芽育 Bakebon L
芽育のスケートボード・デッキ
『Bakebon “L"』(バケボンL)を買った。
二台の『Baked hill』につづき三台目の芽育スケートデッキではありますが
「買った」と言っても昨年の秋の話なので
私のフトコロ事情としてはすでに時効が成立しており、
これが明らかな無駄遣いであっても、
こちらで紹介することにまったくの気兼ねがない。
(つまり、つい最近まで気兼ねをしていた)
さておき、
5plyで、長さ:30 inch、幅:6.75 inch。
7plyの『Baked hill』よりも2インチ短くて、2インチ幅が狭いが、
ホイールベースは逆に、トラックの取り付け穴間で1インチほど長い。
そういったあたりも含めBaked hillとどういった乗り味の違いがあるのか
興味津々であります。
今回はデッキだけ購入し、まずはダウンチルデッキに着いている
INDEPENDENTの129にダウンチルウィールのオレンジを移植して乗ってみた。
一番に感じるのはレスポンスの遅さ。
あくまでも2インチ広くてコンケーブされているBaked Hillとの
比較においての話だが、足の大きい私にとって、この幅の狭いデッキは、
デッキの柔らかさと相まって、操作にはそれなりの思い切りと
精細さが求められる。
しかして、そんなコムズカシイ思いとは裏腹に、
このフラットなデッキはスタンスを狭めて前後のトラックの内側に
足を載せて操作したときのデッキの撓り方がとても心地良い。
踏み込みを吸収していることがハッキリと感じられ、
それがトラックを曲げる操作に変換している様子がとても楽しい。
ただ、贅沢を言えば、72kgある私の体重だと、
撓った状態から戻るのに少しの「間」ができてしまうので、
あと10%ほど硬いといいのに。とは思う。
ミディアムの硬さのブッシュも試しましたが、
それだと更に「間」が大きくなるので小さく回せなくなってしまった。
その「間」とも無関係ではないように思うが、
ロングホイールベースは走りが速い。
すぐに加速してしまうので気が気でない。
ビビって小回りさせようとしてウィールが
デッキに当たるまで踏み込んでしまい転んだりもした。
もう少し斜度がの緩いか、もしくは幅の広い坂を
ゆったりクルージングするのに向いているように思う。
そんなこんなも気になっていると、もちろんあれこれと試したくなる。
雪山シーズンの終了した頃になってから
ACEの00と芽育 x SATORIウィールに替えてみた。
この組合せはは購入した『LADE』さんのコンプリートの請け売り。
そちらを見ていたので気になっていた組合わせだ。
INDEPENDENTの129よりもアクスル幅が14mmほど狭く
細い芽育ウィールとの組合わせでウィールはデッキの内側に
更に引っ込むカタチとなる。
乗ってみると、こちらの方が良く曲がる。
相変わらずBaked Hillよりは速いのですが
だいぶ操作しやすくなった。
さすがはショップ推奨セッティングであります。
ブッシュもミディアムを許容するようになり
もう少し粗く扱っても破綻しなくなった。
緩い坂でなくてもなんとか操作できるようになったが、
それでもあと1m道幅が余計に欲しいところ。
つまり私のホームコースとはあまり相性が良くない・・・
そうとは思っても、やっぱり芽育のデッキは味わい深くて手放せない。
手の温もりと自然の意図を汲んだような造作が
私のスケートに対する気分をビッタシと顕してくれている。
もうちょっと気楽に乗れるように精進いたします。
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2018.06.27 | コメント(1) | トラックバック(0) | スノーボード
