ローンサバイバー

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これまた実話モノです。ホント最近多いね実話の映画化。
事実は小説より奇なりとはいうけれど、
小説よりも現実の方が、その想像性において、すでに先に行ってしまっている
ということなのかもしれない。脚本家には受難の時代だね。

何よりその題名が示すとおりに「一人だけ生き残る」という結末ありきの物語なので
尚のこと、ネタバレせずに説明するのが難しいため、これから本作をご覧になる
予定の方は、ここから先は読まずにおいていただいた方がいいかもしれない。


戦場において、それが子供とはいえはっきりと敵とわかる人間、
もしくは、開放すれば間違いなく敵に内通する人間の命を尊重すべきかどうか。
そして、それが完全な隠密作戦中であった場合はどうすべきなのか。

まさにラストシーンで語られるその問いへの解答。
それがつまり「なぜ彼は一人で生き残れたのか」の答えであるわけだが、
タリバンと同じ地域に暮らしながら、遙か昔から永く続く部族の掟として、
その「答」を心に刻む人々がいるという事実に強い衝撃を受けずにいられない。

LONE-SURVIVOR2.jpg

それと、生き残れたもうひとつの理由。
ネイビーシールズの、壮絶としかいいようのない厳しい訓練を共に乗り越えた、
最高の信頼をおけるまさに無二の親友、彼らはそんな仲間を「兄弟」と呼ぶが、
その強い絆と、培われた強靱な肉体と精神力とが最大限に発揮される戦闘シーンは、
「人間はここまで敵愾心を強く抱き、敵を拒絶できるのか」という残忍な一面と、
「人と人とがこんなにも強力に結びつくことができるのか」という、
人間のもつ本当の強さという両極面を見事に描き出している。

戦争にはもちろん反対だが、生死の狭間といった究極的な世界だからこそ育まれる、
そして観る者を納得させるに足る、人間の真の強さを描くには、
戦場以上の場面設定は他にないだろうと思う。
まさにこれこそ究極の人間関係だ。
 

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2014.09.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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