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かぐらBC【1/7】

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年越し北海道旅行記を引っぱりすぎたせいで、
フィールドでのレポートが二週間遅れになっております。誠にさーせんっ。
というわけで、今日は遡りまして、成人の日の三連休のお話です。

北海道で雪、山、をたらふく喰ったあとのこの週は、
伊豆あたりの波が良い反応を見せそうだったこともあって、
海に行こうかと思っていた。でも、
こういうときには、大概、裏目の出来事が起こるもので、そんな意に反して、
木曜日あたりから甲信越地方の山沿いでは、多くの降雪があり、しかも、
土曜日はピーカンの晴天になるとの予報が出てしまった。

そろそろ登り用の筋肉にも刺激を与えておかないとならんし、
晴天と新雪が約束されているのならば、
ここはひとつ、バックカントリーに出るしかないだろう。

といったわけで、まずは土曜日、OYくん、テッちゃん、
そしてマッキーさんと4人で、かぐらを登ることにした。

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果たして、この日のかぐらは、予報通りをあっさり通り越して、
日中には雲ひとつない、トンデモナイ快晴に恵まれてしまった。
しかも、かぐらでは珍しく、標高を上げた尾根沿いでも完全無風。
まだボトムの沢は埋まっていないとのことでしたが、
斜面の積雪に関しては十二分の状況で、ラッキーすぎてあとが怖いほど、
まさに大三元並の揃い方だ。

我々を登山口へと誘う、5ロマが動く9時まで、
いつも通りに、まずはピステンを堪能して、
充分に心と身体を温めておくルーティンをこなす。

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平野部には雲がかかっていたが、そこより上に雲は一切ない。
つまり、眼下には美しい雲海が見下ろせる絶景が広がっている。
かぐらで雲海には何度か出くわしているが、
そういう日は決まって、中尾根の中腹より上が晴天で、
滑り降りる先は雲の中、という超フラットアウトで視界ゼロが関の山。
なので、スキー場全体が雲の上に出ているこの日のような状況は、
私の知る限り珍しい。まさにTHE DAY。

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ここまでの視界が確保されれば、迷いようもないというほどに、
遠く三角の頂上までクッキリスッキリと見渡せる絶好のBC日和。

素人バックカントリーにとって、視界の確保はイロハの「イ」だ。
雪崩れを心配するよりずっと以前に、
視界の確保は安全上最も重要なファクターなので、この晴天具合は、
シーズン最初のバックカントリーであることを差し引いても、とても助かるし、
何よりこれ以上に気持ちの良いこともないだろう。山行冥利に尽きる一日だ。

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そんなわけで、足取りも軽やかに、
拍子抜けするくらい呆気なく、中尾根の頂上まで着いてしまった。
「これだとエクササイズにならない」とか、少々生意気なことも頭をかすめるが、
そもそも素人にはどの山行も本番だ。感謝こそしても、文句をいう筋合いはない。

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もちろん中尾根より先へと歩みを進める。
そうするとゲレンデの喧噪も一切届かない、雪山ならではの静寂が訪れる。

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これだよこれ。これこそ冬山に登るバックカントリーの醍醐味ですよ。
かぐらのことを庭だなんて口が裂けても言えないが、
こんなに簡単にこんな静かな場所まで来られるなんて、とても幸福なことだ。

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そうしてハイク開始から2時間足らずで一本目。
画像からではこの斜面の美味しさは伝わらないな。
新潟らしい、乾いていても、ちょっと重い足応えのよく走る雪が、
膝くらいまで積もっていて、踏み込む足の裏側へ伝わる、
微粒子の流動感が堪らない。
返す返すも、あとが怖いくらいのラッキーが転がり込んできている。

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言ったように沢はまだ埋まっていないので、
ボトムまでは滑り込まず、滑った斜面のひとつ南側の尾根を登り返して、
中尾根の南側斜面を目指すことにしたのだが、
登り返しの斜面は斜度も強く、中尾根に戻るのに2時間近くかかった。
まあ、急ぐ旅でもないし、何よりシーズンはじめだ。ゆっくりと行きましょう。

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なんだかんだと、中尾根に戻った時点で、すでに12時半を回っていて、
いかに視界の良い晴天下であっても、これ以上の深追いはやめて、
素直に5ロマ乗り場へ下山コースを採ることにした。
っていうか、正直に言うとヘバっていた。

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中尾根の南斜面は、多くの方が滑ったあとで、
すでに無数のトラックが刻まれていたが、まだ日射の影響も少なく、
一本目の日陰の北側斜面ほどではないが、まあまあのパウダースノー。
ご馳走様でございます。

このあとゲレンデに戻った時点では元気だったのだが、
レストランでビールを引っかけたら、ドッと疲れが出てしまい、
あれよあれよと一気に終了モード。やはり、山登りに使う筋肉は、
滑走とも、もちろんサーフィンで使う筋肉とも、スキーとも違う。

今季はたまたま雪不足で秋の立山ツアーが中止になったのだが、
もし立山に行けていたら、と思うと、このザマではちょっと不安になる。

といったわけで、疲れた身体に乗っかっている脳ミソは、
「さっさと下山して、温泉に浸かれ」と、繰り返し指令を出し続けており、
いっそ素直にその指令に従うことにする。
温泉から上がったら、さっさと宿にチェックインして、
部屋のコタツに潜り込んだら、たちまち寝落ちできる、なんという幸せよ・・・

んで、目覚ましに起こされるまで昼寝ならぬ夕寝してから、
いつもの居酒屋に繰り出し、OYくん、テッちゃんと、
またまた飲み明かした。は〜〜〜〜楽しい。なんてタノシイトリップ。

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しかして、晴天だったこの日は、凍結を防ぐ噴水が出てはおらず、
道路はご覧のようなスケートリンク状態。
居酒屋から宿に戻る200メートル歩くだけで、すっかり酔いが醒めた・・・

翌日も晴天が続くようだ。明日もかぐらを登ろう。
【つづく】

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2017.01.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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オートバイと
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