パッセンジャー

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ジェニファー・ローレンス
(『世界にひとつのプレイブック』『JOY』)

クリス・プラット
(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』)、
の共演で贈るSF大作『パッセンジャー』であります。

二週続けて宇宙空間を舞台にした作品で恐縮です。
先週紹介させていただいた『ライフ』は、ウスウス駄作であることに気づきながらも、
あえて賭けに出て失敗しましたが、
こちらはロードショウ当時には、逆にセイフティにスルーしていた作品。

人気俳優の二人が主演を務めるということで、
私も注目はしていたのですが、それが逆に客引きパンダ的な
きな臭さを感じてしまったため、結局劇場には足を運ばなかった。
かといって、先行ネットレンタル配信が開始されると知れば、
ビデオレンタルの開始まで待てるような気長な性格ではないので、
セッカチに配信開始と同時の鑑賞であります。

という、あまり期待していなかった作品なのですが、どうしてどうして。
かなり楽しめる作品でありました。
『ライフ』を映画館で観るくらいなら、
『パッセンジャー』こそ映画館に観に行くべき作品でありました。

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結末に、いくつかの秘密や、謎は残すものの、内容はほぼ予告編にあるとおり。
到着まで120年かかる移住先への旅の途中、目的地までまだ90年を残す場所で、
想定外の事故によって、自動航行中の宇宙船に故障が起きる。
それによって乗客の一人、ジムだけが人工冬眠から目ざめてしまう。

何重にも安全を確保したシステムだったため、
船内にこのような想定外に対処するための、
もう一度人工冬眠に入れる機械の用意はない。
そういった不慮の事故に対処出来るはずの乗務員は、
乗客たちの眠る部屋とは別にある、厳重に隔離された場所で冬眠しており、
彼らを起こすこともできない。

それはつまり、残りの人生をこの宇宙船の中で終えるということに他ならない。

そうして孤独に過ごす1年が経過した頃、
一人の女性、オーロラも人工冬眠から目ざめてくる・・・・・

アダムとイブじゃあないけれど、
無人島で男と女が二人きりとなれば、
その先の展開はもう明らかでありましょう。

しかして、そこは理性も知性も備える常識人であります。
いかに選択肢のない状況とはいえ、
急に目の前に現れた男性に簡単に惚れてしまうほど、
モノゴトは安直ではありません。

というわけで、
背後に隠された陰謀やら、謎やらがある、SFサスペンスモノかと思いきや、
SFという舞台設定だからこそ描ける、
人生をかけた壮大な “恋愛ドラマ" でありました。

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そんな恋愛ドラマを彩る、宇宙船内の豪華な施設を巡るのも今作の見所。
乗客は植民地に到着する4ヵ月前に人工冬眠から起こされ、
コロニーに慣れるための準備期間が設けられているため、
船内にはその4ヶ月間を快適に過ごすための設備がとても充実している。

この移住は、いわゆる「移住計画」といった種類のものではなく、
リゾート地に移住するような、大がかりな「移住産業」の一環で、
つまりは未来の一企業が提供するひとつのビジネスモデル。
なので、乗客へのホスピタリティは万全で、
それはあたかも現代のクルーズ船でする豪華な船旅のようなものだ。

和食、中華、フレンチ、イタリアンとなんでもござれの高級レストラン群に、
ラウンジバー、プール、ゲームセンター、スポーツジムなんてのは当たり前で、
ショッピングアーケードを想起させるような、巨大なコンコースや、
宇宙遊泳なんてアトラクションも用意されている。

そんな至れり尽くせりの中で、
イケメンと色女が恋に落ちていく様を描いているのだから、
SFというよりも、むしろそっちの内容なわけだ。
もちろん、宇宙空間でなくとも、
地球にいたって色恋ってやつはスムーズには運ばない。
イケメンの嘘がバレたり、宇宙船の故障が更に悪化したりする騒動が
次々に巻き起こるわけだが、それも含めてSF版『タイタニック』

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『タイタニック』とは違って、もちろん登場人物はほぼこの二人だけなので、
そう考えると、レオ様とケイト嬢以上に、
この二人をキャスティングしたことの意味が良く理解できてくる。

ジェニファー・ローレンス好きの私としては、
相手役にクリス・プラットを配置したことを含めて
彼女の魅力が最大限に活かされるベストの選択がされていると思いました。

そんなわけで、事前情報と内容に、かなりのズレがある作品でありました。
宣伝的には、もっとタイタニックな部分をアピールしたら良かったのに。とも思うが、
公開当時はそっち方面の王道作品『ラ・ラ・ランド』も公開されていたので、
そちらとの直接対決を避けたのだろう。なんとも運がなかったね。

なので、レンタルで是非!!
オススメ度:90

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2017.07.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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