ノア 約束の舟

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『ノア 約束の舟』を観ました。
なにせ世界最高のベストセラーは旧約聖書に他ならないので、
ノアの方舟の話は知らない者がいないってほど有名な物語なわけですが、
それもこれもキリスト教圏の国々でのお話しだ。
政教分離が原則であるこの日本では、教科書で教わるなんて事もない(ハズ)なので
うっすらとは聞いたことがあってもその全容を読んだことのある人は少ないと思う。

私はと言えば、母方がカトリックの家系なので、
少なからずこの物語のことは知ってはいる。
知ってはいるのですが、私の知っている話ともちょっと違っていた。
もちろん、おとぎ話や神話の類なので、諸説諸々おありなのであろう。
そんなわけで、ワタシ的にはその違う部分が一番刺さってしまった。

方舟には様々な動物たちを、それぞれつがいで一種類ずつ乗せ、
その一種類である人間は、もちろんノアの家族ということになる。
確かノアの三人の子どもたちは、それぞれに妻を連れて方舟に乗ったと
記憶していたのですが、今作では妻がいるのは長男だけで、
しかもその長男の妻は不妊に陥っているという極端に反対の設定になっていた。

そもそも創造主が大洪水を起こすのは、
蛇にそそのかされて禁断の果実を食べてしまったアダムとイブの子孫たちの
悪事に染まったその生き方を正す、まさにリセットボタンであったわけだが
その設定とはつまり、人間をすべて根絶やしにするという事に他ならない。

それこそが創造主の御心であると信じ、真っ直ぐにそれを遂行しようとするノアと
自分の子どもたちの幸せを純粋に望むノアの妻ナーマ。

エヴァンゲリオン劇場版(シンの方じゃないよ)の碇シンジは、
最後にアスカと別の個体として存在する道を選んだが、
さて、ノアは最後にどんな選択をするのでしょうか?

まさにこの星を浪費し続け、戦争を繰り返す現代人と、
滅ぼされる運命にあった古代人とを、暗に相似形で描いていることは明らかで、
これは人類への警鐘でもあるわけだ。

noah_4.jpg
noah_2.jpg

それと、私が読んだ子供向けの旧約聖書でもそうだったが、
宝船のような大型の帆船として描かれていた方舟は、
まさに“箱舟"といった、真四角の造形であることがなんとも妙な迫力を生んでいた。
それと、ノアの家族だけでどうやってこれほど巨大な舟を建造できたのか?
という部分への答えも今作の中では描かれている。

noah_3.jpg

例によって下世話な話で恐縮ですが、
ハリーポッターのハーマイオニーを演じたエマ・トンプソンも
すっかり大人の女性にお育ちになられていて、
そこも要注目ポイントだ。
  

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2014.09.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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