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リーディンググラス つまり老眼鏡を作ってみた。

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花粉症は心の病のような部分が少なくないと、ずっと思っていた。
だから、自分が認めさえしなければ、症状を抑えられると信じて疑わなかったが、
ひと度認めてしまえば、昨今の花粉症薬の優秀さを知ることになり、
一錠飲んでさえしまえば、そのラクさ加減を知り、
「自分はいったい何に抗っていたのだろう?」と、誰もが思い直すことだろう。

老眼鏡も同じだ。

やはり、使い勝手の良さに対する予感以上に、
「これを使いだしたら終わりだ」といった、強迫観念も強く、
何より、「私はジジイです」と世間に宣言しているようなモノなので、
花粉症を認める以上に、そのハードルは高い。

私が汚い格好をして街を歩いていれば、
不快な思いをする人や、何より、私に少ないながらも期待を抱く方々を
失望させることもあるかもしれない。とか、
思ってはみたものの、
私がジジイで困る人がいるのか?と、我に返ってみれば、
そんな人いるわけもなく、同じジジイっぽい症状でも、
鼻毛が覗いている方がよっぽど他人様に失礼だったりする事に気づく。

と、思い直すに至り、いよいよ老眼鏡を作ることにした。

実は、すでに数年前から軽めの遠近両用レンズを使いはじめていた。
それは、手許を見るための老眼向きの近距離レンズが、
レンズ全体の下1/3に設えられたものなのだが、
気づくと、その部分が目の正面に来るように、
眼鏡を持ち上げて書類を見るようになってしまい、
その仕草の方がよっぽどジジくさいと思うに至ったというのが真相だ。

とか、あれこれ言い訳が長くなったが、
使わなくなった手持ちのメガネフレームに、
老眼用のレンズを入れただけなので、金額的にも騒ぐようなことでもない。

なのであるが、実際に使いはじめてみれば、
特に本を読むときの快適さに関しては、もう別格であることは言うまでもない。
おかげで本を読む時間がずいぶんと増えた。
続けて長時間読めるようになったので、一冊読み終わるのが早い速い。
というか、本を読むのが楽しくて仕方がない。

本題からおおよそ逸れるが、
同じ本を、時間が経ってから読み返すと、
最初に読んだときとは違う感想をもつ経験はあったが、
一息に読み切ると、更に違う “読め方” をすることに気づいた。

今までは、空き時間を繋ぎながら、
もしくは3冊くらい同時に読んだりしていたので、
ときには、次に再開するまでに1ヵ月経っていた、なんてザラだった。
だから、そこまでの物語の経過を、思い出しながら読んだりしていたわけだが、
今は、この老眼鏡のおかげもあって、
500ページくらいなら2日くらいで読み終わるようになった。
中にはもちろんすでに読み終わった本を読み返すことも含まれるわけだが、
前回は数ヶ月かかって読み終えた本を、数日で読み終えたりもするわけで、
そうすると、憶えていた内容と少なからず違って感じ取れたり、
前回は気づかなかった示唆に気づけたりする。
もちろん、重ねた年齢のぶんだけ感想が変わることもあるのだが、
それとも違う発見があってちょっとうれしい。

目は良いが、本を読む時間がなかった若い頃と、
目は悪いが、本読む時間ならたっぷりある今とを較べれば、
老眼鏡の効能は考えなくてもすぐにわかる。

小さなプライドなんぞ、すぐにでも放棄して、
老眼鏡を手に入れるべきでありました。
いやはや、まさに人生の視界良好であります。
  

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2017.06.28 | コメント(0) | トラックバック(0) |

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