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大人のBC@芳ヶ平【Day-1】

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近ごろほぼ毎週末と言っていいほど私に付き合ってくれているOYくんが、
よく利用しているという水上のガイドクラブ『SKIER'S PLACE』。
機会があればいつか私もスキーヤーズプレイスのツアーに参加したいと思っていた。
そのOYくんと行っていた尾瀬戸倉の帰りの車中でそんな話になって
早速電話で空き状況を確認してもらうと、まだ二人入れるということで
その場でこのツアーの予約を押さえてもらった。

そのツアーが『大人のBC@芳ヶ平(よしがだいら)』。
群馬県の北西部、中之条町と草津町に広がる芳ヶ平にある
『芳ヶ平ヒュッテ』に泊まる一泊二日のBCツアーだ。

とはいえ私。芳ヶ平と言われてもさっぱり知りませんでした。
なんでも「芳ヶ平湿地群」がラムサール条約湿地登録簿とかに掲載されたとかで
世界的にも認知された湿地公園なのだそうです。
しかして、
「志賀〜草津道路」と言われれば、
関東の私世代のオートバイ乗りならピンと来るだろう。
箱根に飽きた多くのライダーが目指したツーリングスポットだ。
つまり、冬期通行止めになっているその志賀草津道路の
南側に拡がる高原のエリアが芳ヶ平。

その芳ヶ平の中央に位置し、歩いて行く以外にアクセス方法のない
芳ヶ平ヒュッテに一泊するツアーだ。
それこそ志賀草津道路を走ったことのある方ならおわかりの通り、
そもそも急峻な斜面の多い場所ではないし、雪の少ない今シーズンならば尚のこと
芳ヶ平へはガツガツと滑るために行くわけではなく、どちらかと言えば
「JAZZの流れる芳ヶ平ヒュッテで供される美味しい食事を食しに行く」
といった風情のツアー。だから「大人のBC」だ。

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ツアー定員6名とスキーヤーズプレイス代表の畑中龍太郎(リュウ)さんと
朝8時に草津に集合。
今回のパーティーには日本在住のハンガリー人の方も2名いらっしゃって
国際色豊か。これまた大人だ。

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9時前に草津国際スキー場の駐車場から芳ヶ平に向けハイク開始。
パトロールに芳ヶ平ヒュッテへの入山を届け出ると
無線でヒュッテの方に出発の報が送られる。
申請なくヒュッテに到着しても追い返されるので悪しからず。
芳ヶ平ヒュッテには草津ロープウェイからもアクセス出来るらしいのですが、
その場合ももちろん入山届を出していないと、
たとえヒュッテに着いても門前払いを喰らう。
火山活動が活発な白根山をいただくエリアなのでオペレーションは厳格だ。

ところで、この日は晴れの予報に反して、行きの関越自動車道から雨で
前橋を過ぎる頃にはみぞれとなった。雪なら良いが雨だったら最悪だ。
雨に祟られた八幡平の嫌な記憶が蘇る・・・
正直、二度と御免だ。

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しかして、草津に近づく頃には雪に変わり
そんな予感は良い方に裏切られてしまった。
とはいえ降っても深いところで10cm程度なので
フカフカパウダーというわけではもちろんないが、
ここのところカチコチかベチャベチャな雪ばかりを滑っていたので
クライミングスキンの良く噛む、そして良く走るとても乾いた雪なら
充分お釣りが来るくらいの状況。まさに恵みの雪だ。

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芳ヶ平ヒュッテまでは基本夏に使われる遊歩道を使う。
行程のほとんどが森の中なので残念ながら景色の画変わりはないけれど
傾斜も緩いのでハイクもかなりラクだ。大人だ。

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そして、3時間ほどで芳ヶ平ヒュッテに到着。
長いこと森の中を歩いて、ふと森を抜けたかと思うとすぐに到着。
つまり平原のほぼ入口に芳ヶ平ヒュッテは位置している。
クルマで入ることはできないので、食材を含めて荷揚げの苦労が容易に想像されるが
それだけに良い意味で俗世間から隔絶されている、まさに大人の空間だ。

ちなみにここ芳ヶ平ヒュッテは予約すればランチにパスタも食べられる。

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ヒュッテに泊まりの荷物をデポして(私の場合は酒だけだが・・・)
志賀の渋峠の方に向かってハイクを開始。

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予報通りのピーカンではなくなったが、
おかげで雪は日射の影響を受けずにほどよく保存されている。
あ〜気持ちイイっ!

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リュウさんは飾らないとても気さくなガイドさんだ。
ゲストの命を預かるガイドという仕事は、ともすると体育会系を通り越して
権威的にもなってしまうが、そういった方面とは一線を画している
ホスピタリティが服着て歩いているようなナイスガイドさんだ。

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2時過ぎ、2時間弱のハイクでポイントに到着。
現在噴火警戒レベル2、火口周辺規制中の草津白根山の湯釜からは、
まるで近くを飛び去る飛行機のようなガスの噴出音が常に鳴り響いている。

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よくツーリングで走ったなあ。ここ。
積雪時に来ることになろうとは思いもよらんかったわ。

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今回の旅のお供はMAGIC38。
何年経っても見飽きないオーラのあるスプリットボードだ。
こういう道具と出会ってしまうと無駄遣いを止められなくなってしまう・・・
逆に言うと自分の道具に抱く直感を信じることの大切さを痛感する。
借金してまで買うことを決めた5年前の自分のことを今改めて褒めてやりたい。

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15:00。
さあ滑りますよ。というタイミングで辺り一面ガスに包まれてしまった・・・
ハイクの時だけ晴れてるなんて、なんて大人な山なのだろう。

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ご多分に漏れずこの日の芳ヶ平の斜面も藪が多く顔を出し
立ちこめるガスで視界も悪いので短めの滑走距離でリグループしながら
40分程度でヒュッテに帰着。お疲れさんでござんした。

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ここ芳ヶ平ヒュッテには3匹のビアデッドコリーがいる。
その他に犬種は聞き忘れたが外国の映画に出てくる山小屋に住むハンターと
一緒にいるような見るからに狩猟犬といった風情の小型犬も一匹いる。

ビアデットコリーはこれでも中型犬なのだそうだが、
立ち上がると身長178cmの私の首に前足が届くほど巨大だ。
そんな毛むくじゃらの巨大生物に飛びつかれることなんてなかなかない。
犬好きにはたまらない体験になるだろう。

夕食までの時間、そんな巨大生物とともにビールで乾杯だ。

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そして6時半に、ランプの下で戴く待望のディナーがはじまる。
高級レストランとはもちろん違う。
でも、半径10km圏内には他に誰もいない場所だからこそ
食べることのできるまさしく “ディナー” 。

そして消灯時間の9時まで語らい、山小屋での一日が終わる。
とても芳醇な時間の流れだ。

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日曜日は5時起きで、文字通りの朝飯前のひと滑りからはじまる。
(つづく)

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テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2016.03.14 | コメント(4) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

コメント

リュウさん

スキーヤーズプレイスさんは私が一番お世話になってるガイドさんです!
基本お一人でガイドされてるのでマイナーな存在かもですが、居心地が良いのでBC始めたときから3年お世話になってます。今年も谷川至仏立山でこれからお世話になる予定です。どれか中止になってしまいそうですが^_^;

2016-03-14 月 11:55:51 | URL | oku #lVjAIwTo [ 編集 ]

Re: リュウさん

okuさん
リュウさん ほんと良いガイドさんですね〜
私もこれからもお世話になりたいと思っております〜

2016-03-14 月 17:07:20 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

毎年GWに渋峠遊びに行ってますが、
これ滑れたら楽しいだろうなーと思ってました。

芳ヶ平ヒュッテ外観はそーでもないけど中は小洒落てますねー
ちょっと行きたくなりました。
大人最高です。

2016-03-17 木 23:22:07 | URL | Toshi #- [ 編集 ]

Toshiさん
やる気があれば横手山から草津側に落とせるんですよ〜〜〜〜
しかも登りナシ!!!!!!
とはいえ、クルマを草津にデポしておいても
志賀に戻るには菅平回って4時間コースですけどね〜〜〜

2016-03-18 金 10:28:41 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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