ジェイソン・ボーン

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ジェレミー・レナー主演、ボーン・トライロジーの脚本を務めた
トニー・ギルロイ監督の『ボーン・レガシー』なんてのもありましたが、
そんな失敗作、すっぱりと水に流して本当の意味での続編が完成した。

マット・デイモンはもちろん、ポール・グリーングラス監督という
このコンビのカムバックをを心待ちにしていたファンの方も多かったことと思う。
すでに観に行くと決められている方は何も迷わずに観に行って欲しいし、
お勧めして何の問題もない、ある意味期待通りの作品となっている。

今回注目すべきはCIAによる、恐怖の監視体制を暴露している部分。
これは近未来の話なのか、もしくはすでにはじまっているのか、
電話、SNSをはじめとしたネットでの傍受、衛星映像、
街の監視カメラのリモート操作など、この映画の描く世の中には
すでにプライバシーなど一切存在していない。

先日紹介した『ボーダーライン』と同様、
悪を倒すためには多少の犠牲もいとわないという正義の皮を被った “悪意” が
今作でも描かれています。

しかして、それ以外は良い意味でも悪い意味でもデジャブか?ってくらいに
起承転結が前作をなぞっている感じがとても強く、
すでに方程式の域に達してしまっているのが気になる。

イーサン・ハントや、ジェームズ・ボンドの見せる、
「空想科学兵器」を操る荒唐無稽なスパイアクションではなく、
拳銃一丁で、知力と体力と技能で対処する、
あくまでも現実と地続きとしてのリアリティを追求した、
ジェイソン・ボーンの冷静で沈着、それでいて大胆なアクションを
また観ることができるのは、心からうれしいことではある。

でも、「新章始動」とまで銘打った続編に、
純粋に期待するほどの新たな展開や、今後に期待させるような謎や伏線はないので、
そういう意味でも繰り返し感が高い点は、予め覚悟しておいて欲しい。

それと、いつものようにIMAX版を観たのですが、
例によってこのシリーズは寄りの画を多用するアクションシーンが多いので、
画面がデカ過ぎて、逆にその全容を見渡すことができなかった・・・
そう言えば、前作までIMAX版はなかったはず。
アクションの描写が異様に速いボーン・シリーズなので、
気がついたら相手が倒されてしまっていたり、
肝心の勝負のアヤがまったく目に入ってこない。
4DMX版なんてもっての外、これは通常版の方が向いているのかもしれません・・・
鑑賞代も安いしね。

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今作から新たに登場した野心的なCIA捜査官、
ヘザー・リーを演じたアリシア・ヴィキャンデルは、

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以前こちらで紹介した『エクス・マキナ』で、
イノセントな女形ロボットを演じたその人。
今作ではそれとは真反対と言っていい、固い意志とブレない決断力を持つ
クールでシャープな女性捜査官を演じていた。

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こんど紹介させていただくが、『リリーのすべて』では、
母性と女性と、両方のサガの間で揺らぐ難しい役どころを演じていた。
一見アン・ハサウェイ的な、カワイコちゃん風の見た目ながら、
芯の通った役者魂のある、とんでもなく役の幅の広い女優さんだ。

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ところで、その『エクス・マキナ』ですが、単館ロードショーでしたので、
観たくても観られなかった方も多かったことと存じます。
そんなみなさんに朗報!
Blu-ray&DVD、11月18日発売です!
もちろん私は予約いたしました!
  

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2016.10.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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