枠を理解(妥協)できるのではないのか?
これは誰にでも楽しめる映画なのではないのか?
と、ズッポシ首まで浸かってしまっている私に、
期待を抱かせてくれるものであった。

アイアンマンをはじめ、キャプテン・アメリカマイティソー、ハルク、
スパイダーマンガーディアンズブラック・パンサーなど、
登場するキャラクターは、
マーベル・シネマティック・ユニバースの10年という歳月の中で、
それぞれに単独作の中で成長を続けてきたものばかりだ。
それらの集合する作品が『アベンジャーズ』なので、
それらを観た方が今作もより楽しめることは間違いない。

なので、このテのアメコミ作品がお好みでない方は、
嫌々でも一応目を通しておいていただいた方が良いとは思うが、
もしかしたら、キャラクターのバックボーンやディテールを知らなくても、
今作は楽しめるのかもしれないと感じたはじめてのマーベル作品であった。

それは、バットマンのことをあまり知らなくても楽しめた
『ダークナイト』や、今までの歴史を知らなくても入り込めた
『スター・ウォーズ』と同じレベルにまで昇華されたことを意味すると思う。

今作はアメコミ作品に違和感をお持ちの方でも、
楽しめるかもしれないはじめての『アベンジャーズ』かもしれません。
(オススメ度:期待値を込めて〜80)
  

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2018.05.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
スノーボード。
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