先日ののF1スペインGPでの心温まるヒトコマ



予選4位からのスタート直後の1コーナーで、
フェルスタッペンと接触して、リタイヤとなってしまった
フェラーリのキミ・ライコネン。

その直後に、フェラーリのスタッフユニフォームに身を包んだ
ライコネンのファンとおぼしき男の子が
泣きじゃくる姿が国際映像に映し出された。

そのあと、フェラーリは主催者、テレビクルーを通じて男の子の座席を確認し、
家族三人ぶんのVIPパスを発行して、男の子の家族をパドックに招待した。
そうしてやって来たフェラーリのホスピタリティブースで待っていたのは、
なんとリタイアしたばかりのキミ・ライコネン!

家族はそのあとも同じフェラーリに乗るベッテルが2位に輝いた
表彰式を間近で観て行った・・・

その一部始終はレース中にも放映され、
世界中のファンから賞賛のメッセージが届いたそうだ。

F1にあまり馴染みのない方だと、
「これくらいのこと」と思われるかもしれない。
でもこれは今まででは考えられないような本当に画期的な出来事で、
私ももう長いことF1中継を観てきたが、こんなの初めて観た。

F1を統括する親会社がアメリカのリバティ・メディアに買収され、
それまでの、ヨーロッパ式で敷居の高かったF1を、
アメリカ的なオープンなエンターテインメントに変革する流れが進んでいる。
前CEOのバーニー・エクレストンは、
ばく大な放映権料の獲得と維持を第一義にしていたため、
無料で映像を垂れ流されてしまうSNSなどの
ネットマーケティングに対しては、否定的な立場をとっていた。
そういったいわゆる著作権維持の観点から、マーチャンタイジングなどにも
多くの規制がチームや、ドライバー、関係者に課されていたという。

なので、スタート前ならまだしも、少なくともレース中は、
1秒たりともレースに関係のない映像が電波に乗ることはなかった。

昨今では、そのばく大な放映権料を払えずに、無料放送をできなくなった国や、
フランスやドイツという、お膝元での開催が、そもそもなくってしまうなど、
F1でもファン離れが深刻化していた。

それによって、各チームの開発費となるはずのスポンサー収入が減少し、
ビッグチームと独立系チームとの格差はさらに拡がって、
結果、レースの醍醐味も失われるという負のスパイラルに陥っていた。

とはいえ、権威的で閉鎖的だったことの良い面ももちろんある。
そうすることで得たばく大な収入を、チームへ還元することで、
大きな技術革新と、世界最高のドライバーを集めることに成功し、
現在の「モータースポーツの最高峰」というステイタスを生むに至ったわけだ。

そのため、こういったアメリカナイズされた、
現在の流れを疑問視するムキもなくはなかったが、
今回のこの心温まる「事件」によって一気にその流れは加速するだろう。

実際、サーキットでのイベントなど、
今まで主催者側からの規制が多かった部分でも、
来場者に「また来たい」と思わせるような仕掛けがかなり増えているらしい。
ネットマーケティングへの規制も緩和され、
動画で得られる情報もかなり増えてきた。

来季からザウバーにホンダ・エンジンが供給されることも決まり、
その契約条項には日本人ドライバーの起用も含まれているらしい。
この良い流れに乗って、
日本でももう一度F1への関心が高まることを期待したいところだ。

2017_0522-59.jpg

話変わって、
2度の年間総合チャンピオンに輝いた、F1のトップドライバーである、
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、
伝統のモナコGPを休場してまで、同日に開催される
アメリカ最大のモータースポーツの祭典『インディ500』に参戦する。

先週行われた予選の結果はなんと5位!
ちなみに予選4位は日本の佐藤琢磨だ!
決勝は、モナコGP終了後となる、日本時間28日、25時19分スタート。
この現役のF1トップドライバーであるアロンソの、
インディ500参戦にも賛否両論あるようだが、
話題性のあることはいいことだと思う。私は素直に応援したい。
  

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テーマ:F1GP 2017 - ジャンル:車・バイク

2017.05.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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近ごろ波乗り。

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