蓮華温泉BC Day-2【3/19】おまけ:UNION EXPEDITIONのお話

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翌朝6時。
二泊三日のツアーで、この日は五輪山へと向かわれるマッキーさんを
寝ぼけ眼で部屋の窓から見送って、それからゆっくり朝食を摂った。
一泊二日なので、我々は帰るだけだ。
天候も安定していそうだし、慌てる必要はどこにもない。

ひと冬閉ざされていた山小屋を開けたその初日だからなのか、
外にいるよりもロッジの中にいるときの方が、
強いアレルギー症状が出てしまった。
花粉の症状を訴える他のメンバーの方々も同様で、
鼻水とくしゃみ、目の痒みは前日の夕方の時点ですでにMAX。
あくまでも「念のために」持ってきたはずのアレジオンを、
我慢ならずに投入し、その晩はなんとか眠ることができた。
そんなわけで、出発を慌てる必要はなかったはずなのだが、
すぐにでもロッジから外に出たかった。
実際、外に出た途端に症状は治まってしまった・・・
これは別の意味で小屋開けの怖いところかもしれん・・・

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マッキー隊から遅れること90分、
我々を含めて、一泊組はのんびりと7時半頃にロッジを出発。

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蓮華温泉からの復路は乗鞍沢ではなく、
尾根ひとつ隣の振り子沢を登り返す。

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ここ振り子沢も蓮華温泉に向かって滑り降りることができるが、
とてもメロウで、ツーリングスキー向きのクラシックルート。
つまり、スプリットボードでの登り返しにうってつけのルートだ。
ここ振り子沢も、昨年は埋まっていなかったので、には進めなかったのだそうだ。
そうでなければ尾根に上がるしかない。
沢伝いの方が高度を急激に上げることもないので、体力的にはかなりラクだ。

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尾根をひとつ隔てた向こう側に見える、
前日滑り降りた白馬乗鞍岳の北側斜面がだんだん近づいてくる。
最接近すると、昨日我々が残したトラックも、
肉眼でも捉えられるようになってきた。
なかなか誇らしい気分だ。

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ロッジで作ってもらったおにぎり(¥700)。
山で喰らうおにぎりは、どうしてこんなに美味しいのだろうか!
この体験こそ、まさに値段なんてつけられない!Priceless。

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3時間半で天狗原のヘリポートに到着。
ここから先はそれまでの静寂の森とはうって変わって爆風の世界。
これではヘリは飛べないだろう。

さておき、安全を確保するためと思われるが、ヘリポートは天狗原の中でも
かなり奥まった場所に設置されており、高原状の平坦な場所ではあるが、
自然園の正面の下り斜面まで、若干登り返す必要がある。
スキーならまだ漕ぐこともできるだろうが、
スノーボードだと歩くしかないので少々面倒だと思う。

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風だけでなく、流れて来る雲によってガスも濃く立ちこめはじめていて、
本音を言えば白馬乗鞍を登り返して、大斜面を滑り降りたかったが、
強風によるウィンドスラブの形成も危惧され、
この日は白乗の大斜面を前にして泣く泣く撤退・・・

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結局、前回と同じ裏天狗の北側斜面を落とすことにしたが、
ここも大きく雪崩れてデブリの川ができてしまっていた。
樹林近くをなめるように移動し、樹林帯の中を滑ることにした。

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雪はかなり重いが、斜度があるのでボードを走らせることができた。
状況が悪い中でも、なんとか一本をまとめた。

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あちこちでデブリが堆積しており、何より雪も重くて滑り甲斐もないので、
冒険必至の若栗方面へは向かわずに、西鵯へ登り返して栂池に戻ることにした。
この時点で出発から5時間が経過。そこそこヘバってます・・・

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鵯の裏側にも雪崩れている箇所が見える。
そして、ここへきて雪が降り始めた。
季節の変わり目だからと言えばそれまでだが、
今年はわけのわからない天候不順が多い気がする。

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鵯峰の稜線に出たら、あとは林道まで森の中を滑り降りて、
スキー場に戻るだけだ。

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その林道では、昨年雪崩事故のがあったのと同じ箇所で、
林道まで到達する雪崩が発生していた。
ゲレンデのすぐ脇だという先入観も手伝って、少し離れた場所から見上げても、
素人目には雪崩れやすい地形には見えない。
実際に現場を目の当たりにすると、見た印象は何の役にも立たないということが、
頭ではなく身に染みて理解できる。


そうして、14時にはゴンドラ乗り場に帰着し、ツアーは無事終了した。
蓮華温泉BCは、バックカントリーというより、
『ツアースキー』という呼び方の方がしっくりくるような、
滑りよりも、温泉に山小屋泊を含めた旅気分を満喫する
ロングルートが魅力のツアーだと思う。

そんなツアーを楽しませていただいた上に、
この時期に望むべくもない、今季自身最高と言っても良いかもしれない
乗鞍沢のノートラック大斜面も滑れてしまった!
流石は男気ライダーガイドの旭さんだ。
そういったわけで、結果的には登りに滑りに
大満足のBCツアーとなってしまいました。

いやはや今回も大当たりでありました!

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ご一緒させていただいた皆さん、旭さん、ありがとうございました〜〜〜〜!
また是非よろしくお願いいたします!


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ おまけ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

UNION EXPEDITIONのお話

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リズムワークスの旭さんは、
今季すでにUNIONのスプリットボード用バインディング
『EXPEDITION』をテストされているので、
一足お先に現物を見ることができた。
これはあくまでも私の見た目の感想でしかありませんが、
気になった点をいくつか。

ピンを使ったモードチェンジは、バイン本体を円盤状のインターフェース上で
回転させてロック位置に運ぶのですが、その位置がピンを通す穴の位置で、
キッチリ止まってはくれない様子で、本体とインターフェースの穴を貫通させる
位置決めに慣れが必要になるようでした。

それと、その円盤状のインターフェースですが、実物を見ると結構嵩が高く、
従って、ベースの底も厚くなってしまっているように見えたので、
ボードフレックスが活かせても、その感覚は鈍そうに見える。

旭さん曰く「ちょっとバイン自体が動き過ぎに感じることもある」とのことで、
踏み込みの強い人だと、むしろ剛性感が足らなく感じてしまうのかもしれない。
トラビス・ライスも使っているはずなので、これで大丈夫なのか?と
余計なお世話と知りつつも、つい心配になってしまう。

ハイク時に後ろから見ていると、本体裏側のヒールリフターのあたりの空間に
雪が詰まりやすいようで、固まりやすい日本の湿雪だとちょっと問題ありか。

それと、上の画像だと見えづらいですが、
ご覧のように、すでに純正のクランポンも用意されている。
ただ、SPARK R&Dのように、ヒールリフターがクランポンを押さえるように
働かないので、ヒールリフターを使うと、クランポンがブーツの底までの空間で
フリーになってしまい、クランポンの歯が雪面に食い込まなくなる。
旭さんは急登でもヒールリフターを使わないので問題がない
(そもそも旭さんはクランポンをほとんど使わない)が、
私の場合はクランポン使用時こそヒールリフターが要るので、それだと困る。

というわけで、今後、トラビスをはじめ多くのライダーからのフィードバックが
あるはずなので、実際の製品版がここからどうアップデートされるのか楽しみだが、
現状、いくつか気になる点もあったことを報告しておきたい。
  

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2017.03.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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