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【実写版】進撃の巨人

熊本県を中心とした九州地方大地震により被災された皆さまに
謹んでお悔やみを申し上げます。
一日でも早く安心してお過ごしいただける日が来ますことを
心よりお祈りいたします。


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原作の方は新刊が出れば発売日に買って読むほど好きなのだが、
やはり実写版ともなると二の足を踏む。
いわんや劇場に足を運ぶなんてことはまずあり得ない。
そもそも私はこの映画のターゲットにはされていないという事もあるだろうから
余計なお世話かとも思うが、そんな疎外感を感じる以上に
『GANTZ』のときの残念感の方が先になってしまい、どうしても期待ができない。

そんなわけで、被害を最小限に留めたいので、
本来ならばテレビでの放映を待つべきトコロなのではあるが、
私なりのご祝儀として前後編まとめてビデオを借りて観るわけだ。

しかして、そんな予感は見事に的中してしまい、
ビデオで観るのもかなりの苦痛を伴うものであった。
しかも二本立てなので余計に辛い。早送り必至。

原作とは物語が違うということは事前に聞いてはいたし、
GANTZ同様に原作が完結していない時点で映画化される
そのことの意味を問いたい気持ちはあるが、
それが商業主義というものだ。この際それは置いておこう。

でも、なぜ原作がヒットしているのか?を考えれば
アナザーストーリーでその深みを出そうとする行為自体が
無謀であることもまた確かだ。一筋縄ではいかんでしょう。

・・・・なのに。小手先感がハンパない。
もっとじっくりと脚本を練ってからにすれば良かったのに・・・

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あと、主演の三浦春馬の演技のサイズがえらく小さいのが気になった。
彼の演技プランなのか、こういう演出なのかはわからないが
小劇場で見せられる演劇のように芝居がかっている。
映画なのに劇団四季より演技が小さい。

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逆に原作がコミックであることで、それらしくキャラが立ってる
この3人の演技の方が、このあからさまな空想世界の中では
むしろ自然で安心して観ることができた。
何より水原希子の才能には心底感心させられた。

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それと、実写版の罪として、漫画ベースなら納得できていたことが
リアルなCGで観てしまうと、そのこと自体の無理さ加減が
逆に際立ってしまうということがある。

『21世紀少年』でも、覆面を被った男が新興宗教の教祖として
絶大な人気を誇るなんてこと、やはりどう考えてもあり得ないわけですが
漫画ではそんなことひとつも気にならなかったが、実写版観て目が醒めてしまった。

憤怒して自傷すると巨人化が発動するくだりは原作と同様なのだが、
巨人化したあとに首の付け根に衣服や立体機動の装具を着用したまま
元の人間が存在するという設定は、
実写化されることで、そのあり得なさが際立ってしまっていた。

超人ハルクは服が破れる程度に巨人化するが、
それは人間の分子構造も肥大化するからだと思える。
では、人間の姿はそのままに、鉄筋コンクリートでできた
分厚い壁を撃破するほど強靱な肉体を持つ巨人を構成する強固な有機体は
一体どこから発生してくるのか・・・・・?
何某かの液体を注射されただけでそれが可能になるなんてあまりに馬鹿げてる。
漫画なら気にならなかったのにまた目が醒めてしまった・・・台無しだ。
夢は夢のまま置いておいてくれた方が幸せなことは多い。
3Dプリンター的な発想でも空想科学でも構わないので、
ここに一応の屁理屈でも置いておいて欲しかった。
今後漫画読んでてもこの違和感感じちゃうわ〜ほんと余計なコトしてくれる。

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あと、今回の巨人って
CGじゃなくて着ぐるみ(特殊メイク)でセット撮影なんだね・・・
不気味な裸の巨人が人喰ってるあたりまではパニックものとして及第点だったけど
人から変身する巨人同士が戦う場面はそのまんまウルトラマンの特撮ノリだった。

脚本も、それを実写化する土台となる特撮とCGを駆使して生み出すリアリティも、
全てが中途半端な感じであります。
これだけの大作を慌てて作っちゃあだめだろう・・・
かけたお金ももったいないけど、原作の価値も下げてしまっては元も子もない。
ホントもったいないよなあ〜

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なんて寂しい思いを抱きながらたまたまWOWOWでやっていた
『ビリギャル』を観たら、そんなクサクサした気分が納まった。
こちらも映画館に足を運んでまで観たいとは思わないけど、
ドラマとしてはとても秀逸でした。ちゃんと泣けるし。
有村架純かわいいし。
まだ日本映画界は特撮の域から脱することができないのか・・・



というわけで、樋口真嗣監督の次回作『シン・ゴジラ』もかなり不安だ・・・
こっちを優先して「巨人」の方は手を抜いていたと信じたい。
  

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2016.04.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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