TTSS SUPERFISH Outline Core その2



主にピステンバーンだけではあるが、今回SUPERFISHに乗ることができたので、
忘れないうちに第一印象をお届けしておこうと思う。

唐突に言うが、MAGIC38に似ていると思った。
似ていると言うよりもMAGIC38を思い出したと言った方が適切か。
特にターン出口のテールの伸び方、キレ方にMAGICの面影を強く感じました。
「ダブルピンテールだからそりゃそうだ」と思われるかもしれないが、
少なくとも私はBIGFISHやROCKETFISHにMAGICの面影は感じない。

さておき、SUPERFISHとMAGIC38の比較において違っているのは描くターン弧で、
MAGICの礼儀正しい定常旋回弧に対して、
SUPERFISHは描く軌跡にもっと自由度がある。
これはMAGICとTTの比較の時にも書いたような気がするが、
それと同じ種類の違いがあった。
だから、MAGICの方が安心してスピードに乗せやすいし、
ある程度スピードに乗せた方が更にキレを感じられて楽しい。
ただスピードが出すぎてしまうことと、ターン弧はかなり直線的なラインになるため、
ゲレンデがすぐに終わってしまうのが残念と言えば残念。

対してSUPERFISHはその長さを利して緩斜面でも加速感が得られるのだが、
そのトップによって生まれる抵抗感も強く、
その抵抗感を利用してターンのきっかけも作りやすいように感じる。
そして低速域でも高速域でも、ターン後半が同じようなキレ方をする。
加えてサイドカーブのおかげか、いつでもエッジに乗れている感触があるので、
176cmもあるのに結構小回りも効き、そのためラインを選ばない。

でも、SUPERFISHがMAGICと同じラインを描けるかというと描けないわけだ。
MAGICの方がターン入口の感触がピシッと整っていてスパッと鼻先が入っていく。
SUPERFISHはターンの入口で、ちょっとモッサリしている感じだ。

何より驚くべきは、MAGIC38と同じレベルで安定感を語れるボードだという点だ。
私ははじめてのゲンテンにはMAGIC38かFLOATERを薦めるようにしているが
この異様とも言える見た目と違って、それほど乗りやすいボードであった。
デカいバーンで乗る北海道専用機なんて書いたけど、
コッチのゲレンデでも(ゴンドラの般器に持ち込みづらいコトを除けば)
まったく問題なく楽しめるユーティリティ プレーヤーであった。

一点、SUPERFISHの尾びれは折れることがあると聞くので、
間違っても強いオーリーは御法度だ。
なので乗りやすいとはいえ、そこはやはりGENTEMSTICK。
ある程度の付き合い方は強要されるので、決して付き合いやすいわけではない。
何よりはじめてのゲンテンにSUPERFISHをお勧めはしない。

さておき、テールの存在感が生み出す安心感にはMAXFORCEにも通じる部分もあり
SLASHERとはまた違った意味で趣味性と安定感の塩梅の良い
なんというか、私のラインナップのイイトコドリ的なボードとも言えた。



しかして・・・・

波風の立たない、安定した人生が、果たして楽しいのか?と問われれば、
もちろん答はNOだ。

そういう人生のためにMAGIC38にはTTが、
SUPERFISHにはBIGFISHが存在している(と思う)。

サーフィンのロングボードにある程度乗れるようになってくると、
トップが太目で浮力が充分にある7ftあたりで、自由自在の機動力に富む
ミッドレングスのボードがとても気になってくる。
SUPERFISHをロングボードに喩えると、そういう位置にBIGFISHがいる。

確かにSUPERとBIGを較べれば、SUPERの方が乗りやすいということになる。
どっちに乗っても「キレ」という言葉を使うしかないが、
その「キレ」を得やすいのはSUPERFISHだ。
でも、ピンポイントでまさにエッジィに「キレ」る感じを得られれば、
その方がまさに「キレ」という言葉に相応しいとは思わないか?

つまり、SUPERFISHよりも速く、ROCKETFISHでは得られない加速感の中で
きびすを返すようにスパッとつま先から踵へ乗り換えて
減速させずにまた回り込んでいくラインをつなぐ愉しさがBIGFISHの醍醐味だ。
こういった遊びの場合、難しければ難しいほど一日が充実するのが

“(SNOW) BOARDAHOLIC" の本懐だ。
※ 【BOARDAHOLIC】: workaholic(仕事中毒者)に掛けた造語ね

というのがピステンを滑ってみた私の感想。ただこれを書いていて思うのは、
私は乗りやすい方から乗りづらいボードを見て感想を書いているが、
それはサーフィンのロングボードからショートボードを見ているのと同じで、
乗るべき人が乗ったときの感想とは真逆になっているのかもしれないし、
そう考えれば乗りやすいか否かという判断基準自体が無意味とも言える。

つまり、乗りやすいボードが作りたくてSUPERFISHが出来たわけではないだろうから
その存在理由はまた少し別の場所にあることは明らかだ。

今回、10cm程度の積雪ではあったが、新雪の上を滑ってみて、
ピステンで感じた印象とはかなり違う、まさに予感めいたものがあったので、
次はそれこそ北海道で出会えるようなバッフバフの深雪で、
このSUPERFISHに乗ってから、またここで報告させていただこうかと思う。

さておき、SUPERFISHよりも先にBIGFISHに出会えたことは、
私にとって幸運だったと言えるのかもしれない。
そうでなかればきっとBIGFISHに対して苦手意識の方が先行してしまっただろうし
もちろんFLYFISKにも興味を惹かれることはなかっただろう。
これまた人とモノをつなぐ “縁" だと思わされる出来事だ。
  

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2014.12.17 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

コメント

こんにちは。OYと一緒にいた者です。スーパーフィッシュいいですね〜

滑る姿を何度かリフトから拝見しました。今度はゲレンデセッションお願いします〜

2014-12-17 水 12:28:21 | URL | kmd #69Ur9rbI [ 編集 ]

kmdさん
え・・・見てたんですか?
何卒私のヘタレぶりはご内密に・・・
はい!次回は是非ご一緒させてください!よろしくお願いいたします!

2014-12-17 水 13:24:10 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

「確かにSUPERとBIGを較べれば、SUPERの方が乗りやすいということになる。」
気になっている所なのでなるほどなぁ~と読まさせていただきました。
でもまあ結局は自分で乗って見ない事にはと判っていますが・・・
「雪板は2枚まで!」と家訓にあるのでSUPERFISHを導入するにはROCKETかBIGFISHを手放さなければ・・・
いやいやそれもどうか?と(悩)そんな今日この頃です。(笑)

2014-12-19 金 18:02:33 | URL | まるお #- [ 編集 ]

まるおさん
ゲンテンのいいところは、各モデルのポジショニングが細分化されている理由が
外から見てると一見なさそうに見えて、乗るときちんとそれに気づけるってとこなんですよね。
しかもそれが、試乗会レベルでは解らない身銭を切って買って乗ってはじめて解る
という部分が、所有欲を満たしてくれるんですよね〜〜〜〜〜〜

2014-12-19 金 20:39:39 | URL | 埼玉のへそ曲がり #- [ 編集 ]

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