OUTFLOW dub535

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先日のGENTEMSTICK COLLECTION CAMP
それまで苦手としてきたINDEPENDENT STICK(以下:インディ)に
さらっと乗れるようになっていて、
それはつまり私が上手くなったわけでも何でもなく、
たまたま私にとって乗りやすい方向に修正が加えられたというだけの話なのだが、
それでも何でも嬉しいものはウレシイ。

長いこと苦手としながらもそれでも繰り返しインディに試乗し続けてきたのは
スノーボードの原型と言っていいツインのボードに乗れるようになりたいという
私の根源的な思いに他ならない。

ほとんどスノーボードの基礎を積み上げずに
パウダースノーブームに乗っかってディレクショナルボードへ
ある意味逃げ込んでしまったため、
ツインのボードへの郷愁が、実は強く私の中に残っているわけだ。

なので、“昔取った杵柄” という意味合いでツインのボードに
久しぶりに乗りたいというのとは、少々ワケが違う。
要はパソコンの使い過ぎのおかげでしなければならない漢字書き取りのような
「今さら勉強」的なものだ。

というくらいに来季モデルのインディに感激した私だが
もちろんそのインディは来季モデルなので今季中に所有することはできない・・・
いまヤフオクでインディを見つけたとしても、
それは “私のインディ” ではないわけだ。

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とはいえ、一度火が着くと納まらないのも私という人間だ。
となれば、そもそも私にこのツインブームの火を着けたOUTFLOWへと
興味は一気に向かうワケでございます。
では、どこぞの試乗会にでも出かけて一丁試してみますか・・・・
とかなんとか思っていると、どういったわけか『dub535』が都合良く
しかもお手頃価格で出てきてしまうからヤフオクというやつは恐ろしい。

ツインのボードに慣れるのに精一杯で
『dub535』がどういった乗り味のボードかという話以前の状態でもあるので
以下は参考適度に聞いておいて欲しいが、一応乗ってみた印象も書いておく。

まず手に持ってみた印象では、足許はフレックス強めであることに対して
トップとテールはかなり柔らかく撓る。
これは『Spoonfish Bamboo Topsheet』にも通じる印象。

乗ってみた印象もそれに違わず、ツインに私が一番期待する操作性の高さ、
俊敏性は十二分に達成されていてデコボコとややこしい雪面の状態でも、
すんでの所でそれをかわるほどグルングルンに回せる韋駄天ボード。
今までのインディで苦手に感じていたターンしはじめの
引っかかりのようなものもなくターンは入口から至極スムーズ。

かといって記憶に残るBURTONのような、私にはジブトリック専用に
感じてしまうようなパッツンパッツンな反発力の強い感じではなく
包み込むように衝撃を吸収する高級感のある足応えが味わえる。

試乗レベルではあるが、来季モデルのインディとの比較を述べれば、
あくまでもこの2本のボードが同じことを意図しているという前提であれば
dubの方がインディよりもねちっこく粘る感じ。
もしくはインディの方が張りがあるように思う。

ボードの切り返しやすさやはdub、
スピードに対する安定成分が多いのはインディ。といったところか。

と、ここまで書いてきて改めて気がつくのは、このテのツインのボードは
動きだしのキッカケの作り方にある程度反発力を必要とする乗り物なのかもしれない。
そして私はターンのキッカケをできるだけスムースに行いたいのだと思う。
そこのあたりが私とツインのボードとの相性が悪い部分なのかも知れない。

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dubの見た目で一番特徴的なのは、薄く付けられたロッカーから
突如として思いっきり蹴り上げられた、この前後のキック。
画像は上がdubで下がMAXFORCE。
緩やかなカーブを描いて跳ね上げられているMAXFORCEと較べると
dubのキックの曲がり方がかなり鋭角で
そのあとも直線的に処理されていることが分かるだろう。

この部分で捉えようとしている雪面があからさまに違うことを主張しているが
これならば多少壁の入口が切り立っていてもブルドーザー的に登って行けそうだし、
“ハンドルを取られない” 安心感があるが、残念ながら私の使い方だと
このシェイプの恩恵を使い切れているとは思えない部分でもある。

うっすらパウダーではあったが新雪を滑らせた印象は
MAXFORCEと同様、ディレクショナルボードよりも抵抗感強め
そのぶんコントロールはし易く感じるが速度的には遅く感じる。
この強めに付けられたキックのせいかもしれないが、
印象としてはサイドカーブのあとのテールが抵抗を生んでいるような、
後ろから引っ張られるような印象を受ける。
ツインという大雑把なカテゴリーとしては同類であっても、
前目に抵抗感を感じやすいMAXFORCEの方が深雪には向いていて
やはりdubの主戦場はゲレンデだと感じる部分。
インディにはパウダーで乗ったことがないので分からない。

カービングに関しては同じ斜面で乗り比べていないので、
腐雪でしか乗っていないインディと直接的に比較することできないが、
dubの方が小さいRで回り込む印象が強い。
先日乗ったインディの回転弧の方がいつも乗っているディレクショナルボードに
近い印象で、あくまでもディレクショナルとの比較でしかないが
dubにはそこそこクセのようなものを感じた。
ディレクショナルボードとの併用を考えると
インディの方が乗り換えに違和感がないと思う。

と、まだまだその実力の半分も理解できてはいないとは思うが
少なくともBURTON的なツインの有り様ではなく、
慈しむようなボードとの対話も持ち味として盛り込まれていることが理解できた。

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そんな気分を象徴するような、
このKAYAの染めを模したティントのプリントから透けて見える杢目のデッキは、
私の感じる乗ったときの印象と、見た目に抱く印象にズレがなく、
内包されたストーリーに一貫性を感じられるところが素敵だ。

本来デザインとは作り手と使い手とのコミュニケーション言語であるわけなので
デッキグラフィックの好き嫌いだけでなく、
そのプロダクトに込められたストーリーと見た目が合致している必要がある。
そういった意味でもOUTFLOWのデザインは、
見た瞬間得られる予感ともズレがなかった。

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そんなわけで、ブラックのP-TEX4000のソールは羨ましいが、
紫好きの私としては、この来季モデルのカラーよりも、
圧倒的に今季モデルの方が好みに合っていたこともあり
来季モデルを待つまでもなく出物に飛びついてしまったわけだ。

このdubの見た目に感じ取る好感度の高さは、
残念ながら来季のGENTEMSTICKのラインナップからは
感じる事ができない部分でもある。
いよいよ私と方向性がズレはじめたのか?
もしくは最初から私の誤解でしかなかったのか?
ひょっとするとそういったことへの反動が、私をdubへと導いたのかもしれない。

さておき、盲目的にGETEMSTICKにだけに乗り続けてきた私には珍しく
他ブランドのボードにも乗ってみたわけだが、
OUTFLOWのおもしろさを知ることはもちろん、
逆説的にGENTEMSTICKに対しても再確認と再発見があったことは良かった。
  

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2016.04.05 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

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オートバイと
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