ヘイトフル・エイト

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タランティーノの最新作『ヘイトフル・エイト』は、
何かの因果か、はたまた陰謀か?
吹雪の「道の駅」に缶詰にされた、8人のワケあり人間たちの、
醜いほどの腹の探りあいを描いた作品。

南北戦争終結から10年後のワイオミング。
生死問わずの賞金首を、死体で運べば面倒もないのに、
なぜか生きたまま護送しようとする賞金稼ぎがそもそもの問題の発端。

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賞金首の女、
その女にかけられた高額な賞金を横取りされないように策略を巡らせる男に、
雪山で立ち往生していた黒人の賞金稼ぎと、
別の場所で立ち往生していた保安官候補を名乗る男、
オーナーは出かけていると言い張る道の駅の代理の店主、
別の駅馬車で先に着いていた絞首刑執行人、
クリスマスに故郷に帰るというカウボーイ、
年老いた南軍の元将軍の8人が、吹雪に閉ざされた道の駅で、
眠れぬ一夜を過ごすことになる。

嘘をついているようにしか見えない人間ばかりの中で、
敵の目的を探りながら、見えない敵をあぶり出そうとあれこれと
謀略を働かせるが、なかなか尻尾を見せない。
敵は一人か、はたまた全員か?逃げることもできない密室の中で、
胃の痛くなるような心理戦が繰り広げられる。

そこに、南北戦争でいがみ合った遺恨や、
行方不明になった息子の消息など、たまたま(?)
居合わせただけだったはずの者同士の、過去が微妙に繋がりはじめ、
謀略と運命が一気に絡まり合い、状況は更に混沌としてしまう・・・・

そんなワケしかないような変人たちを、
『パルプ・フィクション』のサミュエル・L・ジャクソン、
タランティーノ作品の常連ティム・ロスに、
『レザボア・ドッグス』のマイケル・マドセン、
『デス・プルーフ in グラインドハウス』のカート・ラッセル、
『ジャンゴ』のウォルトン・ゴギンズら、
まさにタランティーノ組と言っていい名優たちが、
ひと癖もふた癖もある荒野の変人たちを演じている。

さすがは希代のアイデアマンである、クエンティン・タランティーノ。
今作も、サスペンスと、サイコとスプラッター満載の
“問題作” に仕上がっておりました。

超オススメであります!
  

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2017.03.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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