MICHELIN Anakee WILD

anakee3wild.jpg

ミシュランからブロックパターン採用の『ANAKEE WILD』なる
新しいオフロードタイヤが登場するらしい。
現在、ビッグオフローダーと呼ばれるオートバイ用のタイヤで、
特にオフロードに向いているモデルが枯渇しているのでこれは朗報だ。

小排気量モデルとは違い、車重も嵩むし、より高いパワーを発生するため
高速走行などの高荷重に耐える剛性が必要で、
そこに砂利道や泥道でもグリップさせられるトレッドパターンや、
しなやかなサイドウォールの剛性に適切なコンパウンドも併せて求められる。
そのためモトクロスやエンデューロで使われる本格的なオフロードタイヤと
ホイールサイズが違うことと、そちらがチューブタイヤであることに対し、
ビッグオフ用はツーリング性を考慮してチューブレスタイヤであることなど、
開発が一筋縄ではいかない理由は山ほどもある。

BMW R1200GSの世界的な大ヒットにより、
各社同様のビッグ デュアルパーパス モデルを送り込み市場は活況なのであるが、
そのほとんどのユーザーは主に舗装路の上を走っている。
開発が面倒なことに加えて、舗装路から砂漠までその用途は余りに広く、
そのすべてをひとつのタイヤでカバーするなどほとんど無理なお話。なので、
ある程度使用状況に合わせて細分化してラインナップする必要があるわけだが、
バカでかく、しかも高価なオートバイで、わざわざ転びに行くような
悪路に分け入る変態の数などたかが知れていて、
要は採算に合わないため、オフロード寄りのタイヤというのは
タイヤメーカーでの開発の優先度がかなり低くなってしまうわけだ。

以前私もHP2 ENDUROに装着していた『メッツラーKAROO 3』は、
舗装路からダートまでの広いレンジを、逆にこれ一本でカバーしようとした
意欲作であったが、それでも舗装路70%、悪路30%程度といったイメージ。
もちろんそのKAROO3だって、耐摩耗性に加え、高速での快適性など、
高い次元でその相反する要件を満たしていると実感できるものなのであるが、
ひと度でも舗装路10%、悪路90%なんていう変態用タイヤを
履いたことのある方ならついついそこへの郷愁に後ろ髪を引かれることだろう。

anakee3wild_2.jpg

ANAKEE3は私もR1200GSで使っているが、
かなりオンロードに向けて開発されているのは
このトレッドパターンを見ても明らかだ。
これを見たときには、ミシュランは悪路を走破するためのタイヤの開発を
もう諦めてしまったのかと残念な気持ちになったものだが、
このWILDの登場でその真意が読み取れるように思う。

つまり、先述したレンジの広さをラインナップによって
カバーし合う戦略であると考えられ、ANAKEE 3にはない、
ANAKEE WILDのダート性能の高さに否が応でも期待が高まるというものだ。

HP2 Enduro用の18インチリアホイールを入手し、
そこから更にダート走行に特化した変態用タイヤへの選択肢が拡がった私には
今のところANAKEE WILDを使う機会はなさそうだが、
こういったオフロード向けのタイヤの選択肢が拡がる傾向は大歓迎だ。
  

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2015.07.30 | コメント(2) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

コメント

これは面白そうですね。KAROO3よりブロック的です。アナキー3とアナキーワイルドの間にKAROO3なんでしょうか。悩むなぁ。今のタイヤが減るのはまだ先ですが。

2015-08-01 土 08:05:30 | URL | trafuko #GHUn/WsA [ 編集 ]

trafukoさん
KAROO3一本で完結しようとしたメッツラーと
ANAKEE3とWILDの二本で補完しているミシュランの違いを感じますね。
希望的観測を言えば、WILDはぐぐ〜〜っとダート寄りだといいのですが。

2015-08-01 土 19:40:24 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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