リリーのすべて

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『リリーのすべて』は、
世界初の性別適合手術を受けた女性リリー・エルベの半生を描いた伝記小説
『The Danish Girl』を原作にした実話だ。

ちなみに岩井俊二の『リリィシュシュのすべて』とは何の関係もない。

すでに名声を得ていた有名画家のアイナー・ベルナーは、
いかにして性同一性障害であることに気づくのか。


という微妙な心理描写を見事に演じて魅せたのは、
『博士と彼女のセオリー』のオスカー俳優エディ・レッドメイン。
監督は『博士と〜』に『レ・ミゼラブル』でも
エディとタッグを組んだトム・フーパー。

そんな気心の知れた二人なので、
タブーを含む難しい演出を、ただの好奇の目に晒してしまうことなく、
かといって、単なる病的な出来事に留めずに、
この “事件” を物語として描ききっている。

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でも、私が中でも一番に魅せられたのは、
ベルナーの妻、ゲルタの方だ。

自分の夫が女性になっていくところを、
じっと見つめているだけしかできない妻の悲哀は、
夫が浮気をしていたり、死別してしまうよりも、ずっと残酷だ。

そして、夫が性同一性障害であることに気づく
そのキッカケを自らが作ってしまっていたのならば、
その精神的な苦痛は並々ならぬものであっただろう。

そんな妻の、女性の、悲しいまでに献身的な姿に一番に心を打たれます。

そんなゲルタを演じるのは、
『エクスマキナ』『ジェイソーン・ボーン』と、
最近立て続けに紹介させてもらっているアリシア・ヴィキャンデル。
今作では、儚いながらも、心の底から沸き立つような
強い意志を持つ女性を演じ、その存在感を一層際立たせておりました。

エディ・レッドメインの妖艶な姿が話題を呼んだ今作ですが、
是非、アリシアの方にも注目してご覧いただきたい!
  

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2016.11.11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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