FC2ブログ

180º SOUTH

180south.jpg

「180º SOUTH(ワンエイティ・サウス)」をやっと観た。

“やっと”というのは3/11日発売のモーターサイクル誌
frm33.jpg「frm(フリーライドマガジン)」vol.33で
紹介されているのを読んでからずっと観たかったからだ。

日本語版の発表と同時にBlu-Layをamazonで予約、それが先日届いた。
frmで読んだときにはまだ渋谷で単館上映していたのだが
結局劇場で観ることは叶わず家で観ることに。

180º South Trailer from Flicka Mag on Vimeo.



今から40年も前にSurf & Moutainの楽園を求めて南米パタゴニアを旅した二人の青年
イヴォン・シュイナードとダグ・トンプキンス。
二人は言わずとしれたアウトドアブランド「Patagonia」と「The NORTH FACE」を
それぞれ立ち上げるアウトドアカルチャーのレジェンドだ。
当時の二人の旅はなんと16mmフィルムに納められ
後に続く若者たちへ少なくない影響を与えていくが、その中の一人、ジェフ・ジョンソンは
その二人の足跡を自らの足で辿る旅に出る・・・・

内容的にはそんなドキュメンタリー・フィルムだが
ジェフの行く先々で起こる想定内外のアクシデントとそのリカバリー。
そして、想定外だからこそ出会えた人々、そして
何を置いてもその圧倒的な大自然の描写が、
観る者にその旅の目的や悦びをストレートに伝えてくれる。

ただ単に冒険や、そこまで大げさでなくても旅に対する欲求を満たす目的で観てもらって
充分満足してもらえる作品だと思う。

そして、そんな娯楽作としてのしっかりした土台があるからこそ
この地球に起こっている抜き差しならない「不都合な真実」を
今そこにある危機として、そして観る者自身の問題として
積極的に感じさせることに成功している。

前にも書いたけれど
原発事故後の節電が義務づけられた世界は、豊かすぎた我々に
自分たちを俯瞰して考えるいい機会を生んでくれたとポジティブにそう思う。
この惑星にとって、この星の自然環境、いわんや人間以外の動植物のことを一番に考えれば
人間がこの星からいなくなることが最高のソリューションだ。
もちろんそういった究極的にラジカルな考えと今との間のどこで答えを見つけるかが大切になるのだが
この映画はそういったことを考えさせるとてもいい機会になってくれると思う。

そうして排気ガスをまき散らすオートバイを降りるのもいいだろう。

でも、この夏政府が打ち出した15%の節電と同じように
みんながアクセル開度を15%抑えたらどうだろう?
15%ガソリンの使用料を減らすことに考えを巡らせるのはどうだろう?
タイヤの使用本数を15%減らすためにはどうしたらいいかを考えるのはどうだろう?
オイルを、バッテリーを、ケミカルを・・・
もちろんオートバイは100楽しんで、それ以外を30%抑えるのもいい。
そうだ。善と悪、白と黒、0か100ではないんだ。まずは15でいいんだ。

それができたら次は20にしたらいい。

エコカー減税なんてニンジンに釣られてなんの不具合もないクルマを慌てて買い換えて
もし本気でそれが環境対策になっているなんて信じられるなら
いっそ環境のためにクルマなんぞ降りてしまえ!と
今まで誹謗中傷、毒舌、暴言の類しか吐いて来なかった、こんな自堕落な私をもマジメにさせてしまう。
「180º SOUTH(ワンエイティ・サウス)」とは、そんな映画です。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:最近観た映画 - ジャンル:映画

2011.07.13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR