10 クローバーフィールド・レーン

10-cloverfield-lane.jpg



『クローバーフィールド』は、私の大好きな映画のひとつだ。
もちろん、キッカケは連続テレビシリーズの『LOST』に他ならないが、
まさに、J.J.エイブラムス、BAD ROBOT Productionの実力を
世に知らしめた作品でもある。

『クローバーフィールド』の特質すべき点は、
突如として巨大生物に襲われた、ニュー・ヨーク、マンハッタンの
戦慄の状況を、全編、一般市民の家庭用ムービーで撮られた映像で、
出演者も全員が既視感のない無名の役者を揃え、
ドキュメンタリーとしてまとめられている点。

制作費的にも抑えられたものとも思われるが、
人も食べるグロテスクな巨大生物の輪郭が、
手ブレだったり、ピントが外れていたり、画角から外れてしまっていたりと、
撮り手が慌てている様子や、恐怖心までをも映像化するような不鮮明な映像が、
観る者にまで強い恐怖感を伝染させていた。
ものすごいアイデアの塊のような映画だった。



DVDが擦り切れるほど観返した。かなりのお気に入り映画だ。

ちなみに、この題名は、劇中アメリカ国防総省が保管している
コードネーム『クローバーフィールド 事件』の資料映像という設定なのだが、
『クローバーフィールド』とは、BAD ROBOTの所在地の地名なのだそうだ。
題名を決めずに、その地名を仮の題名として撮影・編集作業を進行していて、
秘密主義で知られるJ.J.エイブラムスは、題名からのネタバレを恐れて、
結局そのままの題名で、公開に踏み切ってしまったのだそうだ。

おかげで、邦題には『HAKAISHA』なんて、
子供だましの副題が付けられていて、少々気分が醒める始末。

さておき、上に貼った『10 クローバーフィールド・レーン』の
予告編を観ても分かるとおり、謎めいた演出は完全に前作と地続き。
あくまでも続編ではないとの事前情報はあったが、
そんな大好きな『クローバーフィールド』を名乗る映画なので、
もちろん公開初日に劇場に馳せ参じたわけだが、

はっきりと残念だった・・・・・・・・・

なんじゃこりゃ??????????


ジョン・グッドマンなんて、大物俳優が出演している時点で、
前作とはかなり趣が違うことは想像していたが、
これだったら、同じジョン・グッドマン出演の『バートンフィンク』で充分だ。
ジョン・グッドマンの役どころも似たようなもんだし・・・

『10 クローバーフィールド・レーン』という題名も、
そのまま劇中の舞台の地名、つまり「クローバーヶ原10番地通り」ということ。
こうなると手抜きとしか思えないし、無理矢理感が高すぎる。

駄作というわけではないのだが、こういう凝ったハズし方というか、
このテの斬新さは、前作に惚れて観に来たファンには不必要なんだよな〜
無理してこの題名を使ったりしなければ、
もしかしたら許せたかもしれないのに・・・(いや、それでも憤慨不可避だな)

どうしても劇場で観たいと言うのならば止めないが、
暇つぶし程度に観てみようか、とお考えならば、
今なら『デッド・プール』の方にしておくことをオススメする。
『オオカミ少女と黒王子』でもいいし。

というわけで、これ以上の被害者を出さないためにも、
急ぎ報告しておく。あ〜〜残念だ。あまりに残念だ。
  

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2016.06.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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