ドクター・ストレンジ

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こう言うとミもフタもないのですが、上に貼った予告編がこの作品のほぼすべて。
それだけシンプルで、分かりやすいということなのだが、
それだけに、もしこの予告編を観てピンと来たら、絶対に観るべきだ。
「あまり期待していなかったけど、観たら意外に面白かった」
という作品ではないので、
この予告編を観て悩むようだったら、別に観なくてもいいし、
なんならレンタル開始まで待ってもいいと思う。

でも、ピンと来た方には超オススメの一本です!

上から目線の主人公は『アイアンマン』のトニー・スタークのようだし、
修行によって魔術を会得していく様子は『バットマン・ビギンズ』のようだ。
そんな、ある意味イイトコドリの、デキすぎの感さえある、これぞまさに劇画!
かといって、子供じみているわけでもなく、その軽さと重さのバランスが絶妙で、
すでにハリウッドの屋台骨を支える強力な柱とまで成長したアメコミ作品の、
保守本流を真っ直ぐに突っ走る、『ドクター・ストレンジ』こそ、
さらにその中核をなす娯楽作品であります。

漫画は、読み手が虚構と現実のすき間を、
創造力を駆使して埋めてしまうが、実写だとそうはいかない。

コミックを映像化する上で一番重要なのは、
荒唐無稽でありながらも、幻想的だからこそ魅力的な世界観を壊さずに、
いかに現実世界に着地させるのかということ。

中でも「魔法」という、扱い方によってはディズニー的にも、
『ハリー・ポッター』にもなってしまう微妙な世界を描く、
『ドクター・ストレンジ』の場合は尚のことだ。

だからこそ、天才外科医という、そもそも知能指数が高く、
技術的な鍛錬に耐える精神力に加え、
多くの才能に恵まれた者だけが達することのできる世界に生きる生身の人間こそ、
強力な「魔法のマスター」になれるというバックボーンがとても重要だ。

私としては『マイティー・ソー』や『スーパーマン』の方が、
よっぽど存在として荒唐無稽で、おとぎ話じみていると思えたほど、
『ドクター・ストレンジ』の方が、すんなりとその存在を呑み込めました。

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それもすべてはベネディクト・カンバーバッチという
俳優の力業と言っていいのかもしれない。
『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーも
候補に名を連ねたということですが、
『キャプテン・アメリカ』がまさにそうだったように、
ここにただの色男が納まってしまうと、
物語が安っぽくなってしまった可能性は高い。

もう一方ではジョニー・デップとの噂もあったようだが、
アクが強すぎても、観客を煙に巻くようで、
あまり良いことにはならなかっただろうと思う。

やはり、主演の俳優さんって大事なんですね〜〜とか、
まったく関係ないことに感心させられた作品でもありました。
  

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2017.02.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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